2020年シーズン。
イーグルスはホームである仙台の楽天生命パーク宮城で開幕を迎えることになっていました。
五輪日程の関係で、例年より1週間早い3月20日からの三連休。
私は基本的にはイーグルスになってからは開幕カードは必ず観戦することにしています。
仕事が休めなかったり(2013年の福岡な…)、チケットを紛失(去年の千葉な…)してしまったりして開幕当日には観戦できない年もありましたが、出来る限りは開催地がどこであろうと馳せ参じるのです。
それは春先の恒例の旅行でもありました。
そんな16回目の開幕戦。
1度だけ、開幕カードを1試合も見られなかった年があります。
それが2011年でした。
あの年、イーグルスは球団史上初めて、地元仙台での開幕を控えていました。
私ももちろんチケットも飛行機も宿も押さえて、寒さ対策も凝らして、あとは仙台に出かける日を待つだけだった。
でもあの年、東北は地震に襲われて。
首都圏でも様々な被害があって。
原発の事故もあり、節電が声高に叫ばれ。
プロ野球を予定通り開幕できる状況ではなかった。
開幕は4月12日に延期され、しばらくはナイター試合も自粛されていましたっけ。
4月12日は平日、QVCマリンフィールドでの開催でした。
いつもは有休をばんばん取って遠征する私でも、さすがに平日ど真ん中に3日休むのは難しかったこともあり──そもそもマリンも球場周辺けっこう危険な状態だったし──この年、初めて私はイーグルスの開幕カードを見ることが出来なかったことになります。
ちなみに仙台の球場(当時はクリネックススタジアム)はまだ使えないので、開幕週の週末には甲子園でホーム開幕戦の代替試合をさせてもらいました。それには行くことができました。
甲子園でイーグルスのホームゲームを見るという、おそらく二度とないだろう経験をしたんだなぁと思います。
ちなみに1年越し、翌年にはこの延期でホーム開幕を逃した分をやらせてもらって、それには無事行くことも出来ました。
イーグルスは15年で4度Aクラスになっています。
今年はその「3度目」、2017年Aクラスの分の開幕権です。
3度目の開幕戦はしかし、またも延期されることになってしまいました。
地震も津波も計画停電もなく、球場もインフラもどこも壊れていないのに。
白状しますと、今年は実は開幕戦当日のチケットは取り損なっていました。(2・3戦目は持ってた)
でも飛行機も宿もとっくに取ってあったので、ちゃんと金曜には仙台に行ってどこかテレビのある、あるいはネット中継ででも、飲み屋だかどこかでぬくぬくしながら観戦するつもりでした。
ああ…またかぁ…。
今度は「延期になっていつ開幕します」という予定すら出ていません。
そりゃあ、ウィルスの騒ぎが収まるのがいつかなんてわかりやしないんですから。
多分、延期された開幕の日が決まったとしても、もう多分私はその試合には行けない気がします。地味に4月の予定詰まってるし。
2011年のことを思ったら、球場も街も壊れていない分「(楽しいことが無くなってしまって)かなしいだけ」であるだけ全然ましです。
でもやっぱり「楽しいこと」を奪われ続けると人は疲弊する一方なんだよね。
『捨てられぬもの 守り続けたいもの
この世界では くだらないもの』
と、吉川晃司が歌ったように。
スポーツやエンターテインメントはそれを好きなわけじゃない人から見ればただの「くだらないもの」なんです。
でも、誰かにとってはそれは捨てられないし守り続けたいものです。
そしてもちろんそれらに携わる人にとってはもっともっともっと現実的な問題です。
いまだ出口が見えないこの“疫病”狂騒曲。
ウィルスはそう簡単にはい終わり、とはならないでしょう。
じゃあ特効薬が出来るまで待ちますか?
