『 うさぎの言霊 』 Rabbit's Kotodama 

宇宙の謎、神と悪魔と人とは?

《 第三章 》 〈 第三話 〉 策 略

2019年02月05日 10時21分59秒 | 小説

     《 推奨 BGM 》

       イエス ロンリーハート
         YES - Owner of a Lonely Heart




   さて、怪しい策略を廻らす邪神軍の動きですが ・・・

  悪魔将軍ドルンの邪龍は、
  アメリカはミシガン湖の湖畔に巨体を横たわらせています。



 三十郎様とチカチュウ様と私は、
 邪龍に取り込まれたスパイの人間の見聞きした映像を、
 叡智晶という万能装置で見ることができます。 

まるでモニター画像のようでもあります。
これからお届けする内容は、全て叡智晶を通してのものです。



  ここで奴等が出撃する前に、八機の邪龍の姿がどのような物か、
  表現しにくいですが解説致しましょう。

 全ての邪龍の全長は、優に3000mを超えています。
 体重は富士山に匹敵。

邪龍の一細胞は人間と動物の肉体と魂であります。

そして悪魔の錬金術師の異名を持つ、
ドルン配下の科学者 ドクター・ヘルメットのチームが開発した

「 邪霊力エンジン 」 は、

各機の邪龍に設置されています。
設置場所は各邪龍の心臓付近になります。

更に、ドクター・ヘルメットは各機の邪龍の司令室の設計もしております。

ただ、それぞれの悪魔将軍の意向が汲まれており、
そのおぞましいインテリアは見る者を悪夢の世界へと誘うでしょう。

  やれやれ ・・・

「邪霊力エンジン」 が設置された心臓部は機関室と呼ばれ、
人間と動物を拷問し、
激痛から発生した悪想念というネガティブ・エネルギーを、
更に増幅、循環させる恐るべきインフラ設備なのです。

 ネガティブ・エネルギーは、
 様々な化学変化をさせ、邪気の炎塊とも言える、
 「邪魔龍幻死砲」 を発射させることもできます。

恨み辛み不平不満の塊ですから、威力は半端じゃありません。


           「 サタン専用機 」 

           専用機は未だ存在せず。 
        今後に期待? 自由に御想像下さい。

         イラストは作っておりません。
    「堕天使ルシファー」 のお話の時に御披露致します。
          写真でご勘弁ください。


         「 アンドラスタ専用機 」  

   ゴジラのようですが、出現時より肥大し、角は三つに増え、
      背鰭はコウモリの羽に変化したようです。

          しかも六枚あります。

 イラストは、「騎士と武士」 のお話で御披露仕(ごひろうつかまつ)ります。


         「 将軍ドルン専用機 」

            正式名称 

  『 世界の全海域の支配者、一隻無敵艦隊ドルンよ永遠なれ!』

   巨大な鰐亀の胴体に分厚い装甲板を張り巡らせています。

その甲羅一面に戦艦のような可動式の口径10m 三連装砲台の主砲九門と、
    その間には、中小無数の砲台を装備しています。

   その砲台の中には、レーザー砲やビーム砲も含まれます。

 部下は、「悪魔の不沈艦」 とか、「亀の要塞」とか「無敵城」とか、
       「ドルン島」 等と呼んでいます。

        当然、大鑑巨砲主義であります。

        イラストは本編中で御覧ください。


         「 将軍グリオス専用機 」

      黄金の三つ首龍 は更に貴金属を散りばめ、
        内部を豪華絢爛に改装した模様。

       つまり、リニューアルオープンです。
      手下の業者は不休で扱き使われています。

        多分、地獄並にきついでしょう。
         何せ、常に焼き鏝(ごて)を持った
     監視役に睨まれているのですから、イヤーーッ!




         「 将軍バクスト専用機 」 

             全身緑色。

    双頭のカエルの頭を持ち、それにカエルの腕を四本。
        胴体と足は人型。二股の尻尾を持つ。

   尻尾の先端にはオタマジャクシの胴体 & 頭がセットオン。

     このカエル親子が喋ったら恐いでしょうねぇ ・・・
         ゲロゲロッ、ゲゲッグゲッ ・・・ 

          クール度ナンバー1?

