天と地の狭間で

2007年4月3日をもって、引っ越しを行いました。

決闘、ということ。

2005-09-17 | 静流
決闘。
決する闘いと書くこの行為は、数ある闘争の中で私があまり嫌いでは無い物の一つです。
相手を討ち滅ぼす事や、相手から奪う事を目的とするのでは無く、闘いの過程から何かを感じ取り、己の意志を決定する為の物であるから、でしょうか。

選択し、決定するという事は勇気を必要とする行為です。
何も選ばず、何も決めず、ただ曖昧に角を立てず周囲に合わせ無難に取り繕って生きる事の方が、遙かに容易く心地良く……安穏な日々を得る事が出来るのかも知れません。
勇気とは、自己保存を最優先とする生命としての本質からは逸脱する概念ですから、これを持たぬ方を私は決して責めたりは致しません。生命体としては、正しいのでしょうから。
しかし、私は勇気を持って生きたいと、持ったままに死にたいと願います。
状況に妥協せず、己を誇り胸を張って生きる為には、痛くても苦しくても辛くても、選択し決定する必要がある時も存在します。そのような時に、状況に対して背を向ける事は格好悪い生き方だと思うのです。無論あくまでも、私の美意識ですけれど。

……そんな事を考えながら、今日は決闘に備えて数種類の品々を、懇意にさせて頂いているシンジケートに発注致しました。
お陰で相場よりもかなり安く手に入れる事が出来そうなのですが、それでも預金の三分の一が消えてしまいます。学業を疎かにせずにお仕事を頑張りつつ、節約もしなくてはいけないのですけれど……これもまた、難しい闘争かも知れません。