~色のGIFT~ Silent Color

2023年6月 横浜→福岡糸島へお引越ししました。
ニャンドゥティとオーラソーマとにゃんこと日々あれこれ綴ります

世界一周の船旅 パート3

2011-08-03 16:06:44 | おススメ スポット

Micです

 

船旅世界一周パート3、南米編です

 

同じ南半球の大陸でも、アフリカとはまた別世界!

当時はネットが今より発達してなかったので、あんまり情報も見ず(単に情報収集をおこたっていたという説もある…)、そんなまっ白なココロのまま行ったせいか、見るもの何でも新鮮で、けっこうどこも好きだったな~

 

航路はブラジル→アルゼンチン→チリ→南太平洋へ

 

ブラジルもまた印象深い国でした。

光と闇のコントラストが入り乱れているという感じで。

 

リオのカーニバルがもうすぐという時に寄港し、街全体は熱気にあふれていました

そんなまぶしい光の反面、富裕と貧困の格差がすごいのもこの国の特徴。

これもまた、カルチャーショックでした。

 

このときは、ストリートチルドレンの更生施設におじゃまするというツアーに参加したのですが、施設が年齢別に分かれていて、私が見たのは3施設。

親がいなく、家もなく、ストリート(道端)で暮らすことを余儀なくされた子供たち。そんな光景はリオではめずらしくありません。(ここからしてすでに心が痛む話ですが

 

私はここで人生初めて、目が笑っていない笑顔の子供を見ました。

「荒んでいる」というのはこういうことかもしれない、と思いました。

 

子供が無邪気に笑えない、そんな国があっちゃならないなーと思いました。

ブラジルという特定の国だけが悪いというのではなく、南半球にいくと肌で感じるのですが、いわゆる北と南の格差(特に経済的な)をとても感じます。

 

言語もその国の歴史を反映していると思います。

南米は公用語がほとんどスペイン語かポルトガル語です。

アフリカもフランス語や英語が多かったです。

南半球の大陸は、ほとんどがヨーロッパの植民地だった歴史を持ちます。

 

元々、その土地にあった文化が壊され、新たに入ってきた西欧文化が優勢になり、時が流れ、旧と新が融合し、新しい文化になって…という歴史の流れが独特な風土を作ってます。

 

ブラジル、リオの有名な観光地に「コルコバードの丘」があります。

高い丘にでっかいキリスト像がたっていて、両手を大きく広げています。(あまりの大きさにどこから撮ってもフレームアウト…

 

   

 

ちょうどブラジルを発ったのが夜でした。

ブオーッという船中に響き渡る汽笛とともに、明かりに照らされたリオの街がだんだんと遠くなっていきます(これだから船はやめられない夜景はチョー超ロマンを感じます。

街のてっぺんにはポツンとライトアップされたキリストさんが。

 

それを見た時、「あぁ、キリストさんはこの街みんなを愛し、守ってるんだなー」と自然とストンと理解が出てきました。

大きく広げた両手が、まるで街全体を包んでいるようでした。

やっぱ神ってでっかいです。(アタリマエだって

神からすると、旧も新も北も南もカンケーなく、全てが等しく愛おしいんでしょうね。

 

…そんな思いを乗せ、船は南極に一番近い国、アルゼンチンへ。

ここでは氷河を見ましたゾ。

 

   

 

TVでも十分きれいに見えますが、実際見ると、氷河ってもっともっととっっっても美しいです。

普通、氷の色というとクリアか白ですが、氷河は含まれる成分と太陽光線の加減で、ほんのり青いんです。

中にいけばいくほど青が強くなって、なんともいえない芸術作品自然はいいシゴトしてらっしゃる~。

 

    

 

だれもいない広大な氷河を、朝、ボーッと船から見る。。。

なんてぜいたくなんだーーっ

地球で一番きれいな所は人がいない所だと思います(ニンゲンとしては悲しいことですが…

 

ちなみにオプションで、ここから南極に行った方もいらっしゃいました。(私はおサイフの都合で行けませんでした…

 

最後に、南米寄港地中、一番のお気に入り!スポットをご紹介~。

 

チリのバルバライソにある、詩人パブロ・ネルーダの家です

 

バルバライソは街全体がカラフルでアートな感じ。こじんまりとしていて、歩いて観光できちゃいます。(坂が多いので高低アリマス)そーいえば、とても親切な通りすがりの人が街を案内してくれたっけ。。

 

 

 

ネルーダ氏はチリ革命に多大なる精神的影響を及ぼした、国民的英雄さんです。(映画「イル・ポスティーノ」に出てます

ここでも北の、南への搾取が革命の背景にあるんですよね。

余談ながら、ラテンアメリカで「9.11」というと、2001年のアメリカ同時多発テロ事件ではなく、1973年のチリ・クーデターを指す事も多いそうです。9/11って、やっぱり何かあるんですかね?

 

彼の家は今、博物館として一般公開されているのですが、気に入りすぎて、本まで買っちゃいました

    

 

ここ、ほんとカワイーんだ。庭もね。「こんな家に私も住みたーい」と思わずうなってしまいます。

 

船好き?なのか、家中が船っぽい調度品で。窓とかが船の丸窓だったり、海図がはってあったり、凝りっぷりがディ○ニーランドかって位、貫いてらっしゃる。。(こーゆーの、私には萌えツボなのデス

 

 

船好きの影響か、魚のモチーフが多く、なんとなく初期キリスト教シンボルを思い出したりして…

 

旅も半分を過ぎ、色々な国を通りました。

 

次回は南太平編です

 

Love, Light and Harmony!