    

         「 将軍オルゴラン専用機 」

       オオサンショウウオの怪物 という感じ。

      目が以上に大きく牙は外側にはみ出しています。

             足は十四本。

      背中には無数の赤い卵が山のように積み重なり、
        その卵の中には既に子供が蠢いている。

          うえ~、不気味度ナンバー1。



           「 シアニード専用機 」

           まさしく蜘蛛の化け物。

     そのタランチュラの顔がシアニードであるということは、
         つまり女郎蜘蛛? ということです。

     ついでに、シアニードの髪は無数の毒蛇であります。
        まるでメデューサかイソギンチャクです。
          それに恐怖の人面蜘蛛だあ。

      これを見た者は、石になる前に心臓が止まります。

  

          「 将軍フレッタ 専用機 」

        白猫の怪物。当然左耳に赤いリボンが ・・・

    それと、両耳に宝石付きのピアスが無数に付いています。
  大きなコバルトブルー (巨大なマスカラ付き) の目とは対照的に、
        小さな鼻と口に小さな牙が見えます。
         首には、長毛の襟巻きがフサフサ。

      前足は異常に大きく、爪はグリズリーというか
   ズコック (このガンプラ高校生の時に作りました)並です。

       尻尾は九本。 遠目であればカワイイかも。

        名は、フレッタとプリティを合わせて・・・
        あ~つまり、プレッタ です。 ぶぅ~~

         得意技は、宇宙最強の猫パンチ。

    


    《 キャラクター&キャスト 》

(インドネシア) 川神 ハリ / ジュリア・ロバ〇ツ
          実在の川の名前を使用しています。

将 軍 ドルン   / ウェズリー・スナイプ〇
 中将 ボーリング / ハリソン・フォー〇   
 少尉 レンチ   / アンデー・ガルシ〇
 博士 ヘルメット / ジョニー・デッ〇  
 悪魔の錬金術師の異名を持つ! この人に台詞はありません!
 何故なら、何も言わなくても面白いから ・・・ 

将 軍 グリオス  / アンソニー・ホプキン〇
将 軍 フレッタ  / アン ・ハサウ〇イ

東京「光玉」障壁地下 代表( 輝雲 こううん ) 小林 念〇


 ( 推奨 BGM ) 

セルゲイ・ヴァシリエヴィチ・ラフマニノフ 作曲
ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 op.18 /

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 
ベルリンフィルハーモニー管弦楽団

ピアノ:アレクシス・ワイセンベルク 





 二〇 X X 年十二月二十一日(日) 6:37
          カウントダウン 24:23



あ~~、ちゃちなイラスト掲載して恥ずかしいのですが、
これ以上は面倒でやりたくありません。


 あ、さて~~、ここは将軍ドルンの邪龍内、
 巨大戦艦の司令室とも言うべき部屋です。

ただ、この部屋は甲板の上に聳え立つものではなく、
体内の中心部辺りに位置しています。

 この広大な空間は、怪物の中とはとても思えない作りであります。

全体像としては、ドーム球場のような構造になっています。
中央には丘陵状の雛壇に、機械マニアのドルンらしく、
悪魔の科学者が作った計器類が所狭しと並んでいます。

 そこに何故か警官スタイルの悪魔の兵士が、
 数百人椅子に座って操作しています。

  その中の二、三割の女性はメイドスタイルだ。
  ここまで来ると笑う気にもなりません。

 因みに、グリオスの邪龍内の兵士は下着姿の女性ばかりです。

  男子禁制? 大奥か?

 そしてドーム壁面全体が、巨大スクリーンの役割を果たし、
 外の風景を映し出しています。

  360度上空まで見渡せる実に画期的な構造です。

   まるでプラネタリュームだ。
   これなら敵の位置は一目瞭然です。

  それに加え雛壇頂上にある指揮官の座面だけ、
  標的の位置に合わせて自在に回転可能なのです。

   当の機械その物の?

  あっ、ドルンは頭だけの筈でしたが、
  体もちゃんと元通りになっています。

 まあロボットだから、
 ドクター・ヘルメットに修理してもらったのか、
 スペアでもあったのでしょう。

特に足の小さな車輪は、
俊敏に移動出来ないドルンの意向を汲んだものでありましょう。

 ホンダでも買収すれば、
 もっと増しなロボットが出来るんじゃないかと思うのですが ・・・

  それで、般若の骸骨の黄金レリーフが額や胸、
  間接などに付いています。



   実に不気味なセンスに磨きが掛かっています。
 そこに悪魔のマントと黄金のステッキを右手に持って?

これは、グリオスとは違った趣の派手さを生み出しています。

    ただこれじゃあ、まるで 黄金バット だ。
    古いって言われても、えッ、知らない?

