アリス・沙良・オット ベートーヴェンを弾く

2011年12月29日 13時23分55秒 | 音楽
今年も残り僅かになりました。
今年は震災など、日本は大変な年でした。

皆様、いかがお過ごしでしょうか?

本年は大変お世話になりました。

気が付いたらアクセス数も何時の間にか1万を超えておりました。
アクセス数は初めから全然考えたことも無かったし、こんなブログですから気にもしていませんでしたが
やはり、1万を超えると私なりに感慨もあります。
これも懲りずにアクセスして下さるお方のお陰で、心から御礼を申し上げます。

多分、これが年内最後の更新になると思います。
皆様、良いお年をお迎えください。

そうして、来年が皆様にとって良い年になることを願っております。
皆様のご多幸とご健康をお祈り申し上げます。


 
昨夜作った、アリス・沙良・オットさんの動画を最後に幾つかアップ致します。
皆様もこの稀に見る天才を応援して下さいますようにお願い申し上げます。
今日は私が最も敬愛する、ベートーヴェンです。


 
 
  ”人は自分の道を歩み、そこに足跡を残します。
  その足跡というものは、私が個々の瞬間に感じているものの表現に他なりません。
  これらのソナタの録音は、私にとって重要な音楽上の一歩です。
  たとえ一年後には、まったく違うふうに演奏する可能性があるにしてもです。
  音楽には一つの真実しかありませんが、その真実を形にする方法は無限にあります。
  それは、演奏についても当てはまると、私は考えます。
  演奏は変わっても、その根底にあるものは変わらないのです。” ~アリス・沙良・オット  ライナーノーツより~
 


 

       "エリーゼのために" アリス・沙良・オット 
 
 
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       ベートーヴェン ピアノソナタ 第21番 ヴァルトシュタイン 第1楽章  
 
 
彼女の演奏にはこれ見よがしなもの、恣意的なもの、聴く人に音楽を強いるようなものがありません。
極度に純粋で精神的です。音楽そのものを奏でていると言ってもいいと思います。
音楽が豊かで陰影に満ち、霊感に溢れ、自然です。彼女の音楽への想いは彼女のタッチに如実に顕れています。
結果として彼女の弾く音楽は、豊かな量感と繊細で微妙なニュアンスを巧まずして創り上げているように思います。
私がアリス・沙良・オットさんを天才と言う理由はここにあります。

これはベートーヴェンのみならずリストを聴いて理解できたことの一つです。
彼女が如何に作曲者の心を大切に思っているか、そういうことの現れではないかと考えています。
ベートーヴェンのピアノソナタはピアニスティックに弾いたり(一時期のホロヴィッツとか)、滅茶苦茶速く弾いたり(いくらでもあるが最近ではファジル・サイなど)、
妙に遅く弾いたり(グレン・グールドなど)、また、技巧を誇示するために作られたものではありません。
自然なテンポの設定、シンフォニックな響きで弾くことが一番大事なことではないでしょうか?


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       ベートーヴェン ピアノソナタ 第21番 ヴァルトシュタイン 第2楽章 
 
ヴァルトシュタインは実際には2楽章形式と考えたほうが自然です。
以前は、2楽章と3楽章を分けずに、ここから2楽章となり現在2楽章と称しているこの部分は最終楽章の導入部分としていました。
即ち、Introduzione: Adagio Molto から 次の Rondò で一つの楽章となる訳です。
本当はこの動画も Introduzione: Adagio Molto と Rondò を切れ目なく繋いだものにしたかったのですが、演奏時間が13分ほどになるので仕方なく第2楽章と第3楽章と、分けて作りました。

 


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         ベートーヴェン ピアノソナタ 第21番 ヴァルトシュタイン 第3楽章
 

この演奏は無比と言ってもいいでしょう。
私にはこの演奏に匹敵するものを思い浮かべることが出来ないのです。
重量感豊かで流れるように美しいベートーヴェンです。

ベートーヴェンの晩年のメモに ”心より出づ、願わくば心に入らんことを” と書いたものがあります。
この訳では判り難いので、私なりに考えるこの意味は『私の音楽は私の魂から生まれたものである。出来ればあなたの魂に戻っていくことを願う』 ということではないかと思います。
『心』と『魂』を入替えただけですが、自分にはこのほうがピンと来るのです。

この演奏はまさにベートーヴェンの魂の具現と思います。
 
 



