チャイコフスキー ピアノ協奏曲 第1番です。
アリス・沙良・オットさんの壮麗な演奏をお聴き下さい。
彼女の演奏を聴いて何時も思うことですが、これが本当に20歳を少し出たばかりの女性の演奏なのだろうか?、と言うことです。
才能というものは恐ろしい。
誤解を招きやすいことを敢えて言いますが、彼女の演奏は一般受けするというよりも、むしろプロのピアニストが青ざめるような演奏ではないかと感じます。
自分でYouTubeを作ってつくづく感じることは、YouTubeの音質の悪さです。
実際にCDを自分の再生装置で聴くのと比べると、音の情報は、数値的なことは判り難いのですが
1/00とか1/1000くらいの情報しか無いような気がするのです。
小さなファイルサイズですし、当然なのですが自分で聴いてこれなら、と思っても実際にYouTubeにすると愕然とします。
のっけから苦言を呈する様なことを言って甚だ恐縮しておりますが、長所は勿論短所より遥かに多いです。
それは勿論、パソコンや端末だけあれば取り敢えず音楽の再生は誰にでも手軽に出来る、と言うことに尽きると思います。
世界中で刻々とアップロードされており、殆ど無尽蔵と言っても良いほどの音楽情報を24時間、しかも、無料で入手出来ます。
私自身もYouTubeから多くの情報を頂いており利用価値は計り知れぬものを感じています。
ただ、言えることはYouTubeはあくまでも音楽の触りであって全てではない、と言うことです。
此処をご覧になる皆様も、もしアリス・沙良・オットさんに興味をもったら、是非元の音源であるCDなどを求めることを
お勧めしたいと思います。
アリス・沙良・オットさんの迫力、彫りの深い繊細でニュアンス豊かなタッチ、比類のない音楽性、などなど言葉にすることが
難しいのですが、そのようなものを心から味わって頂けたら嬉しいのです。
さて、この曲は1940年代に録音された最盛期のホロヴィッツと義父トスカニーニとの火の出るような共演が歴史的な名盤として、また最高の演奏として未だに圧倒的な評価を得ています。
私も勿論その一人です。
こんな恐ろしい演奏を現在の録音技術で聴いてみたいものです。
また、リヒテルが(1960年代、だったと思う)西側で初めてカラヤンとこの曲をレコーディングした時に二人のテンポ解釈が合わず、カラヤンが『共演はするけど、結果について責任は負えない』
といったような意味のことを言っていたのが印象的でした。
リヒテルの演奏は非常にゆっくりとしたテンポだったのでカラヤンは嫌だったのでしょう。
演奏そのものは、私は嫌いではなかった、という印象でした。
一般的に、この曲の演奏の特徴は先ず、最初の有名な導入部のピアノとオーケストラの掛け合いだと思いますが
多くの場合、ここはある意味両者の対決ムードの感じがあり、そこに聴衆は一気に引きこまれていくのですが・・・
アリス・沙良・オットさんはそのような演奏は初めから拒否しているかのような印象です。
彼女の演奏はもちろん落ち着いたテンポ、堂々たる演奏ですが対決と言うよりむしろ、オーケストラとの調和を考えて演奏しているように感じます。
卓越したピアノ技巧の裏付けがあるので余裕綽々と言った感じです。
彼女のブラームスのコンチェルトを聴いてみたいものです。
チャイコフスキー ピアノ協奏曲 第1番 第1楽章 ピアノ アリス・沙良・オット
導入部の堂々とした入り方、入念で彫りの深いソロ部分、図抜けた音楽性の高さを十分に感じさせてくれますが、
彼女の真の実力が発揮され始めるのは主題提示部あたりからではないかと感じます。
ややもすると初めの部分が終わると眠くなってしまう演奏が多いのですが、彼女の場合はまったくそのようなことは感じさせず、最後までその素晴らしい音楽性の故に引きこまれます。
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チャイコフスキー ピアノ協奏曲 第1番 第2楽章 ピアノ アリス・沙良・オット
ここを支配するのは彼女の並外れた音楽への感受性、解釈です。実にユニークで魅力的です。
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チャイコフスキー ピアノ協奏曲 第1番 第3楽章 ピアノ アリス・沙良・オット
硬軟自在に表現するピアノ技巧、インテンポで力強い演奏です。そしてとにかく美しい。
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アリス・沙良・オットさんの壮麗な演奏をお聴き下さい。
