先行的腎移植をしたみっこ師匠のブログ

ドナーとして息子に腎臓を提供し2017年に生体腎移植をしたみっこ師匠の体験記と息子達との生活を綴っています。

野良猫ジローの話(1)

2019年11月26日 | 日記
いつの頃からだったでしょう。
1匹の野良猫が、
わが家に来るようになったのは。

リビングの前のぬれ縁にチョンと
乗ってきて座っているのです。

日中お留守番をしているとらは
嬉しいようで、
窓越しに2匹でいる姿は
なんとも微笑ましいものでした。

とらがご飯を食べているのを
黙って見ていたその猫ちゃんに、
ご飯をあげました。

とらよりずっと小さい体の
やせた猫ちゃんは後ろを気にしながら
凄い勢いでご飯を食べました。

常に周りを気にする様子に
これが外で生きるという事なんだと
その小さな姿を見て思いました。

最初の頃はいつの間にか
スーっといなくなったのに
しばらくすると、
ぬれ縁で伸びをしながら
昼寝をするようになりました。

いつの間にか息子が
「ジロー」と名前を付けて
「今日ジロー来た?」という会話が
我が家で多くなっていったのです。

出勤する時ジローに
足をスリスリされるユウキが
「これジローにあげて!」と
銀のスプーンのカリカリを買ってきました。

「あらあら、とらのご飯も買ってきた事ないのに」
と笑いましたが。

その日からジローが来るぬれ縁に
ジローのお皿を置きました。

チュールは1本を
とらとジローで半分ずつ。


窓を開けても中に入ろうとはせずに待っているジローちゃん

けなげで愛しい。

どうする?これからどうするの!師匠!
つづきます。