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風のスケッチブック

些細な記憶の断片
記憶を記録しておくこと
想いを残さないために

船酔い

2025-08-10 09:05:51 | 日記

 

〜1973年(小5)夏休みのできごと〜

初めて乗った船で船酔いをしました

珍しく父が連れて行ってくれた

せっかくの遠出を台無しにしてはいけない…!

父の視界に入らない場所で楽しんでる、という設定で

必死に「酔ってないふり」をしました

 

帰宅すると父はボソッと、笑顔で母に言いました

「東京湾フェリーでこの子は船酔いしたよ」

バレていたか…

 

 

 

 

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10円のバイト

2025-08-07 23:29:46 | 日記

 

〜1972年(10才)頃のできごと〜

夏休み、階段と廊下の拭き掃除をすると

母が10円をくれました

63才の今も似たような事をしていますが

お金をくれるのは母ではなくて会社です

そして10円よりもたくさんくれます

 

 

 

 

 

 

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蓼科山

2025-08-07 06:28:35 | 日記

 

〜1984年(22才)夏のできごと〜

大学の友人と蓼科山に登りました

登頂した頃から空がにわかに暗くなり

夕立の中、山道を滑り落ちるように下山しました

驚いたのは山道から車道に出た時です

頭上にあった樹木がなくなり視界がパッと開けると

なんと雲ひとつないピーカンの夏空が広がっていて

セミがないているのでした

 

 

 

 

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夢かうつつかモナ・リザか

2025-08-06 08:37:15 | 日記

 

〜1988年(26才)のできごと〜

ルーブル美術館に来たからには見なくては…

と半日館内を歩きましたがついに辿り着けず

なぜかギリシャ彫刻の所に来てしまう…

そこばかりを何度も何度も通ったのでした

 

その後モナ•リザにたどり着いた夢を見た事が

記憶に残っているのですが しかし今思い返すと

あれは夢ではなく 本当は実際に見たのではないか…

どうもはっきりしないのです

果たして私は本当にモナ•リザを見たのか

それとも夢の中の出来事だったのか

 

 

 

 

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バレエスタジオに住む

2025-08-05 06:05:43 | 日記

 

〜1986年から1993年のできごと〜

7年間バレエスタジオで暮らしました

広さは申し分なく 絵画制作にはもってこいの部屋

都心の中の都心にいて この広さは贅沢でありました

ところがひとつだけ 困ったことがあったのです

一面の壁いっぱいに貼られた鏡です

机に向かっていると背中に誰かの気配を感じ

ハッと振り向く!

すると鏡の中の自分がいる…という

 

ある日とうとう我慢ができなくなった私は

クラフト紙をロールで買ってきて

鏡を全て覆ってしまいました

 

 

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