たぬきのポチと犬のペコ

家の前の小さな草むらで生後間もない真っ黒な仔犬が雨に濡れながらないていました。育ててみたらたぬきでした(^_^;)

残されたタヌキ

2012年04月15日 10時28分28秒 | タヌキ

ぱくさん、mindig(元)さん、力の盾さん、いろはさん、mitsunyanさん、心温まるコメントをいただき、大変ありがとうございます。そして長い間一言もお返しできないことをお詫びします。

そしてたぬきの掲示板のご常連の皆様、事あるごとにお声をかけていただき、ポチのことを思い出していただいてありがとうございます。

それから、たぬきの掲示板に参加してくださったり、ご相談いただいた皆様、それに対して親身になってお答えいただいた皆様には、本当にいつも感謝しています。勉強になります。そして楽しんでおります。

たんちゃんママさんのブログもとっても楽しくてママさんのアイディアとセンスには頭が下がります。

たんちゃん可愛すぎます。

ブログでも掲示板でもきちんとお一人お一人にお返事しなければいけないのに、すみません。

そして掲示板ではツッコミも入れたくて仕方ありませんが、どなたかにお返事して、どなたかにお返事出来ないというのが出るといけないので、本当にすみません。

これからもお返事できませんが、お許しください。

 

先月10日、2匹のタヌキを見ました。夜9時過ぎ、国道の長い直線になっている所で、他には車がいませんでしたので、割と早く何かいることに気づくことが出来ました。

対向車線にいましたので、いつでも止まれるようにゆっくり走りました。

でも2匹のうち1匹は、横たわっていました。もう1匹は鼻先で懸命に起こそうとしていました。

きれいに見えたので怪我をしているのかもしれないと思って、通り過ぎたところに路肩が広くなった所がありましたので車を止めました。

ドアを開けて車から降りると1匹はあわてて国道を横断して藪の中に駆け込みました。

いつか怪我をしている動物を助けられたらと常備していた手首も保護できる長めの皮手袋をトランクから出して近づきました。毛並みがつやつやして本当にきれいなタヌキでした。いきなり振り向いて噛みつかれたら怖いので、ちょんちょんと腰のあたりをつついてみましたが、反応はありませんでした。

顔を覗きこむと目は開いていました。と言うよりも瞳孔が開いている状態と言った方が正しいでしょうか。

あごの骨がちょっとずれているように見えました。口の前にわずかに血がありましたが、周囲には全く血はありませんでした。

そっと手袋した両手を体の下に差し入れて持ち上げました。重さは3、4㎏といったところでしょうか。

でも筋肉に力が全く入っていない体と言うのは手で支えた所から外側は、だら~んと体が垂れ落ちる感じなんですよね。

持ち上げた瞬間、亡くなったばかりのポチの感触が蘇りました。

手袋越しではありますが、温かく感じました。ほんのちょっと前まで元気に走り回っていたのだろうなと思いました。

その間、藪に逃げ込んだもう1匹のタヌキは、姿は全く見えませんが、遠くに逃げずにずっとガサガサ藪の中で音がして気が気じゃないような感じで視線を送っている感じが伝わってきました。遠くに連れて行かないでという感じでした。

この2匹が夫婦なのか兄弟なのかはわかりません。雄か雌かもわかりませんが、いつも一緒に行動していたのでしょう。先導していた方なのでしょうか、後を追っていたほうなのでしょうか。

早く起きて、こんな所で寝ていたら危ないよ。そう言うように懸命に起こそうとしていたタヌキのことを考えると、たまりません。これからは一人ぼっちでエサを探して、一人で寝ないといけません。

他に悲しんでくれるタヌキはいません。慰めてくれるタヌキもいません。

亡くなったタヌキも無念だったと思います。ほんの一瞬何かのタイミングが違えば何事もなくこれからも仲良く寝食を共に出来ていたと思います。

前にも書きましたが、事故で命を落とした動物を見る度に、ポチの成長を思い出します。生まれておっぱい飲んで、目が開いて時々こけながら、ヨチヨチ歩きを始めて、いろいろなものに興味津津な時期を経てここまで大きくなったのに、お別れを言う間もなく一瞬のうちに命を絶たれてしまう、残酷ですよね。

この日も普通に目覚めたのに何分後か何時間後にはもう目覚めることが出来なくなってしまいました。

亡くなったタヌキがさらに轢かれないように、そして生き残ったタヌキが安全に相手の旅立ちを理解し、十分に別れを惜しむことが出来るように藪の中にそっとおいてその場を立ち去りました。

 

さて私ごとですが、昨日の土曜日、Lung cancerのステージⅢBを宣告されました。

一昨年の末に日曜日でも検診してくれる検診専門の病院で節目健診を受けて胸部X線での腫瘍を疑われる影の結果報告は届いていました。

でも放置していました。去年のお盆過ぎくらいから結構喘息のような咳が出るようになってだんだんひどくなってきました。

9×7×6センチ、かなり大きく育ちました(^_^;)

1日でも早い専門病院への入院を勧められていますが、そういうわけにもいかなくて。

ポチが、虹の橋のたもとで待ちくたびれているんだろうなぁ。

近いうちに入院することになりますが、たぬきの掲示板の最低限の管理が出来なくなることをお許しください。

あぁ、入院してもペコが僕の布団の上で一緒に寝てくれない状態で眠れるだろうか。

今、なるべく平静を保とうとしていますが、ネットって便利ですが、恐怖もかなりあおってくれますよね。

簡単に同じステージの人のこととか、末期の症状とか知ることができて、正直なところ、すごく怖いです。

すみません、ちょっと混乱しています。

もしメールやコメントをいただいたとしてもお返事出来ません。

お許しください。

気持ちのこもったものであればあるほど、お返事で、あれこれ考えて何も手がつかなくなってしまうもので。

ホント、僕は文章が苦手で、短時間でうまく自分の気持ちを表現出来ません。

これからも一方的にとりとめもない記事をアップすることがあると思いますが、ご容赦ください。

それから、もし僕を知っている人がいても電話しないでくださいね。

お見舞いもね。

まだ、胸部X線写真とCTだけの診断で、確定ではありません。

仕事のこと、これからの生活のこと、アルツハイマーの父や膝、腰が悪くてあまり歩けないちょっと問題のある母、能天気な家内(笑)、僕にベッタリのペコの生活、先の見えない恐怖と不安が次々襲ってきますが、考えても仕方ないですよね(^^)