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超絶技巧練習曲集から

2011年12月22日 00時52分46秒 | 音楽
さすらい様

何度も、ご親切にいろいろ教えて戴きましてありがとう御座います。

>R様、勘違いをして変なアリスのURLをアップしてしまい御免なさい m(__)m

これはすぐ理解しましたのでお気にせずに^^

>もうご存知と思いますが下記アドレスでアリス・サラ・オットさんの動画が観れます。
>フル画面にしておくと連続7曲が演奏されます。


アリス・沙良・オットさんの動画は実は全部取り込んでしまっております^^;
私がDVDを求めるのは多くの場合、DVDはライブ演奏なのでそれを観たい、と言う気持ちからです。
スタジオ録音の良さも認めていますが(環境がいいので録音状態が良い、ということが多い)、何と言ってもライヴの熱気は魅力的です。

>今のところRealPlayerで簡単にPCに取り込めますので、DVDを購入したと思ってご覧ください。音質もまぁまぁです。

ご教示ありがとう御座います。
私は FireFox をデフォルトブラウザにしているので動画取り込みはこのブラウザのアドオンを使っています。
Video DownloadHelper と言いますが、GuickTime 形式に簡単に変換できるのでiTunse をメインプレーヤーに使っている私としては大変有難いのです。

RealPlayerも使っています。この取り込みの良いところは早い、ということですね。
そんな感じでいろいろやっております(笑)

ユーチューブはオーディオが圧縮ファイルなので本格的な鑑賞ではやはり粗が目立ちます。
倍音の美しさとか、全体の響きに問題があると思っています。
贅沢を云えばバチが当たりますね・・・・
無料で聴けるだけでも感謝している、と言うのが正直な気持ちです。


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さて、アリス・沙良・オットさんのYouTubeを幾つか作って見ました。
リストの超絶技巧練習曲です。

過去50年、超絶技巧練習曲はどの位聴いてきたのだろう・・・
アリス・沙良・オットのリスト、ベートーヴェンなど殆どの演奏は私の中で再上位にランクされています。

濃厚なロマンチシズム、豊かな詩情、完璧な技巧、スケールも極めて大きくリストをこのように弾いたピアニストはいないでしょう。
こういう演奏こそリストが本当に願っていたものかも知れません。

タッチは全体に深く、精妙です。これは彼女の音楽への想いから自然に身についていったものでしょう。
私は個人的にリストをギラギラとブリリアントに弾く演奏は好みません。それはリストの一面かも知れませんがもっと大事な事はリストは浪漫派の巨人だった、と言うことです。?
リスト →ツェルニー →ベートーヴェン と繋がっていく浪漫派の流れを彼女はとても大事にしているように感じられます。
アリス・沙良・オットさんのベートーヴェンは最上級の演奏で、聴いていると胸が熱くなります。

左手の響きは重厚で素晴らしい迫力、右手はしなやかで奥深いタッチ、真のロマンチシズムとはどういうものかと言うことを教えてくれます。
これはやはりクラシック音楽の中心??地、ドイツで生まれ学び育ち、そのことと彼女の感受性が結びついたものと考えられます。
彼女は12歳にして超絶技巧練習曲集をマスターしていたようですが、脅威の才能です。


敢えていうなら、かつての巨匠、ヴィルヘルム・ケンプの演奏に近いような気もしますが、彼女の方がスケールが大きく、技巧的な面ではケンプを遥かに凌ぐものがあります。
成熟度は無論全盛期のケンプには及びませんが、彼女はこの演奏を弱冠二十歳で行いました。

底知れぬ大器だと思います。


       第4番 ”マゼッパ” 
 
これはご存知のように大変有名で演奏機会の多い曲ですが、本当に良い演奏というのは実は少なく、心に残るものがほとんどありません。
アリス・沙良・オットさんは実に素晴らしい演奏でこの曲は私は彼女以外のものは聴く気持ちになれないのです。
 
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       第11番 ”夕べの調べ” 
 
ロマンチックな演奏です。
クライマックスも圧倒的です。
 
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       第12番 ”雪あらし” 
 
超絶技巧練習曲の中でも最難曲と言われていますが、凄まじい技巧です。
でも、彼女はこの曲をやはり美しく奏でております。
 
 
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ではまた........... 
 


