goo blog サービス終了のお知らせ 

風のスケッチブック

些細な記憶の断片
記憶を記録しておくこと
想いを残さないために

自惚れ爺さん

2025-04-18 12:10:58 | 日記

 

〜1987年(25才)頃のできごと〜

アトリエには1984年から1990年代後半に閉鎖するまで

14年くらい通ったでしょうか

その間、半年ほどお休みしたことがあります

以下はお休みのきっかけになったやりとりです

 

私「おはようございます 先日は風邪で欠席してしまい

申し訳ありませんでした」

先生「もう治ったのですか?」

私「はい 咳が少しだけ残っていますが元気になりました」

先生「(突然の怒りモード)このアトリエには咳のある人は

来ないでいただきたい!受験生もレッスンに来ますから!」

私「………はい」

 

私は心の中で(アホくさ)と言ってアトリエを後にしました

この時から半年、アトリエを休んだのでした 

今思うと先生はとにかく「伝染る(うつる)」という現象を

忌み嫌っていたようです

自分を誰かを守るため、というより

伝染る現象そのものに対しての嫌悪なのだと思います

もしも先生があのコロナ禍の時代に生きていらしたら

「ほら、今頃みんな私がやってた衛生管理をやってる 

遅いんだよ そんなの私はとっくの昔からやってたよ!」

なんて悪態をついたに違いありません

おめでたい程の自惚れで生き切った先生を

懐かしく思い出している今朝であります

 

 

 

 

 

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
« 朝の幻想 | トップ | きんぎょ »
最新の画像もっと見る

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (PAJ)
2025-04-19 07:59:16
I remember this incident very well!
返信する
Unknown (siro)
2025-04-19 22:11:32
アトリエを辞めるつもりでしたが、結局半年後に復帰したのでした。
先生から送られてきた手紙が復帰のきっかけでした。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

日記」カテゴリの最新記事