序奏とロンド・カプリチオーソ 

2011年10月28日 03時18分30秒 | 音楽
 
巨匠とはどういうものか?
今夜はオイストラフシフラをアップしてみました。

オイストラフについては異論の無いところと思いますが、シフラはむしろ、典型的なヴィルトゥオーゾと云うべきでしょうか?
 
 
     サン・サーンス 序奏とロンド・カプリチオーソ ヴァイオリン独奏 ダヴィッド・オイストラフ


</object> 

 
 
      ブラームス/ジョルジ・シフラ編曲 ハンガリー舞曲 第1番 ピアノ独奏 ジョルジ・シフラ

怪物の異名をほしいままにしたシフラですが根底に流れる深い哀感は彼の苦しかった人生から迸るもので、切なく胸を打たれます。
ハンガリー生まれのシフラはジプシーの血を色濃く残しているのでしょうね・・・

</object> 
 
 


ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲

2011年10月23日 23時03分55秒 | 音楽

さすらい様

何時もお越し頂きまして、ありがとう御座います。


>バッハのフーガと聞くと、堀辰雄の「美しい村」を思い出します。
>『チェッコスロヴァキア公使館の別荘の中から誰かがピアノの稽古をしているらしい音が聞こえてきた。私は
>その隣のまだ空いている別荘の庭へ這入りこんで、しばらくそれに耳を傾けていた。バッハのト短調の遁走曲
>らしかった。あの一つの旋律が繰り返されているために三四回ずつひとところを繰り返されているので、一層
>それがたゆたいがちになっている。・・・・・・それを聴いているうちに、私はまるで魔にでも憑かれたよう
>な薄気味悪い笑いを浮かべ出していた。


バッハのフーガと聞いてすぐに「美しい村」を思い浮かべる、その感受性と記憶力に驚きます。
私も読んだはずなのに、全然結びつきませんでした・・・・

>ビッグニュースです。
>11月9日愛知県芸術劇場コンサートホールに『庄司紗矢香』さんが来ます。
>今日押っ取り刀でチケットぴあに飛び込み売り切れ寸前のチケットを手に入れました。
>3階の一番後ろですがぜいたくを言ってはいられません。


おお、これは素晴らしいニュースですね^^
おめでとう御座います。
それにしても庄司紗矢香さんは人気があるんですね~
是非楽しんできて下さい。

>ウラデ;イーミル・アシュケナージ指揮
>   シドニー交響楽団
>   ヴァイオリン 庄司紗矢香
>
>
>曲目
>ベートーヴェン:「プロメテウスの創造物」序曲
>ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 二長調
>ラフマニノフ:交響曲 第2番 ホ短調


やはり、ベートーヴェンのコンチェルトに眼が行きますね。
ラフマニノフの交響曲も好きな曲で、ライブで聴いてみたいものです。

>庄司さんはベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲 ニ長調です。
>なにしろ大ホールですから豆粒にしか見えませんがしっかり聴いてきます。


この曲は私が初めて聴いたのが高校生の頃だったと思いますが、最初の4個のティンパニの音にすぐ惹き込まれました。
大河の流れを思わせる雄大な曲で、ブラームスのそれと並んでヴァイオリン協奏曲の最高峰だと思っています。
メンデルスゾーンやチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲などもポピュラーですが、内容的にこの2曲には及ばないと思います。

>ヴァイオリンは大昔、民音主催の岩本真理さんを聴いたのが初めてです。
>その時は真理さんの正面の一番前の席だったから巨岩の様な真理さんを見上げ続けていたので首が痛くなりま
>した。
>最初と最後のコンサートが最前席と最後部席・・・・この対称には笑っちゃいます。


岩本真理さん、懐かしいです^^;
室内楽のライブで一度だけ聴きました。

いつも素敵な情報を頂きまして本当にありがとう御座いました<(_)>

長いですが、庄司紗矢香さんの演奏をアップ致します。
YouTubeは10分という制限があるので、大きな曲は成る可くアップしないようにしておりますが
SPレコードのことを考えると問題じゃないですよね^^
 
非常に美しく、繊細な叙情性、スケールの大きい演奏で庄司紗矢香さんの才能が存分に発揮されています。
 
 
        Beethoven Violin Concerto  第1楽章 ヴァイオリン 庄司紗矢香   

指揮者ノリントンは素晴らしい音楽家です。鬼才だと思います。
庄司紗矢香さんもこのような超一流の指揮者と共演できて幸せですね。
      
Conductor:Sir Roger Norington
Violinist:Sayaka Shoji (Born in 1983 in Tokyo, She is the youngest winner at the Paganini International Violin Competition, in Genova,Italy, in 1999.)

