百科事典として224年の歴史を持つブリタニカ・エンサイクロペディア(Britannica Encyclopedia)が2010年版を最後にペーパー・エディションとしての発行を中止すると発表。ニューヨークタイムズが伝えた。http://tinyurl.com/6r96pbu
最近では電子版を使うことが多かったが、内容の大きな項目などをスクロールせずにいっきに読めるため、必要に応じて図書館に足を運んでいた。時代の趨勢とはいえ、図書館に入ってすぐにずしりと構えていたリファレンスが一つまた一つと消えていくのをみるのは寂しいものだ。音楽がレコードという媒体で売られていた時代には、ジャケ買いと呼ばれる文化があり、ツェッペリンやピンク・フロイドのアートワークで知られたヒプノシスのような芸術集団がいた。画像はピンク・フロイドの"A Momentary Lapse of Reason"、タイトルが、ジャケ買いした自分に対する皮肉のように聞こえておもしろかった。30インチのレコードが収まるジャケットがiPodに表示されるアイコンに取って代わられたように、装丁文化も衰退していくだろう。そうなるとリファレンスの重厚な装丁がその風格に一役買っていた図書館の趣もこれから変わっていくに違いない。
デスクトップ用の大きなスクリーンならともかく、iPadやKindleの小さなディスプレー上で、指先を使ってスクロールしながらこれから読むことになると思うと何とも心許ないと思うのは僕だけだろうか。
最近では電子版を使うことが多かったが、内容の大きな項目などをスクロールせずにいっきに読めるため、必要に応じて図書館に足を運んでいた。時代の趨勢とはいえ、図書館に入ってすぐにずしりと構えていたリファレンスが一つまた一つと消えていくのをみるのは寂しいものだ。音楽がレコードという媒体で売られていた時代には、ジャケ買いと呼ばれる文化があり、ツェッペリンやピンク・フロイドのアートワークで知られたヒプノシスのような芸術集団がいた。画像はピンク・フロイドの"A Momentary Lapse of Reason"、タイトルが、ジャケ買いした自分に対する皮肉のように聞こえておもしろかった。30インチのレコードが収まるジャケットがiPodに表示されるアイコンに取って代わられたように、装丁文化も衰退していくだろう。そうなるとリファレンスの重厚な装丁がその風格に一役買っていた図書館の趣もこれから変わっていくに違いない。
デスクトップ用の大きなスクリーンならともかく、iPadやKindleの小さなディスプレー上で、指先を使ってスクロールしながらこれから読むことになると思うと何とも心許ないと思うのは僕だけだろうか。