     では、中年以上の方にお聞き下さい。
      黄金の骸骨にマントを羽織り、
  ステッキを持った昭和のスーパーヒーローなのです。

  思い出すと格好が ダサ ・・・ あ~止めときましょう。

    それで当然の如く最上段の魔王の椅子に座り、
周りには六人の殆どビキニに近い派手な衣装の美女をはべらせています。

     すると、一番下段で通信していた兵士が、
      椅子から立ち上がり敬礼をしました。


「 ドルン将軍、東京から入電です。」

「 ほう、吉報だといいが ・・・ レンチ少尉、読み上げてくれ。」

「 は、読み上げます。

 東京の光玉地下に展開している
 第九軍団団長ボーリング中将に因りますと、
 間違いなく光玉最下部の障壁には、粗悪な魂が使われている 
 とのことで御座います。

 その数、凡そ一千万人であります。直径は約十メートル。
 厚さは約三十メートル。

 これなら、最低三十秒間守護神の邪魔がなければ、
 障壁を突破し光玉内に、
 一億人以上の兵士を潜入させることが可能と思われます。」


「 ククク、そうか三十秒とは ・・・

寸劇でもやって天照日(アマテルヒ)の気を逸らすか。
いや、ストリップだな。

 グフフフ、フレッタにでもやらせよう ・・・

では僅かな可能性が出てきた訳だ。そうでなくては面白くない。
少々臭うが、他には一部の隙も無いから止むを得んな。

ふぅ、天照日の首は無理としても、肉身を持ったスメラミコトなら取れる。
せめて、それ位せんと悪魔の面目が立たんというものだ。

ようし、予定通り作戦を決行する。その旨ボーリングに伝えよ。
それと、グリオス、フレッタにもな。奴等には活躍してもらわんと困る。」

「 はは、了解致しました。」


   ゲ、天皇暗殺計画? 
  こいつ等は、とんでもない謀略を巡らせていた。
 皇居にテロとは全く愚かだ。

ところで今聞いた報告の中に、一千万人の粗悪な魂とありました。

思い出しませんか? 

あの、出雲の神議り場での大黒天様が提案した策というもの。
その一千万人の魂は、地獄の最上層から集められた ・・・

 ということは、大黒天様から命を受けた下級神の皆様は、
  見事そのみ役を果たされたのでしょう。

    流石です、あの短時間で ・・・


《 真にそうじゃ。
 わし等二人が抜けたにも係わらずじゃ、嬉しいのう。
 知ってはおったが感無量である。のうチカ殿。》 同感でゴザイマス。

   それはそうと邪神軍は捨て身の攻撃を繰り出すようです。
   いくらなんでもストリップは無いでしょうが ・・・

   グリオス、フレッタ二人の悪魔の意思を確かめると、
   地獄の改造人間は動きました。


「 我は将軍ドルンである!

 艦内の同志諸君に告ぐ。今より東京湾に先鋒で出る。

この機会を逃すと活躍の場は二度と無いと思え。
玉砕覚悟で望まねば任務遂行は成し得ない。

  いいか、よく聞け。

まず十秒間、我等が天照日の気を引き、
後の二十秒はグリオス、フレッタと連携を取る。

その間隙(かんげき)を縫って光玉最下部から
ボーリング中将の軍団が突入しスメラミコトの首を取る。

  作戦は以上だ。

但し、我が艦の三割の損傷があれば即時撤退する。
最終決戦に臨む前に、それ以上の戦力を失う訳にはいかんからな。

  よし、出撃準備。

艦内の全兵士は、蛆虫共に極限の苦痛を与え、
邪霊力を高めエネルギーを最大限まで充填するのだ。

  容赦はするな!

レンチ少尉、ボーリング中将に攻撃陣形を整え、
何時でもグレートドルン砲を発射出来るよう命じておけ。」


  ぐ、グレートドルン砲? 何だそれ?

  ドルンは次に、
  グリオスとフレッタに回線を繋ぐよう、レンチ少尉に命じた。


「 おい、グリオスにフレッタ。
  単機での出撃はこれが最期になるだろう。

   まあ、戦争ごっこに負けた罰ゲームなんだが、
    精々楽しんで悪魔の意地を見せてやろうぜェ。」


(( それもそうだな。
   ただ、光玉最下部の粗悪な魂は、
    俺に言わせりゃあ単なる罠だ。
     奴等がそんな隙を見せる筈がねえ。
      それを承知でやるしかねえのは口惜しいが、止むを得ん。

      それに、この作戦は
     ホワイトハウスに中継されるから手は抜けねえ。

   こうなりゃ天照日に、
  究極の嫌がらせをしてやろうぜェ、兄弟。))


(( あたしも賛成だわ。
   あんな奴やっつけてやろうじゃない。

    ただね、あたしの プレッタ ちゃんは
     とってもキュートな女の子だから、   
      傷が付かないように守って頂戴ね。

       そしたらキスしてあげる。ふふぅん。))


「 おめぇな、ふざけたこと言いやがって、逃げ回るんじゃねえぞ。
  どうせ逆上して無謀な攻撃仕掛けるくせに良く言うぜ。
  それに、おめえのキスなんぞいらねえよ。
   全く、もう先に出るから宜しく頼むぜ。」


    成る程、大黒天様の策と言うのは、
   悪魔に読まれるのを承知の上でのことなのだ。

  重労働界は地獄の最上層になりますが、
 そこからの一千万人の魂を救う為の措置。

そして、霊層の高い先祖達の魂と協力し合ってみ役を果たすことで、
功績を積ませ、
せめて故郷の星への帰還を促したい意図があるのです。

 選ばれし彼等は、感謝してもしきれない恩恵を受けたのである。
  ここは、悪魔の進入などさせて欲しくないものです。

  大黒天様は様々な事を考慮に入れ、
 一石数丁の神仕組みの策略を練っておられたのだ。

同じ策略と言っても、邪神軍は単に人を陥れ極限の苦痛を与え、
その苦しむ様を見て楽しむというものでしか在りません。

 正邪の違いが、今後更にはっきりして参ります。
  その違いを、しっかり捉えて頂きたいものです。


      ( 推奨BGM ) 

  ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲
  交響曲 第九番 ニ短調 作品百二十五 ( 第二楽章 )

  指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
  ベルリンフィルハーモニー管弦楽団  

  ( 第二楽章 は、15分25秒付近です。)



 


   さて今回、単機での出撃は最期ということで、
  出力を最大にする為、今まで生かしてきた生存者を殺しました。

 何故かと言うと、死んで幽霊になると神経の感度が数倍に増す為です。

激痛を最も発生させるものは電流のようです。

ドルンは電流の電圧を最大にするように機関室の、
 かの悪名高き、ドクター ・ ヘルメット に命令しました。

 それに加え艦内の数百億人の兵士が総動員し、
 怪物の一細胞となった人間の幽体目掛けて鞭を打ち付けています。

その度に幽体の皮膚が引きちぎられ、血しぶきが上がっています。
当然それでも二度と死ぬことのない悲しい状況であります。

その為この亀の島全体が、
 悲鳴に因る強力な共鳴発生装置になっています。
  では、周囲に響き渡る不気味な地獄の振動音をお聞きください。

 ガオッグアッギャアァァーーッ!!!
     グオンゴンゴンゴンゴンゴン ・・・


       つまり、これがエンジン音ということであります。
      全く、ゾッ、 とします。

   間も無く、司令室のレンチ少尉に機関室から連絡が入りました。


「 将軍、邪霊力最大になりました。何時でも出撃可能です。」


       あ、ポンコツ が立ち上がった。


   「 よ~し、艦内の同志諸君! 気合入れて行くぞ!

     只今より、我が邪神軍 最強最大の超弩級戦艦

 『 世界の全海域の支配者、一隻無敵艦隊 ドルンよ永遠なれ! 』 

     は 出撃する! ハイル・アポフィス!!!
  


        ・・・ 名前長過ぎ。


    「「「 ハイル・アポフィス!!! 」」」 


    だから部下は正式名称使わないんだ。 私も嫌です。


「 東京湾にテレポートだぁー! 行っげぇ~ゴラぁ!


          あの、音割れてますよ。


「 は、東京湾にテレポートします ・・・ 5、4、3、2、1、GO!」


 ブヒュヒュヒュヒュゥ~~ッ、ブイン!

        ・・・ カ ァ ~ ッ コ わる。



 

   ドッドォ~~ン! ・・・ ザザザァ~~ン!


     東京湾に、とんでもない高さの水しぶきが上がりました。

   一隻艦隊とか言う亀のお化けは、
  東京湾の横須賀市と富津市を結ぶ中間辺りに着水致しました。

きっと、派手な登場をする為にワザと水しぶきを上げたに違いありません。

ただ妙なことに、高さ一キロ程の大津波と化した波紋は、
暫く進むと急激に波が中和されて穏やかになりました。

  これは天照日様の御力であると思います。

      怒った亀の飼い主は、何か怒鳴り始めました。


(( おい、天照日よ。
    俺様は将軍ドルンだ。

      空から降りて来て俺様と勝負しやがれ!
        余裕こいてると赤っ恥掻くぜェ。 ))


      流石に下品だ ・・・ このポンコツめェ ・・・  

   ・・・ ただ、天照日様の御返答は御座いません。

  すると、大亀の前の波間から、
  ゆっくり女神の姿が浮かび上がって来ました。

   身長は、100 m 程でしょうか?
   大亀と対比すると随分小さいです。

     あれぇ、何処かで拝見したような ・・・


《 あらあら、こんなゴテゴテの亀を見るのは初めてですわ。

   あら失礼、私はインドネシアの 川神ハリ と言います。

    残念なことですが、
    天照日様の御手を煩わせることはもう出来ませんの。

   その代わり、私が御相手致しますので、
  何時でも自慢の豆鉄砲を撃って頂いて構いませんことよ。

あ、それからぁ、地下にいるモグラ隊の皆さんは、突入させて結構よ。
誰も邪魔しませんからねっ。

 それより、あなた方は私に恥を掻かせられるからぁ、
  あらかじめぇ~、お詫びしてぇ、おきますわぁ~。

      御ぉ~免なさ~い。ほほほほ。》


    あららら、そういうことなのでぇ ・・・ ビックリです。


      (( 何だとぉ、この女ぁ ・・・

    そうかいそうかい、だったら突入させてやる。
  レンチ少尉、ぶちかませ~~っ! と、ボーリング中将に命令だ。

 ふん、てめえ自信満々だなぁ。
 その減らず口を塞いで後悔させてやるぜ。

  いいか、あの女を砲撃可能な砲門から
   毒入りの豆をぶっ放せェ、ファイヤー!!! ))


    こりゃ随分ヤケだ。

    でも砲門って言っても、主砲の口径は10 m は下らないぞ。


ズガズゴドドンズドンガァガガドドド~~~ン!!!