Orchestra:NHK symphony orchestra
Concert Hall:NHK Hall(Tokyo JAPAN) on Nov. 10th 2006
Cadenzas:Shoji's original
Used to play violin:1715 Stradivarius "Joachim = Aranyi" 

    ※ 出来ればこのような高画質のYouTubeは右下四角ボタンを押してフルスクリーンでご覧になることをお勧めします 


</object> 
 
</object>
 
</object>
 


雑感

2011年10月19日 23時15分56秒 | インポート
先日来、浅田次郎原作の”壬生義士伝”というTV番組を10回に渡って放送したのを録画して一気に視聴した。
浅田次郎の小説はあまり好きではないが、事の成り行きでついつい全部見てしまった。
主演は渡辺謙で、重厚で良い演技であったと思うし、武士というものを見事に演じていたといたと思う。
面構えといい、演技力といい立派な俳優であると思う。

歌舞伎役者は大いに見習って欲しい。
とにかく歌舞伎役者がTVに出てくると何でもぶち壊しになってしまうということに製作者は気が付かないのだろうか?
あの、間延びした顔 (これは苦労知らずで、世間知らず、長い間世襲して放埒な生き方をして来たものから来ていると考えられる)、妙に勿体振った下手糞な演技、いいかげんにして欲しいものである。
我々は歌舞伎を観ているのでは無いのだ。

概ね民放番組らしく、(何でも綺麗事で済まし胡散臭いNHKと違って、とういう意味)仲々冒険心に富んだ作りになっていて好感を持てたが、残念だったのは坂本龍馬の描き方であった。
龍馬役は、名前は忘れたが小柄な人で、この段階で龍馬の印象を台無しにしてしまった。
龍馬は、伝えられる処によると身長6尺余であったというから、今で云えば182cm以上の偉丈夫であった。
最大の理解者だった姉の乙女が身長5尺8寸、体重30貫あったというから大きな体格の血筋だったのかも知れない。
当時の平均的な体型から考えると大体頭一つ、他人に抜きん出ていたことであろう。ところがこのTVでは逆に龍馬は他の役者に比べると頭一つ小さい、という感じであった。
体格の大小が役者の良し悪しになる、ということではない。要は適材適所であって欲しいということである。
小柄な役者にはそれなりに出番もあるはずで、何故このような配役にしたのか、解せない。

また、これは殆どの映画やTV番組に言えることであるが、坂本龍馬の描き方がおかしいと思うのは自分だけであろうか?
龍馬といえば、無意味に喚き散らし、喧騒でホラ吹き、というパターンはもう止めて欲しいと思うのだが・・・
これは、多分司馬遼太郎の影響が大きいように考えられるような気がする。
司馬遼太郎は人を小さく捉えようとする傾向があるので、それが悪い方向にその後の龍馬像になっていったのではないだろうか?

薩長同盟の影の主役とも伝えられる龍馬がそのような人物であったとは到底思えない。
当時の薩長は恐らく戦略的というか、猜疑心の強い擦れっ枯らしの集団だったはずで、もし龍馬が現在メディアを通して伝えられているような人物であったなら
相手にもされなかった、と考えるほうが自然なのではあるまいか?
むしろ、逆で重厚、誠実、腰の座った誰からも信頼を得ることが出来るカリスマのトリガー、と云う感じであったろうと私は考えるのだが。

北辰一刀流の免許皆伝と伝えられているがこれはどうも違うようである。
一刀流ではなく、長刀だったとも言われている。
ただ、龍馬の知人たちの話等を考えると相当な武芸者だったことは間違いのないことと思われる。

私が言いたいことはこのような人物は現在の小説、映画、TV等で表現されているようなものではあるまい、と言うことだ。
坂本龍馬を重厚で寡黙、誠実で説得力があり、その一言は千斤の重みを持つような人物像を描けるような作家やメディアは無いものだろうか?