存在の主張

2011年12月20日 01時58分09秒 | インポート

さすらい様、今晩は^^

いつもコメントありがとう御座います。

今回も有益な情報を戴きまして恐縮しております。

ちょっと気になったのですが天木直人氏のブログの全文を掲載していますが問題はないのでしょうか?
著作権のことなんですが・・・
普通はURLでリンクするのがいいと思うのですが。
きっこさんなどは無断転載などは禁止しています。

私の杞憂であればごめんなさい。。。

 天木直人氏のブログ は早速読ませて頂きました。
さすらい様ならお分かりかと思いますが、私はこの方とはかなり違う考え方をしています。
しかし何事も勉強しなくては、と思っております。条約などの考えなども私から見ると訝しく、理解出来ないものもあります。


>この問題は奥が深く、枝葉、末梢のことを論じても解決できません。
>私たちは議論をやめて優れた論客、政治家が現れるのを待ちましょう。



私は一本の雑草に過ぎません。
雑草は議論はしませんが、存在は主張します。
要するにこういう考えをする国民もいる、と言うことを少しでも多くの方に知って頂きたいと願っています。

民の声は『天の声』とも言います。
私は国民が何もせず、ただ、大人しく無口でいることは良いことでは無いと思うのです。
この国を変えるために国民一人一人が何かをすべきであり、誠にささやかながら、ブログは私にとってその手段の一つなのです。

また、いろいろご教示頂ければ有難く思います。

では・・・・
 


韓国と国交断絶せよ

2011年12月19日 15時43分25秒 | インポート
あまり過激なことは書きたくはないが、向こうから喧嘩を売ってきたのだから仕方があるまい。
『振りかかる火の粉は払わずばなるまい』ということである。

         韓国とは国交断絶せよ

韓国の李明博大統領は日本を訪問するやいなや慰安婦問題を最前面に押し出し、「政治的解決」を野田総理に迫ったが勿論日本側としては既に両国で解決済みの問題なのだから
今更70年以上も前のこのようなことを提起されても話し合いなど着くわけもない。日本は法治国家であり、韓国は人治国家だから彼等には理解出来ないのだ。
もともとこの問題は存在しなかった。

日本人朝鮮人に関わらず慰安婦という人達が存在したことは事実であるが、強制連行された、など言うのは捏造であり、
売国新聞戦争犯罪者朝日と売国政治家河野洋平などが朝鮮に迎合して作り上げたでっち上げの虚構である。

朝鮮人の売春婦達は金が欲しくて売春をしただけのことであり、それは普通の民間的な行為であり、国家に賠償を求める筋合いなど有り得ない。
しかもこの問題は昭和40(1965)年の日韓基本条約で両国の請求権問題は『完全かつ最終的に』解決されたと明記されている。
両国ですでに解決したと言っているのに今更ことさら大袈裟にこのようなことを大騒ぎして韓国になにが得られるというのか? 
中国に無数の売春婦を送り続け、歴史的にも有名な売春国家朝鮮の恥と、自国民の不名誉を上塗りするだけのことではないのか?

自分の意思で売春行為を行い、今頃になって恥ずかしくもなく公衆の面前に出てきて『私は慰安婦だったから金をくれ』と騒ぐ。
恥も外聞もない。

日本は戦後この恥知らず国家に最大限の誠意と好意を見せ実行してきた。

全て国民の税金である。

野田総理は一体何を考えているのか。事実だけを李明博に伝えるだけでいいのでは無いかと思う。
日本人は韓国人に好かれる必要はないし(気持ちが悪い)、彼等が我が国に感謝し敬意をはらうことは未来永劫あり得ないだろう。
日本国民の名誉と尊厳の為に言うべきことは断固として言うべきである。


前回の日中韓スワップ協定でもアホの野田は金もないのに6兆円もの枠を朝鮮に与えた。

この時朝鮮の新聞である、朝鮮日報は「ケチな日本が700億ドルもくれた」と嫌味を言った。
日中韓スワップ協定も時期を見て廃棄せよ。

もともと日中韓スワップ協定等というものは韓国が前回デフォルトに陥り、IMFの管理下に置かれたことが余りにも悔しくて次のデフォルトに備えて日本に資金の枠を懇願してきたものである。
日本の外交は無能だから韓国の申し出に唯々諾々として応じてしまった。
こういう時の韓国人達は狡猾にも『慰安婦問題』のことはおくびにも出さない。
彼らは唯唯金が欲しいだけの国であり、卑しい国家、国民である。

そんなことよりも竹島の韓国の実効支配を止めさせることのほうが遥かに国益に叶う重大事である。

外務省はなにをしているのだ。無料飯食らい共が・・・
日本という立派な国をここまで貶めてきたのは官僚と無能政治家である。

信じ難い完勝に終わった日露戦争が『武士の最後の戦争』だった、と言われている。

その後、戦争官僚が幅を利かすようになり結局絶対に勝てないアメリカとの戦争に嵌ってしまった。
幼稚この上ないと言うことだ。官僚の無能さを語って余りある犯罪である。
この不勉強、馬鹿としか思えない。

