業界用語あれこれ

　

亀山堂「新明解釣語辞典」より引用。

「イナワラ」
　　イナダ以上、ワラサ未満の50cm台後半の魚。
　　房総ショアジギングでこのサイズが出れば、まずまず良型。

「ＵＭＡ」
　　"Unidentified Mysterious Animal"の略。謎の未確認生物。

　
「南房ＵＭＡ」
　　カゴ夜釣りで4号ハリスをぶち切っていく謎の巨大魚。
　　多くの場合その正体はイスズミだが、まれに「コロタマ」（次項参照）が揚がる。
　　また、マダイが揚がることもあるが、養殖放流されていない「コロタマ」の方が格上と
　　されている。

「コロタマ」
　　コロダイ、フエフキダイ（タマミ）、コショウダイなどの大型魚。
　　食味にも優れ、磯釣り師垂涎のターゲット。

「外房ＵＭＡ」
　　ヒラメ狙いの泳がせ釣りで、6号ハリスをぶち切っていく謎の巨大魚。
　　多くの場合、メーター級のドチザメである。

「コイキング」
　　①ウミヒゴイ属の魚。オジサン。
　　②ャPモンの一種。

「特務機関ネルフ（NELF）」
　　"Nanbou Enthusiastic Local Fishermen"の略。
　　使徒襲来に備え、昼夜を問わず南房磯防衛の任務にあたる秘密組織。
　　カゴ、フカセ、ルアーなどの各戦術部隊を擁する。

「ＥＶＡバッカン」
　　紫色のバッカン。

「なぶら」
　　手が届きそうで届かないもののたとえ。

「沖のなぶら」
　　指をくわえて見ているしかないもののたとえ。高嶺の花。

「イワシボール」
　　①団子状に固まって泳ぐイワシの群れ。フィッシュイーターの格好の捕食対象。
　　②つみれ。

「昨日の入れ食い」
　　あてにならない話のたとえ。

「先週の入れ食い」
　　与太話。

「今月号の釣り雑誌の釣行記」
　　いにしえの記録。歴史書、古文書。

「直帰」
　　職場から釣り場へ直行すること。

「会議」
　　釣り場で仲間とアウトドア宴会。

「○○は本日、体調不良のため休んでおります」
　　大変申し訳ありません。○○は釣りに行ってしまいました。

「師匠」
　　親しい釣友。

「名人」
　　年長の釣友。

「エキスパート」
　　小生意気な若造。めんどくさいおっさん。

「自他ともに認めるエキスパート」
　　周囲も呆れる痛い奴。
　　使用例：「○○君は自他共に認めるエキスパートだね♪」
　　　　　　（意味：てめえ、うぜえんだよ！）

「家庭サービス」
　　家族のために労苦をいとわず早起きし、遠くまで出かけて家族の大好物の魚を
　　釣ってくる献身的な奉仕活動。

「クーラーボックス」
　　飲み物や軽食、朝市で買ったお土産の干物などを冷やして運ぶための保冷容器。

「絶滅」
　　ある種の魚が不漁の状態。
　　使用例：「パパ、最近アジ釣ってこないよね？」「外房のアジは絶滅しました。」

「アブダクション」
　　宇宙人による「誘拐」事件。
　　多くの場合、被害者はその間の記憶を失っている。
　　近年報告されたケースでは、房総方面の釣人が繰り返し被害に遭い、「テトラ型の
　　UFOに乗った。「グレイ」を見た。その後のことは覚えていない。釣りなんか
　　していない。」と語っているという。

「グレイ」
　　ドチザメ。

「11月23日、勤労感謝の日」
　　毎日頑張っているお父さんに感謝する日。
　　お父さんの欲しがっていたあのリールをプレゼント・・・してくれないかなあ（笑）。