若い頃、東大病院に知人の見舞いに行った折に晩年の双葉山を見ることができた。
体のどこかが悪くて通院していたのかも知れないが、あの時の驚きは終生忘れることは出来ないものであった。

双葉山は現役時代、身長5尺8寸くらいだったと言われているから今で云えば178cmくらいだったのかも知れないが、私には雲を突くような巨人に見えた。
年齢的には多分60歳くらいだったと思うがそう云うものを超越した威圧感、迫力であった。
引き締まった口元、エラの張ったあご、視線は一点を見つめながら歩いて行く感じで思わず見とれてしまった。
先日も将棋の升田幸三氏に触れたが、本当に何かを鍛え上げた人、或いは歴史にその名前を残すような人というものは余人には有り得ないようなものを持っていて、
それが全体から発散される。
龍馬もそのような人物であったことは間違いあるまい。

後年、小樽駅でプロレスラー、ジャイアント馬場を見たことがあったが、思ったほど大きくはなかった。
既に晩年だった双葉山のような迫力は感ずることは出来なかったのである。
 
人間とは不思議な生き物と思う。
 
 
 
           双葉山の69連勝  

この時代は今とは違って一場所は11日(その後13日、15日になった)、年二場所だったから今の白鵬や、大鵬等の記録と単純に比較するのは無理がある。
双葉山は69連勝するのに3年簡勝ち続けたのである。

”年2場所制であった戦前の大相撲では、大阪や名古屋で「準場所」と呼ばれる場所を開催していた。準場所での成績を含めた場合、1937年6月の大阪関目国技館場所の5日目から、1938年6月に西宮球場で行われた準場所3日目に九州山に敗れるまで、87連勝を記録している。勿論、公式記録ではないものの、双葉山の強さを物語る記録である。”~ウィキペディアより

69連勝…1936年(昭和11年)1月場所7日目~1939年(昭和14年)1月場所3日目。同場所4日目に前頭4枚目安藝ノ海に敗れる。

そのことを念頭に入れて観て頂きたいと思います。


 
</object>
 
 
 
 
      グレン・グールド : Bach Prelude & Fugue No 20 in A minor   

 
 
</object> 
 
 


ジャズ

2011年10月14日 14時37分04秒 | 音楽

耶馬ちゃん様、さすらい様、

いつもお越し頂きまして有り難く御礼を申し上げます。

◆  耶馬ちゃん様

>win5画面アップ誠にありがとう御座います。
>只今拝見致しまして熟読勉強中であります。
>
>取り合えず返信させていただきました。
>


拙いものをアップさせて戴きましてお恥ずかしい次第です。
今更、耶馬ちゃん様が勉強することなど無いとも思いますが私の日記程度にお考えくだされば
と思います。お目汚し、大変失礼いたしました。

 
◆  さすらい様 

いつも、興味深い情報をお送り頂きましてありがとう御座いました。


>マタマタ驚きです。
>私も今使っているシステムコンポはマランツです。もう15年も前のですが (^^ゞ


おお、そうでしたか^^
趣味が一致してくると必ずどこかで共通点が出てくるものですね。
普通に聴く場合はマランツは充分な性能ではないか?と思います。
自分は自作派なので、コンポのことはあまり詳しくないのですが・・・・

>庄司紗矢香さんは本当に魅力的な方ですね。当地に見えたら絶対に聴きに行きます。

全く同感です!
凄い才能ですし、これからが楽しみな人ですね。
私もライブを聴きたくなりました^^;


>私は大型電気店に行くとスピーカーのコーナーに行き150万円ぐらいするスピーカーから流れる曲を30分
>ほどユッタリ椅子に腰かけ聴いています。


私の再生装置は現在なら幾らくらいするのだろう・・・
亡き兄との思い出の詰まったものばかりで金に換算することは出来ませんが。
原価計算だけでも相当なものだとは思いますが、金で思い出を買うことは出来ませんものね。

