あんたも、天国のドア叩いてんだな。
△「ヘブンズ・ドア」ナビゲートDVD
なんか、ガチャピンムックがナビゲートしてくれるらしいっすよ。
『ヘブンズ・ドア』オフィシャルサイト
「ヘブンズ・ドア」◆監督:マイケル・アリアス◆脚本:大森美香◆出演:長瀬智也・福田真由子・三浦友和 他
《あらすじ》
勤め先をクビになった28歳のマサト。
異常な頭痛で倒れてしまい、病院に行くと脳幹部にこぶし大の腫瘍があって余命は3日ほど、もって一週間、今すぐ死んでもおかしくないと宣告される。
突然の死の宣告に現実感が伴わないマサトが出会ったのは、子供の頃から入院している女子中学生・春海。春海は生まれつき心臓に疾患を持っており、骨肉腫を併発して余命1ヶ月の宣告を受けていた。
夜中の厨房で酒盛りする二人。
春海の「海を見たことがない」という言葉にマサトは「見に行こうか?海」と突然思いつく。
たまたま病院の前にキーをつけたまま放置されていた高級車に乗り込む酔っ払いの二人はそのまま海へと出発した。
ところがその車には何故か拳銃と、まんじゅうの箱の下に隠された札束の山が!
海を見に行くだけのつもりが、誘拐・強盗のかどで警察に、金を奪って逃げたかどで車の持ち主にそれぞれ追われる羽目になる二人。
マサトの命が尽きるまでに、海へたどり着くことが出来るのだろうか───
結論から言うと。
なんだか勿体無い感じの作品でした。楽しみにしてたんだけど。
予告にも出てくる、倒れたマサトを抱きかかえて春海が
「死にそうなんだよ、早く救急車呼んで!」
の場面なんかは流石にほろっときたのですが、目前に迫った死をテーマにしている筈の作品なのに思ったより泣けなかったなあと。
パンフによると2時間半バージョンもあるそうで、マサトのこれまでのこととかも描いていたらしいのですが物語の流れが悪くなるとかまあそういったことでざっくり切ってしまったようですね。一時間近く短い作品に仕上がっています。
もっとも、2時間半もやられるとさすがに冗長じゃないかと思うし、この作品のがっかり感とそれはあんまり関係ないかも。
少々ネタバレ入ります。ご注意。
マサトと春海の「海を見に行く」最後の遠足。
とにかくそれを描くなら、そこにもっとちゃんと焦点を合わせてくれた方が良かった気がします。
盗んだ車の持ち主=「K3」関係の詳細は必要あったのかなぁ、とかですね(笑)
警察がその周辺を洗ってる描写とか、別に要らなかったですね。
会社だけど妙に宗教めいてるイベントの場面とか。友民党かと思ってしまいました。こないだ20世紀少年見たばっかりだから(笑)
逆に、描くならちゃんと始末を付けてもらいたかった。
最後適当に投げっぱなしにしておくのなら、単純にやくざの抗争とか取引とかその資金とか、そのあたりにしておいた方がスッキリした気がします。
まだ未見なのでなんともいえませんが原案のドイツ映画では「ギャングの金」だったみたいですね。
それと、マサトの方がまあ命の期限が短いわけで、ちょくちょく酷い頭痛で倒れて意識を失ってしまうのはいいんですが春海の方が余命1ヶ月とはとても思えない元気さで。福田真由子の「感情」の面のお芝居はすごく良かったのですが、死を目前にした末期患者というのを忘れてしまいそうでした。
…というような部分は枝葉だと思うのですが、全体的にもう少し深く掘り下げたものが見たかった。瑣末な枝葉が目につくというのは全体がちゃんとしてない証拠なんですよ。
観客を号泣させたいのか、やさしく感動させたいのか、楽しませたいのか、その着地点が見えずに作ったように見えます。
こんな話の場合、それこそ「死の一歩前」ということを忘れるくらい思い切ってドタバタに徹して存分に笑わせておいて最後にガツンと感動させてくれる方が余韻がいいんだけどなあ(個人的意見)。
おかしいなー、脚本って大森美香。わりと好きな脚本家さんなんだけども…。
こんな上っ面な脚本書く人だっけ?
