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新発寒教会ブログ

札幌市の新発寒教会ブログです。

日本基督教団新発寒教会 ご案内

日本基督教団新発寒教会のご案内です。

牧師 清水和恵

定期集会は以下の通りです。

主日礼拝 毎週日曜日午前10時半
聖書を読み祈る会 毎週水曜日午前10時半

新発寒教会の地図

おしらせ24・11・10

2024年11月09日 | 稜線(エッセー風に)
※集会にはどなたも参加できます。詳細はちらしをご覧ください。

◇札幌北光教会バザー(11/3)に参加いたしました。
  あごだし8個(10,400円))パレスチナ産オリーブ油3本(4,500円)
  伝統工法によるお酢1本(600円)合計15.500円の売り上げがありました。
  感謝。

◇手稲教会バザー  11月17日(日)12:00∼14:30

◇大槻茂勝教師就任式(浦河・元浦河教会)、准允(じゅんいん)式 
11月17日(日)15:30。参加希望者は、牧師まで。

◇第55回靖国神社問題北海道キリスト教連絡会議
 11月23日(土)10:00 札幌北光教会/ズーム(ID: 870 8868 3378
パスコード:049023)
『「街のヤスクニ」に抗して∼町内会による神社祭典費徴収を考える』
 お話:小寺卓也さん(写真家、絵本作家)

◇札幌地区礼拝交流11月24日(日)月寒教会(三好祐輝牧師)と行います。

◇第70回教区年頭修養会
 2025年1月13日(月・休)~14日(火)ホテルライフォート(南10西1)
 テーマ「新しいつながりを求めて」 〆切:11月25日(月)

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福音の仲間となるために 1コリント9:19∼23

2024年10月12日 | 稜線(エッセー風に)
2024年10月6日 礼拝メッセージ要約
「福音の仲間となるために 」1コリント9:19∼23 
清水和恵

 コリント教会には、身分も性も民族も年齢も職業も異なる
多様な人々が集っていました。その中で信仰の立ち位置の違いが
問題になったようです。
 パウロはここで「ユダヤ人にはユダヤ人のように、律法に支配されて
いる人には支配されている人たちのように・・・・
弱い人に対しては弱い人のように、すべての人にはすべての
人のようになりました」(20~22)と述べています。

 それは福音(喜びの知らせ)を分かち合う仲間を得たいからなのです。
特にコリント教会にいる信仰のベテランたちに、どうかまだまだ未熟な
人たちを配慮してほしいというパウロの願いがあります。

 9月28日、遠軽の家庭学校を訪れました。とても大事なことを
学ばせていただいた場所ですが、牧師になってまだ間もない頃に、
当時の谷昌恒校長にお会いしました。その時のことを忘れることはできません。
先生はまだ何もわからない未熟な私に尊敬を込めたまなざしで、
対応してくださいました。
経験も実績も何もない私のところまで、大ベテランの先生が降りてきてくださって
温かく声をかけてくださり、私はパウロの言葉(1コリント9:19~23)を
思い出したのです。
先生からサイン入りのエッセー本「ひとむれ」をいただきました。
「応病与薬」という言葉が添えられていました。
これは病気になれば症状に合わせたお薬が処方されるのと同じように、
相手の状況に応じて適切な言葉を届け、配慮し対応するという意味のようです。

 また、相手の立場にたって考え、上から目線でけして独善的になっては
ならないことを示されています。「応病与薬」はパウロの言葉と共鳴していると思いますが、
「応病与薬」するには相手を理解することが前提でありましょう。

 理解するとは、英語でアンダースタンド(understand)といいます。
これは文字どおり相手の下に立つという意味で、謙虚になり敬意をもって、
一人ひとりを大切にすることを表わしています。
 わたしたちが本気で福音の仲間を得て恵みを分かち合いたいなら、
謙虚さと柔軟さと理解する姿勢が必要だと思います。
私たちの教会が、一人ひとりがパウロのように、他者のことを考え、
夢と祈りをもって新しい福音の仲間と出会っていけますように。
と同時に、キリストが私達の福音の仲間になってくださったことも、
感謝して心に刻みキリストと共に歩んでいけますように・。

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We shall overcome! ウイ シャル オーバーカム/私達は乗り超える

2024年10月10日 | 稜線(エッセー風に)
We shall overcome!
ウイ シャル オーバーカム/私達は乗り超える
               清水 和恵

