医療系治療士の道

3●才で医療系治療士を目指し、早数年。
今年で最終学年を迎え、実習も終了した学生が書く徒然なるブログ

マスコミの実態とは・・・読売ウィークリーのブログとゲーム脳

2005-11-20 00:00:16 | NEWS
今からこの下の文は読売ウィークリーのブログである。多分あまりに恐ろしい内容なので削除される可能性があるので全文コピっちゃいました。原文はこちら。よく読んでちょうだいな。正にマスコミのイメージの捏造具合がよく判るし、こんなことでイメージ先行の報道がされて良いのかと思う。またそれを全く反省もなくブログに書く神経もどうかしている。こんな男が報道をしていることを私たちは理解した上でニュースなどを見て行く必要がある。

以下読売ウィークリーのブログの引用

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

いったいどうなっているのか2005/11/12

女子高生がタリウムを母親に飲ませたかと思えば、
今日は同級生の女の子を殺した疑いで高1の男子が逮捕。
いったい、どうなっているのでしょう。
とても理解できません。

10年ほど社会部にいたので随分事件取材もやらされました。
警視庁記者クラブでは、
詐欺とか汚職などの知能犯を扱う捜査2課の担当だったせいで、
その後もそんな事件ばかり取材しました。
知能犯ですから、頭を使った犯罪なのですが、
動機はほとんどが「お金」。
その点では、大変わかりやすいのです。

理解不能と思った事件も、多くはありませんが、経験しました。
忘れられないのは、平成元年の「宮崎勤事件」です。
幼女4人の連続誘拐殺人。
オウム以前の、戦後最大の事件かもしれません。

ビデオテープで埋まった宮崎勤の部屋の映像を覚えている方も多いと思います。
実は、事件後あの部屋に初めて入ったのは私です。
宮崎勤が逮捕されたという一報で、
五日市町の彼の自宅に急行しました。

なんと、まだ警察官も来ていなくて、
3-4人の他社の記者が彼の両親を取り囲んで話していました。
そのうち、だれかが彼の部屋を見せてほしい、と言ったところ、
彼の父親はどうぞ、どうぞ。
母屋から彼の部屋には幅30センチほどの板が通路代わりに渡されていました。
幅が狭いので一人ずつ渡ることになり、
5,6人の記者でじゃんけん。
で、私が一番になった、というわけです。

部屋に一歩入ったときのことは忘れられません。
窓がなくて薄暗く、
四方の壁面がすべてビデオテープで埋め尽くされていたのです。
テレビとビデオデッキが3-4台あったと記憶しています。
そんな部屋は見たことありません。
まさに「理解不能」でした。

おそらく、あの部屋の映像を覚えておられる方は、
あのビデオはみんな、アダルトとか盗撮とかロリータとかそんな類のものだと思っているのではないでしょうか。
実は違うのです。
大慌てで、ビデオのタイトルを写したのですが、
ほとんどは「男どあほう甲子園」とか「ドカベン」といった、
ごく普通のアニメばかりでした。
その中に、おぞましい映像が入ったビデオも含まれていたのですが、
少なくともそれはごく一部だったのです。

なぜ、そういうイメージが伝わってしまったか、
については理由があります。
部屋の隅には、数十冊の雑誌の山がありました。
どんな雑誌かももちろん確認しました。
大半は、「GORO」「スコラ」です。
20代の男性としては、ごくごく普通でしょう。

その中に「若奥様の生下着」という漫画が1冊ありました。
ある民放のカメラクルーがそれを抜き取って、
一番上に重ねて撮影したのです。
それで、あの雑誌の山が全部、さらにビデオもほとんどがそういう類のものだという、
誤ったイメージが流れてしまったのです。

ま、犯した犯罪からすれば、そのくらいは誤解されても仕方がないかもしれませんが、
それでもやっぱり、事実とは違ったのです。
高校生逮捕の夕刊を見て、
そんなことを思い出しました。
(苦悶デスクこと・木村透)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~
以上引用終わり

全文読んで頂けたでしょうか?特に宮崎勤事件以降を読んで恐ろしくなりました。おいおいいったいどうなっているのかとはこちらの台詞のような気がしますが?最初に宮崎勤の部屋に入った人間はわざわざ部屋の状況を偽造して視聴者に偽のイメージを作りあげたわけです。これは筆者も認めているわけです。しかしこの事件の場合、社会に与える影響が大きく、突っ込んで言えば今日マスコミが報道するオタク=犯罪者のイメージはこの時点で作り上げられた幻像だったのです。しかしそれなのに、「ま、犯した犯罪からすれば、そのくらいは誤解されても仕方がないかもしれませんが、」と軽く流しているわけですが、違うでしょう?