  うわあ、大小様々な砲門から、
  炎と一緒に真っ黒な塊が発射されました。

    こりゃあ邪気の塊か何かでしょう。

  ただ、ハリ様の御姿は一瞬にして巨大な水鏡?
  に変身されました。

    その水鏡は、一片が 1000 m 以上はあるでしょう。

  まるで海面から聳え立つ、巨大な鏡の壁と化しています。
  とはいえ厚みは殆どありません。

    凡そ10m 程でしょう。

  発射された邪気の砲弾は、
  その壁の水鏡に大きな波紋を立てて飲み込まれました?

  ・・・・・ あれれぇ、暫く沈黙が続いています。

     なな、何だこの光景は?

 波紋が消えた大きな鏡面には、
巨大な亀の化け物が醜く映っています。

実体の亀戦艦は、鏡面の亀戦艦と睨めっこをしています。

 こりゃあ実に滑稽だ。

   心なしか亀の顔に冷や汗が見えたような気が致します。
    いや、ガマの油かも?

     きっと天照日様とハリ様は大笑いされているに違いない。


何だ、どうなった? 効果はどうなんだ!

 ドクター、あの鏡をスキャンして分析するんだ ・・・
 あああ、ありゃ何だ?」


  焦るポンコツおやじも ビックリ、私も ビックリ!
  何が ビックリ って、
  それはさっきのドルンの台詞が水鏡から響いて来ているのです。

    エエーーッ!


(( ・・・ 後悔させてやるぜ。
    いいか、あの女を砲撃可能な砲門から
       毒入りの豆をぶっ放せェ、ファイヤー!!! ))  

     
          何で?


ズガズゴドドンズドンガァガガドドド~~~ン!!!   


      ぶぶッ、水鏡に飲み込まれた筈の砲弾が、
    鏡面に映った亀戦艦の砲門から全て戻って来ましたぁ。

 そ、それで、その砲弾は
実体の亀戦艦に全弾命中しましたぁ、亀の頭に ・・・

  的がデカ過ぎなのです。

その亀の頭は、無残にも血しぶきを上げて木っ端微塵に砕けました。
 凄い威力です。

  つまり、自爆ですかぁ ・・・ あ~憐れです。
    この亀戦艦と兵士達の精神的ダメージは相当大きいようです。


ドルン将軍、頭部全大破!
 首まで破壊されましたぁ!

 頭部のメインカメラ及びレーダー大破の為、
 二つ共サブシステムに切り替えます。

  因って全体の一割が損傷致しました。

 ただ、この攻撃は神気に因るものではありません。
 あくまで我等が放った砲弾に因るものですので自動修復は可能です。

  完全修復まで、少なくとも三分は掛かります。
  如何致しましょう、将軍!!


  「 クソッタレ! 舐められて後に引けるかあ ・・・ 

  ただなあ、これじゃあ攻撃出来ねえ。

 あの鏡を分析して、攻略法を練らない限り無理だ。
 ヘルメットに分析を急がせろ。

 しかし、三分も奴が待っている筈がねえ。

  おい、援軍はどうした。グリオスとフレッタは怖じ気付いたか?
   馬鹿共めぇ、催促するんだレンチ少尉!」

    「 ははっ!


    ありゃりゃ、今から攻略を練るんですか?
    これじゃあ、亀の要塞も只の張りぼてで御座います。

      おわっ! 

    巨大な鏡の壁面にハリ様の御姿が上映されました。


   《 あらあら、見苦しいですこと。

  そちらの如何わしい科学者では、
 この鏡の分析は出来ないでしょうねえ。

何しろこの鏡は、わたくしの霊力では無く、
大黒天様がこの日の為に御創造遊ばされた神鏡なのですよ。
非の打ち所が無くて当然ですわ。

名前は 波 紋 鏡(はもんきょう) 」と言うのよ。

ここで、わたくしが攻撃を加えれば、再生は出来ませんね。
その前に、もう一回こちらの再生をしましょっと、
 
 ふふ~ん ・・・
  えとえと、さっきの辺りに巻き戻してェ、ポチッ、 と ・・・ 》


     ヘッ ???

  再生? 巻き戻しって何の事でしょう?

ああっ、ハリ様の御姿が消えると、亀戦艦が映りましたが ・・・
おかしい、かっ、亀の頭が映っている。

何で? 実体の亀の頭は、さっきの攻撃で破壊されましたが ・・・

  まさか ぁ ???