10年毎くらいでニスを塗り替えますが木も完全に乾燥していい色になってきました。
音は未だにこれを凌ぐものは聴いたことはありません。個人的な好みですけどね。
というか、自分達の求める音を作った訳ですから当然といえば当然なんですが。

ベルリオーズ幻想交響曲に ”どこかで微かに遠雷が聴こえる” と云う場面がありますが
本当にpppで打つティンパニーが遠雷に聴こえるんですよ・・・

>あちこちで聴いていますが不思議なことにほとんどの店舗で流している曲はテナーサックスです。
>今時、大音量で聴かせてくれる場所はここしか有りません。
>サックスの音が腹に沁み渡ります。
>何をかけているのか店員さんに聴いてみたらマイケル・ブレッカーとのことでした。


サックスはムーディーでいいですよね^^
私も好きな楽器です。夜遅くのんびり聴いたりする時は至福ですね。
こういう時間は女声ジャズヴォーカルなんかも聴いたりします。

情報を感謝致します <(_)>早速アップさせて戴きます。

     
         マイケル・ブレッカー「テナーサックス」   Michael Brecker - Say It (1999)  

 
</object>

 
 
>でも私はクラリネットの音が好きなのでピ-ナッツ・ハッコの曲を
>大音量のスピーカーで聴いてみたいと思っています。
>クラリネットと言えばベニー・グッドマンでしょうが
>ベニーグッドマン楽団にいたピーナッツ・ハッコーのほうが好きです。
>
>ビッグバンドのスウィングとクインテッドとの対照的な曲を聴いてみてください。


ありがとう御座いました。スイングジャズは私も好きなんですよ。
時々大音量で聴いたりしています。

 
 

            シングシングシング  Sing, Sing, Sing - Peanuts Hucko 1990  

 映画”スウィングガールズ”を思い出しますね^^
 上野樹里ちゃんはこの映画がデビューだったんでしょうか?
 
</object>
 
 
            メモリー・オブ・ユー     Memories of You - Peanuts Hucko 1990  

 ビッグバンドもいいですが、こういう小編成も味わいがあっていいものですね、。
 クラシックで言えば室内楽ですね。
 
 
</object>
 
 
 私からも1曲。 
 
       What are you doing the rest of your life - Bobbi Jean Wilson


</object>
 
いろいろありがとう御座いました。またよろしくお願い致します。


Win5結果

2011年10月11日 01時06分25秒 | インポート
ちょこ様

コメント、ありがとう御座います。

>今週のWIN5的中 お見事です

お言葉、ありがとう御座いました。

今日は運が良かったです。
Win5の良いところは、期待値を無視してもいいということではないか?と思っています。
とにかく当たれば大きいので回収率は跳ね上がるのではないでしょうか?
逆に期待値を考えて予想したら恐らく私は当たらないでしょうね^^;

問題は、予想した時点での単勝情報が最終レースまでに時間があるのでオッズの変動がかなりあるということです。
このせいで2回は取り逃がしています。
まぁ、これは諦めるしかないですね・・・・
 
>私の方はぼちぼちとやっています
>焦らずこのままで良いのかと思って
>やって行きたいと思っています


ちょこ様はとにかく、日別黒字率100%ですからこれ以上望むものは無いのでは?
堅実で見事な成績、心底から感服しています^^
私もPCが1台遊んでいるので、時期をみて始めるつもりです。
その時はまたご指導お願い申し上げます <(_)>

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


今日の1曲は庄司紗矢香さんです。

本当に素晴らしい才能で稀に見る大器だと思います。
大曲中の大曲、ブラームスのヴァイオリンコンチェルトに挑んでいますが、臆することもなくインテンポで力強く、情熱溢れる迫真の演奏です。
 
 

         ブラームス ヴァイオリンコンチェルト 第三楽章   ヴァイオリン独奏 庄司紗矢香 
 
 
 
</object>