カメラを片手に

万太郎忌にシランの花が語らう

16.0℃が最低気温の朝、日本海を進む低気圧に吹き込む湿暖気によるもので、
午後1時までに27.7℃迄上がっている。
だが今夕から明後日まで断続的な雨で、一部では風雨が強まり荒れた天候に。      
      11時、24.5℃、57%

     『あぢさゐの色には遠し傘雨の忌』 鈴木真砂女
      5/6
 
今日は『万太郎忌』、俳号から『傘雨忌』とも呼ばれる。
小説家・劇作家・俳人・演出家「久保田万太郎」の1963年の忌日、没後60年
梅原龍三郎邸での宴席にて、赤貝の寿司を詰まらせ誤嚥性窒息で死去された。
 
本当に歳時記に良く見かけますが・・・
山本健吉は彼の俳句を評し「彼は俳句を余技と言っているが、俳句は全面的な
人間表現の場所でもないし、絶体絶命の一筋の道ではなく、不断着の文学であ
り、チェホフの『手帖』やルナールの『日記』に類する役割を果たす」と。

芥川龍之介はその句風を「東京の生んだ<嘆かひ>の句」と評す。

万太郎自身は自分の句を「家常生活に根ざした叙情的な即興詩」とみなし、
江戸情緒の残る下町の暮らしを、平明な言葉によって余情ふかく詠む句風。
  『神田川祭の中をながれけり』
  『竹馬やいろはにほへとちりぢりに
  『時計屋の時計春の夜どれがほんと』

夫人を失ったのちの最晩年の句は
  『湯豆腐やいのちのはてのうすあかり』

今日の誕生日の花はラン科の「シラン・紫蘭」、学名 Bletilla striata
  『紫蘭咲き満つ毎年の今日のこと』 高浜虚子 

花言葉、うつむき可憐な雰囲気で多数の花を咲かせ「楽しい語らい」と
      

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