 毎年8月、札幌で行われる日本軍「慰安婦」メモリアルデー。
そこでいつも歌われるのが『We shall overcome』です。
アメリカの公民権運動でテーマソングのように歌われました。
1963年のワシントン大行進では、数万人の大合唱となりました。
その後、この歌は平和と自由を願う人々の間で歌われてきました。
ベトナム反戦歌として、南アフリカのアパルトヘイト反対運動で、
「プラハの春」の歌として歌われ、現在はキリスト教会の讃美歌
としても歌われています。(讃美歌21-471「勝利をのぞみ」)
 公民権運動のリーダーであった、キング牧師は暗殺される前日にも、
この歌を歌っていたそうです。
フォークシンガーのジョーン・バエズがこの曲を有名にしましたね。

 2019年、ソウル日本大使館前での水曜デモで、この歌を日本の若者
たちと韓国語で歌いました。会場は最初は、堅いムードでした。
ところが、私達が歌い出すと場の空気が
一気に和らぐのを感じました。歌い終わった途端、拍手と歓声に包まれました。
その時、思ったのはこの歌を歌えたなら、世界中の自由と平和を願う人たち
ときっと繋がり合えるということです。

 歌の原型はチャールズ・ティンドリー(1851∼1933)というアフリカ系
アメリカ人牧師の作です。彼は奴隷の子として生まれ、多くの讃美歌を作りました。
詞は当初『I‘ll overcome』(アイ シャル オーバーカム)で、主語がわたしでした。
それが、わたしたち(We)と変わり歌われることに、意味があります。

 こんな言葉を聞いたことがあります。「一人で見る夢は夢にすぎないが、
多くの人が一緒に見る時、それは新しい現実となる。」
 わたしはその言葉に励まされて、『We shall overcome 』を歌い続けたい
 と思っています。

   「わたしたちは乗り越える」

   わたしたちは乗り越える いつの日か
   心の奥でわたしは 信じる
   わたしたちは乗り越える いつの日か

   手と手を取って歩こう
   わたしたちは平和に生きる
   わたしたちは恐れない

   この世界中で平和、いつの日か。
   心の奥でわたしは 信じる
   わたしたちは乗り越える いつの日か
   
   

     

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留辺蘂(るべしべ)と遠軽を訪ねて 

2024年10月05日 | 稜線(エッセー風に)
 留辺蘂(るべしべ)と遠軽を訪ねて 
          清水和恵

 夏期休暇を利用し、9月28日∼30日、ディバン宣教師と留辺蘂と遠軽を訪ね、
貴重なフィールドワークに参加できました。
ディバンさんとは、6月の台湾研修以来の旅の仲間です。
(いえ、厳密には2017年の韓国スタディツアーからでした・・・)

留辺蘂では旧金華小学校跡地で常紋トンネル工事殉難者追悼式に出席しました。
留辺蘂はアイヌ語で「通り道」という意味です。常呂郡と紋別郡の境の峠にJR石北線の
常紋トンネルがあり、1914年(大正3年)に開通しました。
 全国から集められた「タコ」と呼ばれた労働者は、過酷な強制労働をさせられ
100~400名の犠牲者が出ました。未だ見つからない遺骨もあると言われています。
1970年、トンネルの壁から人骨が見つかり、埋もれた歴史を掘り起こす「民衆史」運動
が高まりました。(詳細は小池喜孝著『常紋トンネル』『鎖塚』をご覧ください)

 霧雨のふる寒い午後でした。追悼碑の建つ旧金華小学校跡地は、小高い森の中にあります。
樹々を揺らす冷たい風の音は、犠牲者の慟哭のように思えたのは、わたしだけでしょうか。
しかし、ふらっとやってきた旅人の単なる感傷であってはならないと、思わされました。
 北海道の歴史を掘ると、各地にこのような悲しい史実があります。
札幌にもありますから、目を向けて、歴史から問われているものに
学んでいきたいと思うのです。

 追悼式の主催は、北見を中心とするキリスト者の実行委員会でした。
当日、カトリック、聖公会、日本キリスト教会、教団から教派を超えて34名の
参加者が祈りを捧げました。司式・説教は森下一彦牧師(日キ北見教会)
 献香と潅水は飯野正行司祭(聖公会北見ヤコブ教会)と内藤孝文司祭
(カトリック北見飯教会)が合同で行いました。
潅水とはキリストによって祝福された聖水を注ぐ儀式で、故人が永遠の命を
受けたことを記念します。献香とは人生を全うした故人への尊敬を表すため
香をたく儀式で、故人の魂の安息と遺族への慰めを祈ります。
カトリックと聖公会の司祭による合同の祭儀は、私にとって初めての体験でした。

