カメラを片手に

快慶「阿弥陀如来立像」を唐招提寺塔頭の「西方院」で

奈良の今朝は10.2℃とやや冷えこみ、朝の内日差しで昼過ぎの18.8℃迄上がる
が、これを境に雲が覆い始め、気温は下がってきた。
      14時、17.9℃、40%

昨日朝8時半に家を出て、戻ったのは午後10時過ぎ、歩行数は20000歩越え、
夕方から旧友との13か月ぶりの会食で、ほろ酔い気分で帰りついていたため
ブログはお休みでした。

今朝はやはり筋肉痛だったが、朝から奈良押熊町の「常光寺」へ寺宝を拝観
(後日記す予定)。
昼過ぎに戻ってきて8000歩台でパソコンにかじりつく。

さて昨日のコースは
近鉄西ノ京駅9時半集合・・(がんこ一徹長屋)・・西方寺(拝観:唐招提寺塔頭で
奥の院とも)・・・唐招提寺(拝観40分)・・・垂仁天皇陵・・・喜光寺・・・
菅原天満宮・・・近鉄大和西大寺駅(12時解散)、
この後午後1時半から平城公民館「平城京・宮で消えた古墳と残った古墳」
狭川真一先生の話を聴きに行くので、一人で
西大寺駅・・・西大寺・・・八所御霊神社・・・秋篠寺・・・平城公民館へ

近鉄西ノ京駅の西側を出て「がんこ一徹長屋」・「墨の資料館」を通り
      

住宅地を抜ければ「西方院」、唐招提寺の塔頭で奥の院ともいわれ、
二つの五輪塔と晩期の快慶の「阿弥陀仏立像」で有名です。
支えられた土塀が迎えてくれます。
平城京の西二坊大路の西側にあたり、東側の唐招提寺と隣接していたらしい
現在は近鉄橿原線を挿み唐招提寺があるため、飛び地になる。
       

西方院は鎌倉時代の1245年ごろ、唐招提寺中興の祖・覚盛や西大寺中興の
祖で真言律宗開祖・叡尊ら共に戒律を学んだ有厳(慈禅)によって創建された
唐招提寺の塔頭です。 
さて門をくぐり、お庭の中の収蔵庫で一番に拝観させて頂けたのは・・・
      

重要文化財「阿弥陀如来立像」、高さ3尺の1m弱、
左足の臍に「巧匠 法眼快慶」銘があり快慶晩期の作とされる。
脇侍や光背などは残されておらず、金箔の剥落も一部で進んでいるが、左足をわずかに踏み出し来迎印を結び、涼し気な微笑みが印象的です。
全体的に威厳のある重厚感が漂い、襞の装飾性の美しさはさすが快慶ですね。
      借用

収蔵庫の前の五輪塔は「唐招提寺中興二世證玄和尚墓」と石柱に刻まれ、
奈良県指定有形文化財、高さ2.8m
      唐招提寺中興二世證玄和尚墓

もう一つは西南方向にある「大僧正・護持院隆光」の供養塔です。
隆光は5代将軍「徳川綱吉」及びその生母「桂昌院」の寵を受け、京・奈良の
寺社の再建を奨め、京都・奈良にはなくてはならぬ人物ですが・・・。
その結果幕府の財政悪化の遠因ともなり失脚し悪者扱いとなる。
しかし近年、「生類憐みの令」主因説も隆光ではないとされるようだ。
      大僧正隆光の供養塔

拝観希望の場合は、事前に直接連絡が必要です。

良い仏さまにお会いできました。  次回に続く



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