潮待小屋

隣の人にだけ釣れていた理由


1月某日  釣果:アジ5匹、メジナ2匹、ムラソイ1匹

浜行川港へアジ狙いで釣行。本年の初釣りである。
最近すっかりアジ釣りにはまってしまい、ここの堤防に通いつめている。
陸っぱりで30センチ近い良型のアジが釣れるというのは、黒潮のあたる房総ならではであり、釣らない手はないのである。
というか、普通釣るだろう!

朝3時半、浜行川港へ到着。
混んでいるかと思ったら意外にがら空きで、左堤防の先端に釣り人が一人いるだけである。
私もその隣(先客の反対側の左角)に入り、仕鰍ッの準備をする。今日は最初から磯竿1号の軽い電気ウキ仕鰍ッで,手返し良く釣るのだ。

釣りを開始して早々に、25センチほどのメジナがかかってきた。なかなか鋭い引きで楽しめたが、今日のところは外道である。
今日はどういうわけかなかなかアジがつれない。右隣の釣り人はそれでもぽつぽつとアジをかけているが、数は上がっていない。
湾内に群れが入っていないのだろうか。

しばらくして、今度は30センチ強のメジナが釣れた。
狙ったときは釣れないくせに、およびでないときには鰍ゥってくる。
いくら釣れても今日のところは所詮外道だ。おとといきやがれ。

やがて日が昇り、右隣の人にもぱったりとアタリがなくなり、彼は荷物をまとめてさっさと帰っていった。
それにしても、どうして右隣の釣り人にはコンスタントにアジが釣れて、私にはさっぱりだったのだろうか。その理由はすぐにわかった。

今日は風もなく穏やかな凪日で潮も澄んでおり、海中の様子がとてもよく見える。
この堤防先端の右側角は、10メートルほど先で根が切れてドン深になっており、底には白い砂地が見えている。
一方左側の角は、ずっと先の方まで根が切れずに続いている。
要するに、右隣の釣り人は船道の一番深いところ、根の壁際を釣り、私はといえば比較的浅い根の上を釣っていたのだった。
今日のアジは、中層ではなく底層を根の壁に沿って回遊していたのだ。

そういえば、昨年12月に大きなイシダイが釣れていたのも、このャCントだった。
僅か5メートルの釣り座の違いでまったく違う釣りになってしまうのだ。

早速そちらへ移動してウキ下を底一杯まで下げ、根の際のピンャCントを流してやると、20センチほどのムラソイが釣れた。

しかしその後アタリは続かず、朝9時、納竿とした。

本日の釣果: アジ5匹、メジナ2匹、ムラソイ1匹

(2002年1月)
  

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