(( ・・・ の女を砲撃可能な砲門から
    毒入りの豆をぶっ放せェ。ファイヤー!!! ))


   ささ、再生ってこの事ですかあ~~!!!


ズガズゴドドンズドンガァガガドドド~~~ン!!!   

    うわあ、すんごいです!!!

 この鏡は、言ってみれば叡智晶を更に改良を加え、
映った物を録画再生出来るばかりか、
受けた攻撃を吸収したり反射したり、
しかも何度も再生可能だなんて、
ど、どうなっているのか見当も付きません。

  因みにハリ様は、
   手の平に小さなリモコンらしき物を持って操作しておられます。


《 いやあ、ほんと凄いのお。
 噂には聞いておったがこれ程とは ・・・

 流石に大黒天様じゃあ。
 ハリ殿も自信に溢れた戦い振り、見事じゃのう。》

   ステキですわ。 ウフフ~ン。


  それで、第二波の 『 波 紋 鏡 』 に因る攻撃は、
  ドルン島の損傷を更に広げました。

 若干前のめりで、浮き島が沈没しそうです。

とは言っても、
この巨体では海底に直ぐ届いてしまうのではないかと・・・

この辺の水深は分かりませんが・・

 それにしても司令室は水平を保っています。
 加えて爆発の衝撃も無いようだ。

  となれば司令室全体が球状で、
  その外側には衝撃を和らげる液体か何かで満たされているのだろう。

    まるで脳内の髄液のように・・・


「 将軍、主砲三門大破、中小六十五門の砲台大破、
 及び前足の肩部破損に因り水平維持困難。
 しかも機関室二割破損。

   全体の損傷は三割を超えました!

 また同じ攻撃を受ければ、
 この司令室まで破壊されかねません!

  しかも機関室の損傷に因り、邪霊力の低下が著しく、
  この艦の質量を
  テレポートさせるには非常に困難な状況にあります。

 あ、お待ち 下さい。

 グリオス将軍とフレッタ将軍より入電。
 すぐ救出に向かうとのことで御座います。」


    「 何だ今頃、はらわた 煮え滾ってるぜえ。

    全く、あの女、結局は大神の力に頼って、
   ただ ビデオレコーダーいじっただけじゃねえか!

ふざけやがガツてッて・・ゲウ・ガァ?・・

  何だ? 興奮したらマシンボイスに影響出るのか?
    ぬぬぬ、ほんと神経切れそうだぜ。」


     ああ無理も御座いません。
    それからあなたに、「はらわた」 は御座いません!


ドドッドォ~~~ン! ザッザザザァァ~~~~ン!



  あああ、来た来たぁ! 

   二機同時、自爆首無し亀の両脇に ・・・

    それにしても水しぶきの高さが尋常じゃ御座いません。
   その波は、波紋鏡にぶつかると、奴等に戻って行きました。

    まるで岸壁に打ち寄せる波しぶきか、あ~、海水浴です。


「 お~いグリオスにフレッタ、
 急いで一緒にテレポートしてくれ。

 そうしたら遅刻は無かった事にしてやる。

 ドクター曰く、「波紋鏡」 は短時間での分析は不可能だそうだ。
 勝機が無い以上ずらかるしかねえぜ。」


    すると鏡のスクリーンに、
    笑みを浮かべたハリ様が現れました。


《 あらまあ、三匹で待ち合わせて海水浴にいらしたの。
  冬なのに仲が宜しくて結構なことですわ。

  でも東京湾は遊泳禁止ですのよ。いけませんわ。

 ところでお腹空いてるでしょう。
あたくし、さっき毒入りの豆を頂きましたの。

あなた方の口に合うか分かりませんけど試しにどうぞ召し上がれ。
あ、それと海水浴だから大波も一緒に進呈致しますわ。
 ふふ~ん、それじゃあ ポチッ、 と ・・・ 》


     ええっ、二段攻撃 !!!

  ハリ様の御姿が消えると同時に、
 水しぶきの静止画が映りました。

あれ、それと同時に邪龍三機を囲むように、
波紋鏡が湾曲して伸びていきます。

全て囲み終えるとワイドな四画面になり ・・・
 水しぶきと大亀が交互に二画面づつ映りました。

   あわわわ ・・・ すごい。

      当然、奴等は激しく焦っています。


おおお、おい早くしろ! 皆殺られるぞぉ!!」 



    ポンコツ が言いました。


「 黙れ、今テレポートの波長を同調させているんだ急かすな!!
 フレッタ、邪気をドルンに回せぇ!」  



    金歯親父 が言った。


「 ええ~ん、分かったわ ・・・

 それより、内のプレッタちゃんが海水でベトベトになっちゃたぁ。
 猫って水は駄目なのぉ。も~お、ヤダぁ!


