カメラを片手に

鬼城忌でツユクサを

湿度の高い曇り空の朝を迎えましたが、予報によれば台風14号の進路がさらに
南側になり、北九州から四国そして紀伊半島を横断するコースをとると。
奈良では9時前には雨も降り出しており、明日未明から明日の昼過ぎまでは、
強風と大雨に注意が必要ですね。
ただ太平洋に抜け温帯低気圧に変わっても発達するらしく、東北・北海道も
多大な影響を及ぼす奇異な台風になるようだ。
      9時半、23.4℃、87%

ぐずついた天候が8月から続いており、小庭ではまだツユクサが咲き続ける。
NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花はこの『ツユクサ・露草』です。
別名は古くは「月草」や「蛍草」とも呼ばれている。
      9/17

花言葉は「尊敬」「懐かしい関係
花弁は内側に3枚あり、2枚は大きく鮮やかな青色、残りの1枚は目立たず、
白い小さな白色とされる。
黄色い雄蕊は6本で2本だけが雌蕊と共に前に長く突き出しています。 
この黄色と青のコントラストが小さな花を際立たせている。


万葉集ではツユクサを「月草」として9首詠まれている。
古くはこの月草で染めれば「縹色(はなだいろ:薄藍色)」になるのですが、水で
色が落ち易く、このことから「心変わり」や「この世のはかない命」を表す。
万葉集 7巻 1339 詠人不詳 嫁に貰ってほしいと・・・
原)『鴨頭草丹 服色取 摺目伴 移變色登 称之苦沙」 
読)「月草に 衣色どり 摺らめども うつろふ色と 言ふが苦し」
意)月草衣を染めようと思うも、色あせやすいっていうのが、辛い
      9/17

露草や弓弦はづれてむぐら罠』 村上鬼城 
今日は『鬼城忌』で、俳人『村上鬼城』1934年、享年74歳の忌日です。

鳥取藩の江戸藩邸で生まれ、正岡子規に文通による指導を得、大正期には
高浜虚子らに力量を認められ、飯田蛇笏や前田普羅らとともに大正期の
《ホトトギス》をささえた。
「心耳の詠み人」と呼ばれるように耳を病み,一茶に似た境涯の句をもつ。
生きかはり死にかはりして打つ田かな』 鬼城

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