たまたま同じ趣味の人間が宮崎勤と同じ犯罪者に、あるいは犯罪者予備軍に見られてしまう

事も認識できない愚か者です。こんな事も理解できないマスコミが報道を担っているわけです。またブログ内でも言及されています、イメージを偽造することで報道を行うカメラクルー、それに何も注意しなかった報道者が現在の報道の中枢で報道を担っているのです。多分このデスクは左遷か懲戒免職必死ですね。

海外で日本のアニメが評価が高く、日本では扱いが酷いのもこの事件を発端としている。アニメを見ている奴は「キモイ」などと言われているのはこの事件のせいです。

このことも重大な例なのですが、マスコミがよく騒ぐ「ゲーム脳」なる言葉があります。これはゲームをしている人間は情緒系の刺激が鈍く前頭葉の発達が未熟なためキレ易いと言う報告なのですが・・・この報告テレビでセンセーショナルに報道されたため本当の事のような認識になっていますが・・・これもです。嘘と言うのは失礼なので「近年、客観性が不足していることが指摘されて居ます」と表現しましょうか。

「ゲーム脳」の本質は脳波の測定にあります。早い話ゲームをしている人間の脳波を測ると「認知症」の人の脳波に似ていたということなんですが・・・。この脳波がどういう状態だったかというと・・・α波が増えてθ波が減るということなんですが・・・。ここがお笑い。これを発表したのが日本大学文理学部体育学科教授の森昭雄氏だったのですが・・・マスコミでは脳神経学の専門と言われますが、これも嘘。彼は運動生理学の専門です。でも専門家でいらっしゃるためにあまり指摘を受けなかったことをいい事に滅茶苦茶な論文を書いてます。

学生のレベルでも判ることですがα波が増えてθ波が減る状態って言うのは基本的にリラックスした状態や、頭を働かせずにボーっとしている時の状態です。それがなにか?基本的に「認知症」の方はボーっとしていると思われます。そしてこの森先生は「α波が増える状態が良くない」と仰っています。

じゃあヒーリングソングを聴くのもスポーツをするのも「ゲーム脳」になりますが・・・。

そもそもα波を徐波として異常脳波として取り扱っていることから、この「ゲーム脳」の理論が破綻している。言っときますがα波は正常脳波です!!徐波は異常脳波だけどα波は含まれません!!何故ならα波より低周波の波を徐波って言うから・・・

つまり脳波を判っていない人間が脳波の事を書いてゲームをすると頭が悪くなるということを理系の論文風に書いたものが「ゲーム脳」に関する論文の内容です。

しかもこの論文に使われた機械は、この論文の為に作られた機械で、申し訳ないが客観性に乏しい。何故ならそれ以外の本物の脳波(国際基準で測られたもの)が一度たりとも出てこない。これは脳波の論文としては異常なことです。初心者向けの本でも本物の脳波は出てきますよ。

しかも「ゲーム脳」の論文の批判は山ほど専門家からも指摘されているにも関わらず、現在もマスコミはこの引用を止めようとはしない。つまりそこには「オタク=犯罪者予備軍」としてマスコミが一般に向けたイメージを構築するのにもってこいの材料だからだ。(例え間違いでも)専門家に理論的に説明されたことであれば一般人に対するイメージは深く刻まれるからだ。そもそもこの件でもマスコミはCESA(社団法人コンピュータエンターティメント協会)に取材して結局報道しないこともあったようだ。CESAの言い分は「脳科学の分野は研究中なので現在脳に与える影響は調査中」だったそうだ。取材を断ったことはないが、取材して企画が没になるのは、意図した方向に番組や記事が書けないようです。

しかしどこに「ゲーム脳」を否定する風潮がある?お前は学生で本質的な事は判らないのに否定しているだけじゃないかと言われる人も当然居ると思います。「ゲーム脳」確かに否定されます。正直、森先生が余りに初歩的な間違いをしているので誰も面と向かって指摘してないようです。ですが、斎藤環氏(精神科医)などのインタヴューはネットでも見れるようですから。決定的なのは「ト学会」に「ゲーム脳の恐怖」はトンデモ本に認定されてます。
つまりこの本は「ノストラ●ムスの大予言」とかと同列の本だということです。それをまことしやかに報道していることに普通におかしいと感じませんか?

まあ兎にも角にも、マスコミが報道しているのは事実ではなくマスコミが作ったイメージなのだという事がわかっていただけたでしょうか?

あっ・・・そうそう。私はゲームが脳に、情緒に非常に有効だと思う立場です。そしてゲームの有用性は現在東京大学や世界中の先進大学での研究テーマとしても挙げられています。マスコミは、ちゃんとこのことも報道してくださいね~

最新の画像もっと見る