インターネットの憂鬱

仮想空間と現実の狭間で

ウェブ制作、3つの鉄則

2012年07月30日 | 雑感

世の中では、ウェブ制作に関して様々な方法論が語られているが、大半は難しい専門用語を駆使した内容で
インターネット初心者や普通の経営者などには理解しづらい場合が多いと思う。

かく言う私も、次から次へとアップデート更新される情報に対して、用語を調べたり解説を見たりと、
皆さんと同じように四苦八苦しながら勉強しているのが実態である。

まあ、そういった情報と、これまでの実体験を鑑みると、ホームページ等のウェブ制作で必要な約束事は
おおよそ以下の3点に集約できると思っている。つまり、これさえ守っていれば、とりあえずのところは
検索エンジンに評価され、まともなサイトとして機能するという約束事だ。


1.まともな言葉と内容
検索で重要な要素となるキーワードとして、また来訪者が納得してくれる文章として、整然とした言葉を
使っているかという事。同じ「ホームページ」を表現するにも、「HP」とか「ウェブサイト」とか、バラバラな言葉を
使っているようではお話にならない。キーワードとして強調したい言葉は何か?とか、その言葉を使った効果的な
文章になっているか?とか、そういう基本的な約束事が守れていないウェブサイトが、以外に多い。

また、コピーライティングというものの本質を理解せずに、発信者の感情や情緒に流された文章も多い。
「誰に、何を、どのように」訴求するのかを整然と、論理的に構築できていない文章は、
検索エンジンにも来訪者にも評価されない。


2.分かりやすい構造とCMS
これは言葉や内容と同じ部分があって、読みやすい、理解しやすい構造や階層をもっているかということだ。
内部リンクがグチャグチャだとか、起承転結のない階層構造とか、違うページで内容が重複しているとか、
要するに不親切な作りは、これまた検索エンジンにも来訪者にも評価されない。

CMS=Content Management Systemは、要するにウェブサイトのコンテンツ(内容)を統合管理し、配信などの必要な処理まで
行ってくれるコンテンツ管理システムだが、そのプログラムの内容によって検索エンジンの評価が変わってくる。
私のような駆け出しウェブマスターや初心者が使うなら、WordPress一択だ。間違いなくSEOで有利に機能する。


3.ソーシャルメディアの活用
言ってみればこれは、これまでの被リンクに代わる評価要素であり、実際にfacebookやTwitter、Google+との連携は
検索エンジンの評価が高い事がはっきりしている。ただし、重要なのは、そこで評価されている、共有されている事なので
短いサイクルで新しい情報コンテンツを供給していかないと、継続的な効果は望めないはずだ。

もちろん,評価され続けて行けば、自然に外部リンクも増えて行く事は言うまでもない。
だから、こういう事につけ込んで「1,000 いいね!を集める」とか、「リツイートを1,000集める」とか
新手のインチキ業者が出現しているというわけだ。


以上、なんてことはない、非常にシンプルな事ばかりだ。
なにしろ、Googleの検索エンジンが、ユーザビリティー(使いやすさ、親切さ)と正当性を重視しているのは明らかだ。

正直なところ、私がウェブサイトを構築する際には、この程度の事しか考えていないし、まだまだこれからという段階である。
しかしながら、これら3つの要素は、ウェウサイト構築の入口にあたる基本的な要素であるのは間違いなく、
ここから高度なスキルや仕掛けを発展させて行くのが、プロのウェブマスターの手腕というものだと考えている。

また、入口を間違えてしまうと、出口にたどり着くために余計な労力やロスが生じるであろうし、
最悪は出口にたどりつく事さえ出来なくなる。過去に作られたウェブサイトには、そういう堂々巡りを繰り返しているものも多い。

そして、シンプルではあるが,これらの継続は実は大変な労力が必要だと感じている。ここが一番の課題だ。
つまり、情報の更新頻度を一定に保つための、実作業やコンテンツの創出を休む事なく続けて行く必要があるからだ。
これこそが、自分の経験から断言できる真理である。


「回し車」を回し続けるハツカネズミの心境でいるのは、私だけではないだろうと思う。




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