今日は、ピアノの発表会。
もちろん、子供のですけれどね。
今年で3回目かな? 4回目かな?
気がつけば、子供の引いている曲もその楽譜も、それなりに難度が
上がってきています。 難度というと、変かも知れません。
引いてみて、良い曲。 良く聞こえる曲。 とでも言った方が良いかな。
優しい楽譜でも良い曲は、ありましたが、次第に、いろいろな引き方
テンポ、そして、曲の長さも増え、弾く子供にとっては弾きごたえのある
ものになり、聞くほうでは、聞きごたえのある曲になってきて、
親で、聞く側の、私としては、とてもうれしく、楽しいです。
でも、今回の発表会は、ドキドキ物。
事前に、子供の演奏の完成度が低かったからです。
いろいろなところで、つまづいてしまっていまたのです。
最近は、したの娘の相手にも手がかかってきて(うるさいが、かわいい^^)
上の子、ルーク君の方に手が回らない事が多くなってきて、
自分で練習のできるピアノは、自習として任せてしまっていたのです。
すると、やはりまだ、学習の仕方に不備があり(これは当然なんですが)、
なかなか、難しい所を越える事ができずに、ピアノ発表の本番の間近に
なってしまいました。
今までは、本番1週間前には、余裕のある状態になっていたのですが
今回は、こういった上手く弾けない所があるといった状態は初めての
経験。
私の手落ちも大きかったと思っています。 ちゃんとみてあげていなかった
のは、ルークにとってかわいそうだったなって。(本人は、そうも思っていない
みたいです。 演奏が不完全でも、あっけらかん。 不完全な状態で、
本番に臨むっていうこと事態をまだ経験していないからです、きっと)
そして、今回、木曜日から、初めて追い込みの練習を私とルークですることに
なったのです。
ルークは、弾く音は既に知っていて、右手も左手も、それぞれなら、失敗無く
完璧に弾けていました。 両手を合わせての演奏なると、何箇所かの難しい
ところを、弾けずに止まったり、困ったり、混乱したり、イラついたりしていま
した。 これを、乗り越える方法は、手段としては簡単。
「練習」です
これしかない。 いかに、練習できるか。弾き続けられるか。
一人で練習していると、甘えが出て、できなければそのまままた明日、となって
しまっていたので、そうならないように、どうにか私がコーチして、練習を
継続すること。 強制したり、怒ったりでは、本人もつまらなくなるし、ピアノ
本来の楽しさから外れては何にもならないので、励ましたり、練習することでの
効果を少しずつでも、喜べるように、ああだこうだ、おしゃべりしながら
二人でやりました。
そして、今日、本番のピアノの発表会。 ルークの演奏は何とか、聴けるもの
となりました。 特に、1曲目は、もともと好きな曲だったので、本人も、すごく
気持ちを入れて弾けました。 失敗も無しでいけました。
問題の2曲目。 3箇所の失敗で何とかクリアー。 「ふぅ~。」
練習のときも、
「もし上手く弾けないところがあっても、止まらないで曲がつながる様に
頑張ってゆこうね」
って、二人で話していました。
本番では、ちゃんとそうやっていたのでとても私はうれしかったです。
失敗すると、その箇所で、落ち込んでしまったり、混乱してしまったりという
ことも、良く演奏会で見られる光景と思っていたので、そうならないようにと
思って、練習から、その点をちょこちょこ話していました。
失敗箇所は、ありましたが、曲は流れていたので、良かったと私は思いました。
妻は、「やっぱり失敗しちゃったね。今度は頑張ろうね」と
言っていましたが、私は、もう本番の演奏では、すべてが褒めてあげるべきものと
思っているので、失敗の事は全く口にしないで、「よかったよ、よかったよ」って
たくさん褒めるだけでした。 本当に良くやっていたんです。
演奏に関しての、厳しさは、練習のとき。練習のときは、怒らないけれど
指摘は、厳しく言いました。
「ここのところ、もう一度!」
「もっとゆっくり弾いて、両手を完成させなさい!!」
「よし。できたね。じゃ、同じ所を5回 繰り返し弾いてみよう」
「失敗しても、とまっちゃダメ!! ゆっくりでも良いから、演奏を
止めずに続けるようにしなさい!!」
今回は、本番前の数日は、追い込みだったので、二人でちょっと特訓しました。
これも、良い経験かもしれません。
私も、やはり、子供の学習は、どれも、目を通してあげなくちゃいけないなって
思う経験になりました。
一人で勉強。 まだまだ、低学年、小学生ではかわいそうですよね。
張り合いが無いですよね、子供にとって。 大人が見ていて、勉強している事を
しっかりその場で評価して上げなくては。
「ルーク君の エリーゼのために とってもよかったよ」
保育園の時に一緒だった女の子にそう言われて、うれしそうだったルーク。
いま、そんな夢を見ながら眠っているのかな
おつかれさま。
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