        こっちもヤダぁ ・・・

      ああっ聞こえて来た。
    奴等を挟んだ亀の二画面から ポンコツ の声がぁ、
  ステレオでェ ・・・


(((( ・・・ 砲撃可能な砲門から
     毒入りの豆をぶっ放せェ。ファイヤー!!! ))))  


     この動画の台詞が終わらぬうちに、
   水しぶきの画面の一時停止が解除されました。


ズガズゴドドンズドンガァガガドドド~~~ン!!!

ドドッドォ~~~ン! ザッザザザァ~~~~~~ン!

ズガズゴドドンズドンガァガガドドド~~~ン!!!

ドドッドォ~~~ン! ザッザザザァ~~~~~~ン!



   「 いいやぁー、キャーッ!

      バカバカ バカバカ ヤダヤダカバ ・・・ 」 


         あのネェ ・・・

       エエーッ、これは微妙です。

     間一髪、奴等は逃げたような ・・・
   ん~、一部に亀の豆鉄砲が当たったような ・・・

 しかし、節分でもないのに豆まきですかぁ?
正神から邪神への贈り物であります。

ただ、水しぶきが静まると三機の邪龍の姿は消えていました。
 ああーっ、キラキラ金箔と白く長い猫の毛が落ちていきます。

    多少は命中した様です。


  うえ~っ、奴等の醜い置き土産が
 再生する為一箇所に集まって来ています。

むむ、ドルンの部下が結構いるようで、
飛び散った亀の肉片その他を再構築しています。

それで、何やら甲羅を背負った太めの鮫のような生物に変身しました。

  その間、波紋鏡 は次第に球状に広がり、
   全長五百メーター程の化け物鮫を完全包囲したのです。

     そして波紋鏡内部に、ハリ様が御出現されました。


《 ・・・置いてきぼりとは可哀想に ・・・

  でも、もう観念なさい。
   あなた方は全次元の異物でしかないのですよ。

    では、さようなら。明日までその場でお詫びなさい。》


      美しく気高い女神ハリ様の頬に、一筋の涙が伝います。
     化け物鮫からは悲鳴の合唱が聞こえる。


 ピカッ、ダダァーーーン!!!



    ハリ様の右人差し指が強烈な閃光を放つと、
     幾つも枝分かれをした真っ赤な雷槍 が、
     一瞬にして巨大鮫に打ち込まれました。

    ハリ様は波紋鏡を縮小して回収されると、
  力無く御姿が消えました。

鮫の体からは黒煙が上がっています。
 彼等は明日裁かれるその時まで、
  この東京湾を漂うことになります。

    実に虚しいことです。


  ところで間一髪テレポートした奴等は、
 アメリカはネバダ州の荒野に出現し、
巨大地震を発生させた模様です。

 つまり、相当ズッコケたのです。



  それが原因で、運悪く近くにあったラスベガスは壊滅したのです。
  あ~あ・・・

 それから三機の邪龍が、
罵倒し合うと共に強烈で過激な抱擁をした事は
 言うまでもありません。

   怪獣大戦争であります。

  しかし三つ巴戦ではありません!

グリオスとフレッタは共闘しているので、
 ドルンは孤軍奮闘しています。

  黄金の三首竜からの超破壊光線と、
   巨大化け猫からの超破壊猫パンチを喰らいつつも、
    ドルンは亀戦艦の無数の砲台から、
     邪気の砲弾を二機の邪龍に浴びせ続けました。

      ポンコツ悪魔は二機の邪龍を相手に
     全く怯むこはありませんでした。

  悪魔の意地ってとこでしょう。

あ~~ただ、化け猫の捨て身の攻撃により、
亀の尻尾は刈られてしまいましたが ・・・

そのとばっちりは、半径五十キロ圏を火の海にしたのです。
 しかし仲間割れした戦いは、サタンの命令でストップされました。

  激怒したサタンは、
   罰として他の悪魔三人から虐待を受けさせました。

  当然、虐待好きの三人は喜びを露にし、
 一時間容赦無く、それぞれ好きな虐待をしたのです。

同情の余地はありません。
 これが邪道魔道下道外道というものです。

   人間も知らずに、この道を歩いているのです。

      言い換えれば激流の流れに身を任せ、
        快楽と堕落と惰眠を貪りながら ・・・



 さて、光玉の地底にいる
ボーリング中将の軍団はどうなったのでしょう?

三十郎様が、叡智晶で録画しておられましたから、
 私見せて頂きました。

  その模様を簡潔に御説明致しましょう。

   まず、グレートドルン砲とはどのような武器なのか?

 それは、砲弾にボーリング中将とその手下の魂を凝縮させて充填し、
まるでサンダーバードのドリル戦車みたいに、
神の光玉まで突き進み、
その勢いで光の障壁を打ち破り、
 可能な限り進んだらドリルの先端から、
  兵士達が詰まった砲弾を発射させる。

   それで大量の兵士を
   「神の光玉」内部に潜入させるという武器であります。

  ただ、その武器は使用されませんでした。

 実はドルンからの命令に因り、
グレートドルン砲は発進寸前で御座いました。

しかしその刹那、光玉から一人の使者が現れました。

  彼は巨大なドリル戦車砲台の側まで近付くと、
    無数の邪神軍兵士達の前で、こう言いました。


      「 邪神軍兵士の皆様、御注目願います!

