Micです
オリンピック、連日熱戦が繰り広げられてますね。今日はスケート女子に魅入ってしまいました。やはし女子はお華がありますなー。
スケート女子の色にまつわる話として、興味深い記事を新聞で読みました。
過去、3大会オリンピックでは優勝した女子皆がブルー系の衣装だったのですって。そして今回もそのジンクスは更新されたようですね。。
ブルーはやはり平和と冷静でここぞというときに力を発揮するのか?はたまた氷上だから同じ水属性で調和するのか?なーんて、演技を見ながらまたオタクっぽく想像を廻らせてしまいました。
オタクついでに。。
そーいえば、リンクの壁の色がB101っぽいと感じたのは私だけでしょうか。。
さて。
Micさんにしてはめずらしく連日ブログアップです。
ナゼなら、皆さんに紹介せねばならぬ名作に出会ってしまったからデス!
そいえば、ブログで映画をオススメするのは初めてですね。
インビクタス/負けざる者たち
現在、上映中の映画です。
監督はクリント・イーストウッド、主演はモーガン・フリーマン、マット・デイモン(←いい味出してます!)もでてます。
舞台は南アフリカ。ちょうどネルソン・マンデラ氏が大統領になった頃。
最初は弱かったラグビーのナショナルチームが、母国開催のワールドカップで優勝するというもの。
予告をTVで見た時は「ラグビーの話かー」と聞き流してたところ、私の師ともいうべき知人から、「良いよ~」といわれ、早速観てきました。
一見、スポコンものか?と思いきや、そこはイーストウッド先生。スポーツという枠を超え、マンデラ氏、アパルトヘイト後の南アを背景に、異なる人種が一つになるという感動的なものなのデス。
「硫黄島からの手紙」をみたときも、いい監督だなーと思いましたが、この作品もとてもいい!
今の世の中に大切なメッセージがたくさん入った作品だと思います。感覚として、B107とオリーブグリーンな感じのメッセージを私は受け取りました。
作品を語る上で欠かせないのが、南アで実際あったアパルトヘイト(人種隔離政策)。
<長いので、知ってていいやという人は<背景説明 終>まですっ飛ばしてクダサイ。>
簡単にいうと、人種間の交わりを国で禁じたものです。
南アにはアフリカーンスと呼ばれるヨーロッパ系の白人がいるのですが、人口割合からいうと少数の彼らが政治・経済・警察などの権力を掌握し、人口の多数を占める黒人の生きる自由を制限したんですよね。
黒人は移動できる範囲が決められ、いつも身分証明書を携帯させ、ないとそれだけで逮捕されました。家畜のように追い立てられ、自由を一方的に奪われた黒人が権利を取り戻そうと立ち上がったのに時間はかかりませんでした。
暴力には暴力を。
長い抗争の間に何人もの命が犠牲となりました。
愛する家族や友人が殺され、互いへの憎しみは増長、人種間の溝は益々深まっていきました。
約10年前、私は南アへ行った事があるのですが、実際見てたまらなかったです。
白人と黒人の住むところはまだくっきり分かれていて、黒人の住むところは犬小屋が少し大きくなった位の掘っ立て小屋が乾いた土地にずっと拡がっていました(映画の中で実際見ることができます)。彼らが仕事に就くことも難しく、結局生活に困って犯罪に手を染めるという悪循環が多いとうかがいました。
すでにアパルトヘイトは廃止されていたものの、何十年と続いていたことがそんなにすぐ変わることもなく、差別の根深さがうかがえました。目の前の現実に、とても衝撃を受けたことを覚えています。
マンデラさんは私が尊敬している方の一人です。
彼は黒人の自由を取り戻そうと活動し続けたため、政治犯として囚われ、以後、27年間も牢獄に入れられました。それでもくじけず人種差別の壁を打ち破り、自由を勝ち取ったリーダーなのです。
私が彼をすごいと思ったところは、隔離され散々痛めつけられていたにもかかわらず、それを赦し、人種間の壁を取っ払って南アフリカという一つの国のもと、みんなで新しい国を作ろうとしたところです。
本当に器の大きい人だと思います。生きながらにしてすでにマスターの域!南アのマスター・キリストかと個人的には思ったりして。。
<背景説明 終>
さてさて、背景説明がかなり長くなってしまいましたが。
この映画は、南アフリカのアパルトヘイトを題材にしたものではありますが、彼らだけの問題というより、私たち人間の「恐れ」について描かれていると思いました。それをどのように解放し、自由になれるのかということを示した作品なのではないかと。
