カメラを片手に

オシロイバナで西鶴忌

深夜の27.0℃が最低気温と熱帯夜で、真っ青な上空とぎらつく太陽でしたが、
風もあり最高気温は午後2時前の34.2℃でした。
      12時、33.8℃、49%

NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花はウリ科の「ヘチマ・糸瓜
インド原産の一年草で、中国から室町時代に渡来する。
本来の名前は果実から繊維が得られることから付いた「糸瓜・いとうり」で、
江戸時代から昭和時代までは「へちまたわし」として重宝されていた。また
現在でもつるの切り口から出る「へちま水」は、鎮咳、利尿薬、化粧水に。
へちまの花は雌雄同株で、虫や風などが花粉を運ぶことにより受粉し実をつけ
30㎝までの大きさのものを収穫すれば食用にでき、薄くスライスして
お味噌汁や炒め物、”ナーベラー”といって煮浸しにして食べられている。
      

花径は5㎝大で、花冠は5つに裂け、花の色は黄色く、雄花は柄のある花が
花茎に均等につき夕方には萎む。また雌花は葉の脇に1つつき、花の付け根が
実となり、大きく膨らんでいく。 
花言葉は、蔓からぶら下がる姿から「悠々自適
      

へちまたわしとして利用され始めた江戸初期、330年前の1693年この日、俳諧
師・浮世絵草子作家の「井原西鶴」が享年52歳で没し、今日は「西鶴忌」です
同時代のライバルは、俳諧では「松尾芭蕉」、浄瑠璃では「近松門左衛門」の
名が上がります。
   辞世の句は『浮世の月見過しにけり末二年
       

大坂の人で平山藤五が本名、西山宗因に俳諧を学び、21歳で独立し、京都の
三十三間堂で行われる弓術の大矢数にならって,1日または1日1夜につくる
句数を競う俳諧の興行の『矢数俳諧』を得意とし、1日で23500句を詠みあげ
るという偉業を達成している。 
約3.5秒に一句、超人的ですが・・・数打てば当たる???

浮世絵草子では、武士や町人の生活の実態を客観的に描き、日本最初の現実
主義的な市民文学を確立し、近代の作家に影響を与えた。
著作は「好色一代男」、「本朝二十不孝」、「日本永代蔵」「世間胸算用」、
「西鶴諸国ばなし」、「西鶴置土産」で俳諧では「西鶴大矢数」など。

好色一代男は、天和二年(1682)大坂荒砥屋から全五十四章で刊行された。
主人公「世之介」の7歳から60歳までの54年間のさまざまな好色体験を描き、
古典をパロディ化している点が注目され、特に巻5以降は、実在の遊女の列伝
的な体裁を取っている。

遊女には「白粉・おしろい」が必要で、この時代に化粧用品は3つの色だけ
白粉の白、口にさす紅の赤、眉を書く場合に使う眉墨や口のお歯黒の黒です。

江戸時代の女性は、色の白いは七難隠すということわざがあるように、みな
白粉を塗って肌を白くみせ、今でも歌舞伎役者や舞妓などは白粉を塗る。
当時の白粉の原料としては、7世紀に中国から渡来した鉛由来の「はにふ」と
水銀由来の「はらや」が主流で、その他に白土などの鉱物性の白粉と、米や
キカラスウリ、オシロイバナなどの植物性の白粉などがあったようだ。
子供が遊びで使うのはオシロイバナの種を潰したものですね。
ことしも植えてもいないのに、種がこぼれ小庭で咲いている。
      


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