待ってる間にきっと経済的に破滅が訪れて病気で死ぬ人の何倍もの人の命が脅かされることになるのではないかと、ウィルスよりそちらの方が気がかりです。
闇雲に恐れるのではなく、ちゃんと知識を持って、正しく身を守りながら、
スポーツやエンターテインメントを取り戻す方法がきっとあるだろうに。
騒ぎが収まった頃にはそれを見せる人や場所がすっかり失われていた…なんてことにどうかなりませんように。
ひとまず、
今日のオープン戦(無観客)、イーグルスは勝ちました。
いまだ手は届かないけど、野球はやってる。
それが、山積みの問題は解決の糸口は見えない中だけどほんのわずかな救いです。
イーグルスはホームである仙台の楽天生命パーク宮城で開幕を迎えることになっていました。
五輪日程の関係で、例年より1週間早い3月20日からの三連休。
私は基本的にはイーグルスになってからは開幕カードは必ず観戦することにしています。
仕事が休めなかったり(2013年の福岡な…)、チケットを紛失(去年の千葉な…)してしまったりして開幕当日には観戦できない年もありましたが、出来る限りは開催地がどこであろうと馳せ参じるのです。
それは春先の恒例の旅行でもありました。
そんな16回目の開幕戦。
1度だけ、開幕カードを1試合も見られなかった年があります。
それが2011年でした。
あの年、イーグルスは球団史上初めて、地元仙台での開幕を控えていました。
私ももちろんチケットも飛行機も宿も押さえて、寒さ対策も凝らして、あとは仙台に出かける日を待つだけだった。
でもあの年、東北は地震に襲われて。
首都圏でも様々な被害があって。
原発の事故もあり、節電が声高に叫ばれ。
プロ野球を予定通り開幕できる状況ではなかった。
開幕は4月12日に延期され、しばらくはナイター試合も自粛されていましたっけ。
4月12日は平日、QVCマリンフィールドでの開催でした。
いつもは有休をばんばん取って遠征する私でも、さすがに平日ど真ん中に3日休むのは難しかったこともあり──そもそもマリンも球場周辺けっこう危険な状態だったし──この年、初めて私はイーグルスの開幕カードを見ることが出来なかったことになります。
ちなみに仙台の球場(当時はクリネックススタジアム)はまだ使えないので、開幕週の週末には甲子園でホーム開幕戦の代替試合をさせてもらいました。それには行くことができました。
甲子園でイーグルスのホームゲームを見るという、おそらく二度とないだろう経験をしたんだなぁと思います。
ちなみに1年越し、翌年にはこの延期でホーム開幕を逃した分をやらせてもらって、それには無事行くことも出来ました。
イーグルスは15年で4度Aクラスになっています。
今年はその「3度目」、2017年Aクラスの分の開幕権です。
3度目の開幕戦はしかし、またも延期されることになってしまいました。
地震も津波も計画停電もなく、球場もインフラもどこも壊れていないのに。
白状しますと、今年は実は開幕戦当日のチケットは取り損なっていました。(2・3戦目は持ってた)
でも飛行機も宿もとっくに取ってあったので、ちゃんと金曜には仙台に行ってどこかテレビのある、あるいはネット中継ででも、飲み屋だかどこかでぬくぬくしながら観戦するつもりでした。
ああ…またかぁ…。
今度は「延期になっていつ開幕します」という予定すら出ていません。
そりゃあ、ウィルスの騒ぎが収まるのがいつかなんてわかりやしないんですから。
多分、延期された開幕の日が決まったとしても、もう多分私はその試合には行けない気がします。地味に4月の予定詰まってるし。
2011年のことを思ったら、球場も街も壊れていない分「(楽しいことが無くなってしまって)かなしいだけ」であるだけ全然ましです。
でもやっぱり「楽しいこと」を奪われ続けると人は疲弊する一方なんだよね。
『捨てられぬもの 守り続けたいもの
この世界では くだらないもの』
と、吉川晃司が歌ったように。
スポーツやエンターテインメントはそれを好きなわけじゃない人から見ればただの「くだらないもの」なんです。
でも、誰かにとってはそれは捨てられないし守り続けたいものです。
そしてもちろんそれらに携わる人にとってはもっともっともっと現実的な問題です。
いまだ出口が見えないこの“疫病”狂騒曲。
ウィルスはそう簡単にはい終わり、とはならないでしょう。
じゃあ特効薬が出来るまで待ちますか?
待ってる間にきっと経済的に破滅が訪れて病気で死ぬ人の何倍もの人の命が脅かされることになるのではないかと、ウィルスよりそちらの方が気がかりです。
闇雲に恐れるのではなく、ちゃんと知識を持って、正しく身を守りながら、
スポーツやエンターテインメントを取り戻す方法がきっとあるだろうに。
騒ぎが収まった頃にはそれを見せる人や場所がすっかり失われていた…なんてことにどうかなりませんように。
ひとまず、
今日のオープン戦(無観客)、イーグルスは勝ちました。
いまだ手は届かないけど、野球はやってる。
それが、山積みの問題は解決の糸口は見えない中だけどほんのわずかな救いです。