日露戦争を戦った武士たちは『米国とだけは戦争をしてはならない』と言っていた。
彼等は米国と日本が戦争をしたら必ず負けることを知っていた。
彼等は日本を外国から守るために恐ろしいほど勉強し、戦略を練り、その結果難敵ロシアに勝てた。

日露大海戦を全て仕切った天才参謀の秋山真之は後に回顧している。
『信じられない事ばかり続出し、勝つことが出来た』と。彼は日露大海戦に於いて最高の戦術を用いたが幸運過ぎた、と考えていた節がある。
戦後、秋山真之は余りの幸運続きだたことが逆に彼の精神を苦しめ仏教に帰依し49歳の若さでこの世を去った。
兄の秋山好古はその大功に対して戦後元帥の地位まで推挙されたとされているが、固辞し地方の小さな中学校の教師となって生涯を終えた。
この潔さ。

日露戦争の奇跡的勝利が後に『日本神国』の思想の原点となったと言われている。『日本には神風が吹く』など。
官僚というものが如何に頭が悪いかということを証明している。官僚のこの体質は未だに何ら変化はなく意気地がなく卑劣である。
最後は何時も必ず国民に犠牲を強いるだけの結果に終わるのだ。
現在の国の大借金も結局国民の資産を食いつぶすだけのことに終わるだけである。
役人には借金を返す能力など最初から無い。また、その意思も完全に欠如している。

ま、言い出せばキリがないからこのくらいにしておこう。

初めに書いたように、私が言いたいのは韓国とは国交断絶せよ、ということである。

こんな国とはとてもじゃないが普通に付き合えるものではない。
多少の犠牲はあるだろうが日本の名誉のために辛抱しなくてはならないはずである。

それから、在日朝鮮人は日本語名前が気に入らんとうのだから、即刻朝鮮の名前に改名したらどうか?
お互いにその方が良くはないか?
お互いに自分をはっきりさせようではないか。
日本に文句があるのなら母国に戻るのが賢明な人間というものである。
私なら自分が憎む国には絶対に住まないだろう。

朝鮮人や中国人は外国で自分を日本人である、と詐称することが多いという。
理由は勿論、日本人というだけで相手の態度が180度変わるからだという。
嫌いな国の人間になってうれしいのか?
信じられないというのはこのことである。
 
 


再会 金子由香利さん

2011年12月14日 19時14分21秒 | 音楽
 
      再会  金子由香利 

セリフと、メロディーが微妙に組み合わされていてどこからどこまでがセリフなのか、メロディーなのか、繊細でニュアンス豊かなシャンソンです。
金子由香利さんはこの難しい曲を絶妙な語り口と唄いまわしで他の追随を許さないと思います。
フォトはフランスの誇る大女優、イザベル・アジャーニを使いました。
 
 
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      早春賦  佐藤しのぶ  
 
このビデオはNHKのもので、以前載せたことがあるのですがいつの間にかNHKによって削除されていました。
また、復活していたので再度アップしてみます。売国の検閲マスコミ、NHKのことだからまた即削除するかも知れませんが(笑)

因みにこの映像は 2010/02/01 にアップロードされたものです。
もし、わたしがリンクしたことで削除されたら売国NHKはこのブログを検閲していると考えてもいいのでは無いかと思っています。

今回も削除するのか、見物してみたいと思います。
著作権がどうのこうのと言うことなんでしょうが、昔、ビデオが普及し始めた頃ハリウッド映画界などが猛反対しました。
しかし結局テクノロジーの進化はあまりにも急速で映画は今やビデオ無しでは生きられません。

YouTubeについても同じことが言えるような気がします。
私はYouTubeを観て買ったビデオやCDはかなりの数に上ります。もしYouTubeを見なかったら買うことはなかったでしょう。
結局いい音楽をじっくりと聴きたいと思うのならパソコンの貧弱な音源や再生システムでは無理なんですね。
YouTubeには10分という制限がありますし大きな音楽には不向きなんです。
でも、10分の制約の中で大きな音楽の一部を聴いてこれは欲しいと思うもが沢山ありますから、結局買っていく訳です。
やはり聴きたいもの、見たいものは本格的な装置で再生したいと思うのです。
YouTubeはビデオやCDの売上に大きな貢献をしていると思います。

日本のビデオはNHKなどが狂気のように削除しまくっているようですが、世界の流れに逆行していると思わざるを得ません。
海外のものは殆ど削除されません。こういう勢力が科学やテクノロジーの進化を牽引しているだと思うのです。
 
 
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