彼女の演奏を聴いて何時も思うことですが、これが本当に20歳を少し出たばかりの女性の演奏なのだろうか?、と言うことです。
才能というものは恐ろしい。
誤解を招きやすいことを敢えて言いますが、彼女の演奏は一般受けするというよりも、むしろプロのピアニストが青ざめるような演奏ではないかと感じます。
自分でYouTubeを作ってつくづく感じることは、YouTubeの音質の悪さです。
実際にCDを自分の再生装置で聴くのと比べると、音の情報は、数値的なことは判り難いのですが
1/00とか1/1000くらいの情報しか無いような気がするのです。
小さなファイルサイズですし、当然なのですが自分で聴いてこれなら、と思っても実際にYouTubeにすると愕然とします。
のっけから苦言を呈する様なことを言って甚だ恐縮しておりますが、長所は勿論短所より遥かに多いです。
それは勿論、パソコンや端末だけあれば取り敢えず音楽の再生は誰にでも手軽に出来る、と言うことに尽きると思います。
世界中で刻々とアップロードされており、殆ど無尽蔵と言っても良いほどの音楽情報を24時間、しかも、無料で入手出来ます。
私自身もYouTubeから多くの情報を頂いており利用価値は計り知れぬものを感じています。
ただ、言えることはYouTubeはあくまでも音楽の触りであって全てではない、と言うことです。
此処をご覧になる皆様も、もしアリス・沙良・オットさんに興味をもったら、是非元の音源であるCDなどを求めることを
お勧めしたいと思います。
アリス・沙良・オットさんの迫力、彫りの深い繊細でニュアンス豊かなタッチ、比類のない音楽性、などなど言葉にすることが
難しいのですが、そのようなものを心から味わって頂けたら嬉しいのです。
さて、この曲は1940年代に録音された最盛期のホロヴィッツと義父トスカニーニとの火の出るような共演が歴史的な名盤として、また最高の演奏として未だに圧倒的な評価を得ています。
私も勿論その一人です。
こんな恐ろしい演奏を現在の録音技術で聴いてみたいものです。
また、リヒテルが(1960年代、だったと思う)西側で初めてカラヤンとこの曲をレコーディングした時に二人のテンポ解釈が合わず、カラヤンが『共演はするけど、結果について責任は負えない』
といったような意味のことを言っていたのが印象的でした。
リヒテルの演奏は非常にゆっくりとしたテンポだったのでカラヤンは嫌だったのでしょう。
演奏そのものは、私は嫌いではなかった、という印象でした。
一般的に、この曲の演奏の特徴は先ず、最初の有名な導入部のピアノとオーケストラの掛け合いだと思いますが
多くの場合、ここはある意味両者の対決ムードの感じがあり、そこに聴衆は一気に引きこまれていくのですが・・・
アリス・沙良・オットさんはそのような演奏は初めから拒否しているかのような印象です。
彼女の演奏はもちろん落ち着いたテンポ、堂々たる演奏ですが対決と言うよりむしろ、オーケストラとの調和を考えて演奏しているように感じます。
卓越したピアノ技巧の裏付けがあるので余裕綽々と言った感じです。
彼女のブラームスのコンチェルトを聴いてみたいものです。
チャイコフスキー ピアノ協奏曲 第1番 第1楽章 ピアノ アリス・沙良・オット
導入部の堂々とした入り方、入念で彫りの深いソロ部分、図抜けた音楽性の高さを十分に感じさせてくれますが、
彼女の真の実力が発揮され始めるのは主題提示部あたりからではないかと感じます。
ややもすると初めの部分が終わると眠くなってしまう演奏が多いのですが、彼女の場合はまったくそのようなことは感じさせず、最後までその素晴らしい音楽性の故に引きこまれます。
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チャイコフスキー ピアノ協奏曲 第1番 第2楽章 ピアノ アリス・沙良・オット
ここを支配するのは彼女の並外れた音楽への感受性、解釈です。実にユニークで魅力的です。
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チャイコフスキー ピアノ協奏曲 第1番 第3楽章 ピアノ アリス・沙良・オット
硬軟自在に表現するピアノ技巧、インテンポで力強い演奏です。そしてとにかく美しい。
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