スタンフォードでITの話題には事欠かない。理由は簡単。多くの企業がここから始まり、またはここと関係を持ち続けているからだ。卒業生がキャンパス外れのガレージで始めた"Hewlett Packard"はパソコン売上世界一を誇る企業に成長、キャンパス近くに居を構えたスティーブ・ジョブズはかつて、大学敷地内にあるゼロックス研究所で"user friendly"なインターフェイスを持つ"Mac"のヒントを得た。ここの院生たちが始めた検索エンジンは今では"Yahoo"、"Google"として認知され、(Googleのアドレスはもともと"google.stanford.edu")、ライバルの"Facebook"もキャンパス内に本社を置く。
今日の「昼時の倫理学」は、IT技術を社会に役立てるお話。そのための様々な学際的な取組が授業になる。コンピューター・サイエンス・ラボではIT技術でアフリカの貧困問題に取り組む。ウィノグラッド教授は様々な学部の学生で研究チームを作り、ITを使って、ケニヤの貧しい人々の健康と生活を改善するための手段を検討させてきた。合わせて倫理面から、良かれと思って進めた努力が、現地に解決できない問題をもたらす可能性についても考えさせている。驚いたのは、パソコンが普及していないケニアでも携帯の普及は5割に迫り、8割が携帯にアクセスできるそうだ。貧困があってもコミュニケーションは衣食住に匹敵する。とはいっても「スマートフォン」ではなく、通話とテキストが打てるだけのもので、生活に応じたニーズがあるのだ。
12月2日@Classics Building
今日の「昼時の倫理学」は、IT技術を社会に役立てるお話。そのための様々な学際的な取組が授業になる。コンピューター・サイエンス・ラボではIT技術でアフリカの貧困問題に取り組む。ウィノグラッド教授は様々な学部の学生で研究チームを作り、ITを使って、ケニヤの貧しい人々の健康と生活を改善するための手段を検討させてきた。合わせて倫理面から、良かれと思って進めた努力が、現地に解決できない問題をもたらす可能性についても考えさせている。驚いたのは、パソコンが普及していないケニアでも携帯の普及は5割に迫り、8割が携帯にアクセスできるそうだ。貧困があってもコミュニケーションは衣食住に匹敵する。とはいっても「スマートフォン」ではなく、通話とテキストが打てるだけのもので、生活に応じたニーズがあるのだ。
12月2日@Classics Building