スキルアップセンターとまこまい

一般社団法人苫小牧職業訓練センター運営協会の各行事、講習等などのお知らせブログです。

研修生より一般の若者達へ⑥

2019年09月05日 14時26分23秒 | お知らせ

こんにちは

前回に引き続き、研修生から提出してもらった技能実技実習の報告書にある

「体験した職種の内容を一般の若者たちに伝えよう」という報告課題の内容を一部ご紹介致します。

尚、建設業に関わる実習のみのご紹介となります。

研修生の声をそのまま載せていますので、ご覧ください。

 

左官実習(2日間)

○私が今回体験した左官ですが、1つ思ったのが建設業の中で

そこまで体力を使わずに作業できる職種だと思いました。

しいて体力を使う作業と言えばモルタルなどを水と混ぜる時に

クワのような物を使う時に体力を使うかなと私は思いました

。あとは壁に塗る時にパレットのような板に載せてる時に腕がツライ位です。

○建設関係で左官が一番技術が必要な気がします。

もくもくとひたすら作業を最低でも7年は続けないと、

資格をとり”職人”と呼べないそうです。

ぴったり相性が合えば”転職”になる可能性も高い職種だと思います。

○左官は他業種と連携する時は中間工程として仕上げ前の

下地を担当する他、塗り壁によってはそのまま仕上げを

拭く事もあるものの、立場としては骨組みを作る大工に

次いで重要度の高い職種になります。

単独での物作りも、モルタルという汎用性の高い建材の活用に

よって公園のベンチや遊具、庭のオブジェから階段等々、

様々な物品を手掛ける、意外と仕事の幅の広い職種です。

作業の特性からベテランによる手直しがし易く、

「手直しされない」事を目標に初心者でも積極的に作業に

従事させてもらえるそうなので、意外と始めるハードルは高く

なさそうかもしれません。ベテランになるまでの道のりが長そうですが。

○左官の仕事とは、漆喰やモルタルといった素材をコテを使用して

建築物の壁や床を塗り上げるといったものです。

コテで素材を塗るとひと言で言っても簡単ではなく、

自身の培った感覚が物を言う職業だと思います。

また、気温や湿度によっても仕上がりに影響を及ぼすので、

状況に応じた作業を行わなければならず、

多くの経験を積む必要があると思います。

○最初に一級の技能士のDVDを見せられた時とても難しい仕事だな

と感じましたが研修の内容が塗りやすい漆喰で鏝の扱いの基礎を

教わりながらでしたので大変わかりやすかったです。

次のモルタルは重量があり塗りにくい物でしたが塗り方の

コツを教わりながら最後には形になったので

左官の基本を学ぶことが出来て楽しい実習でした。

○今回の実習は正直あまり聞き慣れない「左官」の実習を行いました。

写真で見て壁に漆喰を塗っている作業を見てようやく理解できるぐらいでした。

しかし、実習を通して「左官」は、工事における土台部分にあたり、

この作業が正確で丁寧でなければ仕上げの見栄えに影響する部分でした。

今回の作業は、初めは漆喰を鏝(こて)と呼ばれる作業道具を

使用して練習用の木の壁に塗りましたが…壁に付かず落ちていきました。

漆喰を塗る際の力の加減が上手にできておらず最初は1部にしか

漆喰が残らず苦戦しますが慣れてくると落ちる量が少しずつ減ってきました。

モルタルでも同様で塗った後、できる限り高さと厚さの均一が難しく、

一定面のみ均一に整えることしかできませんでした。

拙い私の文章で「左官」に興味を持っていただきましたら

1度「左官」の仕事を調べてもらえると幸いです。

○私が今回体験した左官実習では、中塗り鏝や木鏝などの道具を

使っての作業が主でした。モルタルを壁に塗る作業では、

壁にモルタルを付ける作業が、こんなにも難しい物だとは思いませんでした。

正直壁に、モルタルを塗ることは、簡単だと思っていましたが、

実際に塗ってみて初めて、その難しさを知ることが、

出来たと同時に職人の技術の凄さを感じました。

一人前の左官職人になるには、長い年月がかかりますが、

技術を身に付けてしまえば、どこでも働ける強みがあると思います。

 

左官実習についての感想の紹介は以上になります。

 

研修の様子も随時掲載していきますので、皆様ご覧ください。

尚、ツイッターでは研修生自身が研修の様子を投稿しています。

 

それでは、このへんで


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