   私は東京の光玉障壁のみ役を頂いた「 輝 雲 」と申します。
      そして、地獄の重労働界最上層から来た
       同志一千万人の代表でもあります。

     これより、主神様の御神勅を伝えますので、
         心してお聞き下さい。」


         意外な展開で御座います。

        邪神の兵士達が唖然とする中、
 彼は両手で持った台紙に貼られた文面を高らかに読み上げました。


   「 我が子等よ、汝等を断罪するは余りに忍びない。

 がしかし、それは汝等が永きに亘って積んだ罪穢に因るものである。

          この期に及んでも、
  お詫びの念がないことはとても容認出来るものではない。

   だが心底率先して邪神の命に従っている訳でもない。

        故に光玉内での断罪を許す。

    これが、せめてもの我が子に対する情けである。

        心して受けよ!
 以上だ。」


    なんという慈悲深き主神様の御愛情でしょう。

  並々ならぬ覚悟を以って、
  この作戦に臨んでいた軍団の兵士ではありますが、
  その主神様の御愛情に触れ、
  力が抜けたようにその場にへたり込み、号泣しています。

    まるで子供のように ・・・

  その感情は失望絶望感が殆どと、
  遠い昔の親へ対する愛情が一握り。

  もう、収拾が付かないようです。

    彼は続けました。


 「 選ばれし者のみの光玉ではあるが、今より門を開く。

 軍団長は全兵士を引き連れ光玉へ向かって頂きたい。
我等が見送ろう。

嫌な者は、無様にこの地中で断罪を待つが良い。
それに、お前達の上官は海上で何も出来ずにうろたえている。
そんな奴には、もう従う必要は無いだろう。

 御武運を祈る。
  私にはそれ位のことしか言えない。では、さらばだ!」


   彼は、敬礼をして持ち場に戻りました。

  彼の見事な立ち居振る舞い、
  そして無骨ではあるが、炎の闘志と寛大な心に惚れ惚れ致しました。

   あなたは如何でしたでしょうか ・・・


 ボーリング中将は、砲弾から部下と共に外に出てきました。
 彼は主神様の御意志に従うようだ。

  泣きじゃくり、駄々を捏ねる部下を説得し光玉に向かった。



      光玉地底入口 ・・・


  そこは地獄界から選ばれた、
 幸運な一千万人の魂がトンネル状になって、
光玉の奥に繋がっていました。

皆の魂は決して綺麗ではなく、相当くすんでいます。

その彼等に敬礼を以って見送られ、
 邪神軍からの脱走兵凡そ二億人の一群は、
  魂のトンネルを抜けました。

    その距離三十メートル。

   その後、障壁伝いに上昇していきます。

 この時点で彼等は光玉内の神気に因り、
 耐え難い程の苦痛を感じていました。
  それでも後戻り出来ない彼等は、上昇する他ありません。

    そこでボーリング中将は思った。


     何て無謀な作戦だったんだ。
    これでは光玉中心部には
   辿り着くことさえ出来なかっただろう。

   俺達は単なる捨て駒なのだ。
    そして遊び道具なのだ。

       馬鹿馬鹿しい ・・・


   いくら後悔しても遅いのです。

 遂に地上に飛び出た彼等が見たものは、
想像を絶するものでありました。

 薄暗い筈の空には、無数の裁きの天使達が飛び交い、
 その神気に因る光で煌々と下界を照らしていました。

その中心の光の十字架は更に輝き、
 富士上空の神の光輪に向けて、
  祈りの光線を送り続けています。

    彼等には、天使の姿が見えているのです。

  その天使の一人に、彼等は地面の障壁に近い一箇所に集められ、
 正座して祈るよう命ぜられました。
また祈りの強い者には、裁きの刑期の短縮も許すと明言されたのです。

しかも、神気を緩和させる障壁に包まれて ・・・

つまり、私のウサギスーツの役割と同じなのであります。

また、それは醜い魂の汚染を外に
 漏らさない為の意味も含まれているのです。

   その深い神の御愛情に触れ、
     彼等の醜く閉ざされていた心は、大きく開いてゆきました。





  さて、《 第三章 》 ようやく完結致しました。
  如何でしたでしょうか?

 次回からは、《 最終章 》 となります。

今後も、想像を絶する正邪の戦いをお届け致します。
拳三とマーフィーも本格的に活躍致します。

 どのような展開が待っているのでしょう?
  御期待ください。




    大宇宙に輝く星々は生命の光に満ちています。

   偉大なる創造主と幾多の神々、
   そして全宇宙の同志同胞の皆様に感謝致します。

     どうか愚かな地球人類をお導き下さいませ ・・・






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