 飯野正行司祭は、追悼碑のブロンズ像制作者、著名な彫刻家である本田明二
について話されました。日本を代表する彫刻家の佐藤忠良とも親しく
(二人は旧制札幌二中,現西高の同窓)、飯野司祭の友人の父親でした。
ブロンズ像は、若者がつるはしを手にしていますが、つるはしの先を地につけています。
当初、追悼碑制作の関係者から「道路標識にあるように、つるはしを持って
労働するデザインにしたらいいのでは?」と言われたときに、
本田は「死後も、つるはしを持って働かせたくない。もう、つるはしは置くのだ。」
と答えたそうです。心に強く残りました。その話を飯野司祭がなさったとき、
少し涙ぐんでいたように思います。
ちなみに本田の作品「母子像」は、北大病院前に設置されています。

 式の後、弟夫妻の住む遠軽に向かいました。
二人は北海道家庭学校(全国で唯一の私立の児童自立支援施設)
の職員で、校内を案内してもらいました。
特になかなか入れないところを見学できたのは、ラッキーでした。
何と家庭学校は常紋トンネルと同年に創設されました。

 4度目の訪問ですが来る度に新たな力をもらいます。
最初は学生時代でした。
ここは神学、教育、社会福祉、歴史を学ぶ学生には「聖地」のような場所でした。
2度目は牧師になってからでした。、当時の谷昌恒校長はまだなにもわからず
経験のない駆け出しのわたしを、リスペクトしてくださって大いに励ましてください
ました。それがかろうじて今に繋がる大きな力になっているとは、本当にあとで
わかることになるのです。谷先生には、本当に多くの大切なことを教えて
いただきました。先生の笑うとクシャクシャになるあの温かな笑顔が忘れられません。

翌日、100年以上も現役で使われているシックな森の中の礼拝堂(北海道有形文化財)で
少年たち、職員と礼拝をささげました。
谷先生が、悩み迷い苦しんだ時、この礼拝堂に来て祈りをささげたそうです。
家庭学校の美しい森の中にいると、たしかに力が与えられるのを覚えます。

北海道家庭学校は校祖、留岡幸助の信仰と夢と祈りによって始められ、それを継承する
多くの人々、支援者によって今日に至っています。
ちょうど訪問する数日前、9月24日、創立110年の記念式典が行われました。
まさに神によって導かれた110年の恵み豊かな足跡を思います。

午後は、弟達が会員の日本キリスト教会佐呂間教会で礼拝。
ここの礼拝堂も素敵なログハウスで、教会員が大工さんと一緒に丸太を組んで
完成させたそうです。
道東はいち早く、紅葉が始まっていました。


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おしらせ24・9・22

2024年09月22日 | 稜線(エッセー風に)
【お知らせ】※集会には、どなたも参加できます。詳細はちらしを。
◇隣接地に関するアンケート(その2)の回答をお願いいたします。

◇矯風会札幌グループ例会
 9月30日(月)13:00 センター 礼拝メッセージ:清水真理牧師
 学習会「伝道牧会の原点」清水真理牧師(隠退牧師)
 ※腹話術のケイちゃんも一緒です。ミニバザーあり。

◇パイプオルガン演奏会 10月4日(金)19:00 北光教会 演奏者:田宮亮  
◇講演会 10月5日(土)14:00 北星女子中高 同窓会室(南4西17)
  「北星学園から遺伝子の世界へ60年」大塚榮子さん(北大名誉教授、
  北星女子中高卒業生)主催:エルマイラの会
   (北星女子中高同窓生・関係者による歴史を語る継ぐ会)

◇島音祭(シュマオマプ)
  10月5日(土)島松伝道所 バザー 11:00∼13:00 
  コンサート13:00∼15:00(定員50名 入場料1500円、
  事前申し込み 0123-36―7275)

◇札幌地区大会 10月12日(土)10:00∼15:00 センター
 「主の食卓を囲もう~教会の夢を語りながら」
  参加費500円(食事つき) 各教会報告、バザー

◇北日本「核と基地」問題ネットワーク/核ゴミ処分場と泊原発について
 考えるつどい) 主催:北海教区、泊原発を再稼働させない
 ・核ゴミを持ち込ませない北海道連絡会
 10月16日(水)「15:00∼17:30 センター  参加無料
 講演「泊原発と寿都・神恵内での地層処分の危険性」
 講師:小野有五さん(北大名誉教授、自然地理学、
     北海道の自然保護運動を推進。カトリック小野幌教会員)
 報告①「寿都町から」三木信香さん
(子どもたちに核ゴミのない寿都を町民の会共同代表)
   ②「各地の反原発・脱原発運動から学ぶもの」
    大川清さん(岩見沢教会牧師)
 ※ズーム参加 ID:899 0129 4953 パスコード:897573(申込不要)

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