Horowitz plays Chopin Mazurka in D major, Op. 33 No. 2
Horowitz - Liszt Deuxieme Annee V; Sonetto 104 del Petrarca
Vladimir Horowitz - Rachmaninoff - Prelude in G major, Op. 32 No. 5
若い頃のホロヴィッツは鋭利な刃物のように冴えきった感覚と詩情を圧倒的な技巧によって表現していましたが
晩年に至ってこのように変化しました。しかしながら本来持っている美しい詩情は『全体のピアノの響きの中で表現する』、
というような感じになり個々の音にはあまりこだわらず穏やかな表現とも聴こえますが奥底に流れる音楽への深い理解は一段と磨きがかかり、俗な言い方が許されるならまさに、神業の世界だろうと思います。
ホロヴィッツが終生追い続けたもの、それはピアノの響き、というものであったのではないかと考えております。
彼の脳にある音楽へのイメージを彼はどの程度伝えているのでしょうか?
それはホロヴィッツ本人のみが知るのでしょう。
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