潮待小屋

勝浦の朝市


朝市の風景

勝浦の朝市は全国的にも有名。
私も、釣りの帰りによく立寄っている。
(私の釣りはもっぱら朝まずめ(夜明け前後)の時間帯なので、釣りを終えて帰宅する頃に、ちょうど朝市が始まる。)

狭い路地の両側に、地元で採れた野菜や、魚の干物、鮮魚などを売る店がずらっと並ぶ。
私がよく買うのは、干物や山菜。
めずらしい山菜の料理の仕方を、売り子のおばあちゃんに教えてもらうのも楽しい。

そういえば、千葉に越してきたばかりの頃、こんなことがあった。
朝市の、とある鮮魚店に、立派なスズキが並べられていたので、店のおじさんに「このスズキ、今日(=土曜日)揚がったの?」と訊いたところ、平然とした顔で「いや、おととい(=木曜日)だあ。」というのである。
私が、「え?おととい?」と言うと、おじさんはムッとした顔で、「こっちは市場が始まる時間よりはやく準備してんだからよお。今日揚がった魚なんかあるわけねえよ。それに昨日はシケで漁は休みだったからよお。おととい揚がった魚だよ。」と答えた。なるほど、言われてみればそうだ。
さらにおじさんは続けた。「俺は嘘は言わないけどよお。今日揚がった魚だって言われれば、兄ちゃん買ってたのかい?だまされないように、気をつけたほうがいいよ。」

ごめんなさい。私が浅はかでございました。と恥ずかしく思ったものである。
確かに、鮮魚の流通過程を少し考えればわかる理屈なのだ。

今でも、自分では釣れない魚、キンメとか、本カツオなんかは、そのおじさんの店で時々買っている。いつ揚がった魚かも、訊けばちゃんと教えてくれる(笑)。

  

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