今日は実に３週間ぶりの釣行である。
理屈抜きでめっちゃうれしい。
３週間も釣りをしないでいると、色々な禁断症状が出てくる。
仕事中に突然「釣り行きてえっ」と口走ってみたり、駅のホームに立って傘でキャスティングの真似ごとをしてみたり、クライアントの顔が「ボラ」に見えてきたりする。
しかしそれも今日で解消だ！
出発前に少し仮眠を取ろうと床についたものの興奮して眠れず、結局一睡もしないまま出撃した（笑）。
ＢＧＭは、ジューダス・プリーストの1979年の日本公演の模様を収めたライブ・アルバム、「イン・ジ・イースト」。
かつて、「へヴィ・メタル」という言葉は、ジューダス・プリーストのために存在した。
♪エキサイターの到来を待て
救済こそ奴の使命
跪いて悔い改めるがいい・・・
ああ、どうかこの迷える釣り師も救済してください・・・
かくして、例のごとく大音量でヘッドバンキングしながらやってきたのは、浜行川港。
時刻は午前3時。
荷物を担いで赤灯堤防に向かうと、ちょうど先客が帰るところで、うまい具合に先端の船道のャCントに入ることができた。
早速釣り座を構えてタックルの準備。
ターゲットはアジ。
遠投磯竿2号に、4号負荷の発泡ウキ、ロケットカゴ、下オモリの魚皮サビキ8号のシンプルなカゴサビキ仕鰍ｯ。タナは５ｍ。
朝まずめの時合いに狙いを絞り、狙った場所に何度もコマセを打ち返して地道にマイャCント（アジの通り道）作りに励む。
これをやるとやらないとでは、その後の展開が全く違ってくる。
ふと頭上を見上げると、そこにはきらきらと輝く満天の星。
普段、街中では見ることのできない小さな星まではっきりと見える。
星の絨毯だ。美しい。
やっぱり来てよかった。
やがて東の空が徐々に白み始めた。
いよいよである。
Stand by for Exciter！
コマセを詰めなおして仕鰍ｯをャCントに投入。
軽く竿先を煽ってコマセを振り出してやると・・・
ちょんちょんという前アタリの後、スパッと勢いよくウキが水中に消えた。
アジだ！
ぐんぐんと絞り込むようなファイトは小アジではない。良型だ！
姿を見せたのは23センチの中アジ。
堤防でこのサイズが釣れれば大満足。
やったね♪
その後も、仕鰍ｯを投入してコマセを振り出すと即アタリというパターンで、一投一匹のペースで効率よく釣れ続けた。
当初５ｍで始めたタナは周囲が明るくなるにつれて次第に深くなっていき、最後はほとんどベタ底で食ってきた。
そして、東の空から朝日が顔を出し海面を照らすのと同時に、それまで続いていたアジのアタリもぱったりと途絶えた。
朝まずめのフィーバータイム終了である。
管理人の釣りタイムもこれにて終了。
いやあ、久しぶりにエキサイティングな釣りを楽しむことができました。
満足、満足♪
荷物を片付けながら釣ったアジの数を数えてみたところ、合計35匹の釣果だった。
かなり手返し良く釣ったつもりだったのにあまり数が伸びなかったのは、ダブル、トリプルでヒットすることが殆どなかったからだろう。
（夜が明けた後の堤防は、いつのまにやら釣り人で一杯になっていた）
帰宅後は、さっそく釣ったアジの処理。今日は背開きにして干物作りだ。
釣果写真を撮る間もなく、あっという間に捌かれてしまった姿がこちら（笑）→
これを濃い目の食塩水に浸した後、干物用ネットに入れて物干し台に吊り下げ、後はひたすら出来上がりを待つ。
干した当日よりも一晩置いた二日目の方が、アミノ酸が増えて格段に美味しくなる。
いやあ、楽しみだなあ♪
じゅるる♪
熱燗用の日本酒、買ってこなくっちゃ。
（おまけ）
帰路、釣り場の様子をチェックしに立ち寄った勝浦湾某所では、元気のいいメッキのナブラがいくつも立っていた。
水温が急激に下がったりしなければ、まだしばらくの間は楽しめそうである。
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＜本日のヒットサビキ＞
アタック５で売っている「100円サビキ」。
魚皮＋フラッシャー仕様で、まずめ時の薄暗い海中でのアピール抜群。
高価なメーカー品のサビキと比較しても、釣果に遜色はない。
むしろ、ミスキャスト等で仕鰍ｯが絡んだ時に、思い切りよく新しい仕鰍ｯに交換できるというメリットがある。
絡んだ仕鰍ｯをほどくのに手間取っていると時合いを逃してしまう。
限られたフィーバータイムを効率よく釣るために100円サビキを使うというのは、ひとつの有効な戦略だ。