原案のドイツ映画「ノッキン・オン・ヘブンズドア」
これは男2人のバディムービーです。
未見なのですが近いうちにレンタルで見る予定。
△「ヘブンズ・ドア」ナビゲートDVD
なんか、ガチャピンムックがナビゲートしてくれるらしいっすよ。
『ヘブンズ・ドア』オフィシャルサイト
「ヘブンズ・ドア」◆監督:マイケル・アリアス◆脚本:大森美香◆出演:長瀬智也・福田真由子・三浦友和 他
《あらすじ》
勤め先をクビになった28歳のマサト。
異常な頭痛で倒れてしまい、病院に行くと脳幹部にこぶし大の腫瘍があって余命は3日ほど、もって一週間、今すぐ死んでもおかしくないと宣告される。
突然の死の宣告に現実感が伴わないマサトが出会ったのは、子供の頃から入院している女子中学生・春海。春海は生まれつき心臓に疾患を持っており、骨肉腫を併発して余命1ヶ月の宣告を受けていた。
夜中の厨房で酒盛りする二人。
春海の「海を見たことがない」という言葉にマサトは「見に行こうか?海」と突然思いつく。
たまたま病院の前にキーをつけたまま放置されていた高級車に乗り込む酔っ払いの二人はそのまま海へと出発した。
ところがその車には何故か拳銃と、まんじゅうの箱の下に隠された札束の山が!
海を見に行くだけのつもりが、誘拐・強盗のかどで警察に、金を奪って逃げたかどで車の持ち主にそれぞれ追われる羽目になる二人。
マサトの命が尽きるまでに、海へたどり着くことが出来るのだろうか───
結論から言うと。
なんだか勿体無い感じの作品でした。楽しみにしてたんだけど。
予告にも出てくる、倒れたマサトを抱きかかえて春海が
「死にそうなんだよ、早く救急車呼んで!」
の場面なんかは流石にほろっときたのですが、目前に迫った死をテーマにしている筈の作品なのに思ったより泣けなかったなあと。
パンフによると2時間半バージョンもあるそうで、マサトのこれまでのこととかも描いていたらしいのですが物語の流れが悪くなるとかまあそういったことでざっくり切ってしまったようですね。一時間近く短い作品に仕上がっています。
もっとも、2時間半もやられるとさすがに冗長じゃないかと思うし、この作品のがっかり感とそれはあんまり関係ないかも。
少々ネタバレ入ります。ご注意。
マサトと春海の「海を見に行く」最後の遠足。
とにかくそれを描くなら、そこにもっとちゃんと焦点を合わせてくれた方が良かった気がします。
盗んだ車の持ち主=「K3」関係の詳細は必要あったのかなぁ、とかですね(笑)
警察がその周辺を洗ってる描写とか、別に要らなかったですね。
会社だけど妙に宗教めいてるイベントの場面とか。友民党かと思ってしまいました。こないだ20世紀少年見たばっかりだから(笑)
逆に、描くならちゃんと始末を付けてもらいたかった。
最後適当に投げっぱなしにしておくのなら、単純にやくざの抗争とか取引とかその資金とか、そのあたりにしておいた方がスッキリした気がします。
まだ未見なのでなんともいえませんが原案のドイツ映画では「ギャングの金」だったみたいですね。
それと、マサトの方がまあ命の期限が短いわけで、ちょくちょく酷い頭痛で倒れて意識を失ってしまうのはいいんですが春海の方が余命1ヶ月とはとても思えない元気さで。福田真由子の「感情」の面のお芝居はすごく良かったのですが、死を目前にした末期患者というのを忘れてしまいそうでした。
…というような部分は枝葉だと思うのですが、全体的にもう少し深く掘り下げたものが見たかった。瑣末な枝葉が目につくというのは全体がちゃんとしてない証拠なんですよ。
観客を号泣させたいのか、やさしく感動させたいのか、楽しませたいのか、その着地点が見えずに作ったように見えます。
こんな話の場合、それこそ「死の一歩前」ということを忘れるくらい思い切ってドタバタに徹して存分に笑わせておいて最後にガツンと感動させてくれる方が余韻がいいんだけどなあ(個人的意見)。
おかしいなー、脚本って大森美香。わりと好きな脚本家さんなんだけども…。
こんな上っ面な脚本書く人だっけ?
原案のドイツ映画「ノッキン・オン・ヘブンズドア」
これは男2人のバディムービーです。
未見なのですが近いうちにレンタルで見る予定。
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