カメラを片手に

中之島香雪美術館で茶碗の数々を

移動性高気圧に覆われて晴天の一日、最低気温は9.8℃で、午後1時20分には
23.6℃まで上がり、今日も清々しい秋の一日になる。
      11時、20.2℃、51%

さて小庭で30㎝近く茎を伸ばしてひょろっとしたリンドウが一輪開きだした。
秋に青紫色の花弁が外側に反るように開くことから 「ササリンドウ・笹竜胆
と思われ、いわゆる野生のリンドウ、図鑑に白花がリンドウとして載る。
一般には山野草のササリンドウとして流通しているそうだ。

日本大百科全書(ニッポニカ)によれば、「ささりんどう」は家紋
"竜胆の花に葉をあしらった模様または家紋。
 その葉が笹に似ているところからこの名称がおこったものであるが、
 元来、竜胆と笹の合成模様ではない。
 通常、葉を笹のように5葉並べ、その上に花を三つ添えた形式をとる。
 これは清和(せいわ)源氏の家紋と伝えられるが、確証はない。
 1390年(元中7・明徳1)に奉納された、熊野速玉(はやたま)大社の
 直衣(のうし)(国宝古神宝のうち)にみられる竜胆唐草は、笹竜胆に
 近い形式である。
      

さて連れ合いのお付き合いで、お茶関連の美術館巡りの続き
池田の「逸翁美術館」等を見てランチしてから阪急池田から梅田まで戻り、
地下街を抜けて初めてルクア大阪方面の地下街を抜け、西梅田、堂島地下街
から地上に上がれば、渡辺橋も直ぐ近くでした。
中之島フェスティバルタワー・ウエスト内、4階の「中之島香雪美術館」へ
      


中之島香雪美術館では11月26日迄「茶の湯の茶碗ーその歴史と魅力」展が
開催中で、重文2点と重要美術品1点を含む80点のお茶碗が勢ぞろいでした。
   *なお携帯での撮影は重文2点を除き可能です。
      

      

第Ⅰ章 鎌倉時代~桃山時代前期ー抹茶の渡来と千利休までー  18点
    中国へ留学した僧侶や日本へ渡来した中国商人等により抹茶が入ると
    ともに、天目や青磁などの中国製の唐物茶碗がもたれされ、室町後期
    には、大坂・堺の裕福な町衆たちを中心に、質素な茶器を用いる
    「侘び茶」が流行し、朝鮮半島製の高麗茶碗も用いれらた。
    桃山時代には千利休(1522-1591)の好みを反映した楽茶碗が作られ
        

・建窯   油滴天目 南宋時代 12-12世紀       

・長次郎  黒楽茶碗 銘 古狐  桃山時代 重要美術品 
                           


第Ⅱ章 桃山時代後期ー古田織部好みの流行ー         13点
・美濃  織部黒茶碗 銘 玉箒 桃山時代    
     漆黒釉から白濁した長石釉が覗くことは初子の日に養蚕室を掃除す
     る玉の飾りを付けた小さな箒に似ていることに因む
・美濃  志野茶碗  銘 朝日陰 桃山時代   

第Ⅲ章 江戸時代ー小堀遠州と和物茶碗の展開ー        39点
・朝鮮  御本狂言袴茶碗 銘 宇良葉 朝鮮時代17世紀
 

・大樋  飴釉茶碗 銘 葉牡丹 江戸前期~中期 17-18世紀

・川上不白 黒楽鶴門茶碗・赤楽亀文茶碗 江戸時代後期 19世紀


第Ⅳ章 『大正名器鑑』収録の茶碗ー高橋箒庵による選定ー   10点
      


・朝鮮  御本雲鶴筒茶碗 朝鮮時代 17-18世紀
      

流石に茶碗ばかりで疲れました。

最後に国指定重要文化財・旧村山家住宅に建つ茶室を再現した「中之島玄庵」
が常設展示されている。
藪内流家元の茶室「燕庵」の忠実な写しになります。
      
   
外を見ると、よく降った雨の後のようで、まだ降るようなので、湯木美術館
へ回らずに、難波へ向かい、家に帰ることになりました。
帰り着く100m程手前で雨が降り出し、なんとか傘をささずに戻れた。
若くはないようで、美術館の梯子は二館でも疲れ果てている自分に納得!?

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