「恐れ」は思い込みや偏見を生みやすい。それがそもそもアパルトヘイトを生み出したのではないかと個人的に思います。
「恐れ」に「無知」が加わると、さらに恐れが増え、実体をそれ以上に想像し、自分を脅かす怖いものと誤解し、ついには「恐怖」「不安」「焦り」を生み、自分を守ろうと、それを「拒絶」あるいは「排除」しようと画策する。。
「恐れ」を手放す第一歩は「理解」なのかなと思いました。そして「憎しみ」や「怒り」には「赦し」を。
作中、黒人のリーダーのマンデラさんが大統領になった時、黒人は白人を排除しようと、白人は黒人から排除されるだろうと考えます。
しかしマンデラさんは違いました。
同じ南ア人として助け合おう、協力し合って新しい国を創っていこうというのです。
最初はぎこちなく、敵愾心剥き出しだった人々も毎日顔を合わせていくごとにお互いを理解し、打ち解けていきます。
アパルトヘイトの象徴だったラグビーチームを、白人も黒人も関係なく応援するようになる。それは南アの人々が「過去」を手放し、前へ進もうとした瞬間だったのだと思います。この先困難はあるでしょうが、大いなる希望が生まれた瞬間にカンパイと目頭とハートが熱くなりました。
(しかし、ラグビー選手はよく首の骨折れないもんだとミョーなところで感心しました。)
南アフリカは「虹の国」というそうです。
そして、国歌がとても素晴らしい(映画に出てきます)。歌詞もメロディーもたまらなく美しいです。
アパルトヘイトを経た彼らが歌っているのを聴いて、涙がでました。
いや~、語っちゃった。ワタクシ、熱くなると多弁(文)になる習性があるようで。。
マンデラさんが釈放された日(1990年2月11日)は奇しくもワタシの誕生日で(モチロン、年は違います)。そんなところからも、思い入れがあるのでしょうか~。
ちなみにマンデラさんのワタシのイメージは、B102(ディープオリーブ/ディープマゼンタ)です。
最後に。
今日は、13月暦で私の誕生日(青いスペクトルの嵐)でございました
Love, Light & Harmony!
オリンピック、連日熱戦が繰り広げられてますね。今日はスケート女子に魅入ってしまいました。やはし女子はお華がありますなー。
スケート女子の色にまつわる話として、興味深い記事を新聞で読みました。
過去、3大会オリンピックでは優勝した女子皆がブルー系の衣装だったのですって。そして今回もそのジンクスは更新されたようですね。。
ブルーはやはり平和と冷静でここぞというときに力を発揮するのか?はたまた氷上だから同じ水属性で調和するのか?なーんて、演技を見ながらまたオタクっぽく想像を廻らせてしまいました。
オタクついでに。。
そーいえば、リンクの壁の色がB101っぽいと感じたのは私だけでしょうか。。
さて。
Micさんにしてはめずらしく連日ブログアップです。
ナゼなら、皆さんに紹介せねばならぬ名作に出会ってしまったからデス!
そいえば、ブログで映画をオススメするのは初めてですね。
インビクタス/負けざる者たち
現在、上映中の映画です。
監督はクリント・イーストウッド、主演はモーガン・フリーマン、マット・デイモン(←いい味出してます!)もでてます。
舞台は南アフリカ。ちょうどネルソン・マンデラ氏が大統領になった頃。
最初は弱かったラグビーのナショナルチームが、母国開催のワールドカップで優勝するというもの。
予告をTVで見た時は「ラグビーの話かー」と聞き流してたところ、私の師ともいうべき知人から、「良いよ~」といわれ、早速観てきました。
一見、スポコンものか?と思いきや、そこはイーストウッド先生。スポーツという枠を超え、マンデラ氏、アパルトヘイト後の南アを背景に、異なる人種が一つになるという感動的なものなのデス。
「硫黄島からの手紙」をみたときも、いい監督だなーと思いましたが、この作品もとてもいい!
今の世の中に大切なメッセージがたくさん入った作品だと思います。感覚として、B107とオリーブグリーンな感じのメッセージを私は受け取りました。
作品を語る上で欠かせないのが、南アで実際あったアパルトヘイト(人種隔離政策)。
<長いので、知ってていいやという人は<背景説明 終>まですっ飛ばしてクダサイ。>
簡単にいうと、人種間の交わりを国で禁じたものです。
南アにはアフリカーンスと呼ばれるヨーロッパ系の白人がいるのですが、人口割合からいうと少数の彼らが政治・経済・警察などの権力を掌握し、人口の多数を占める黒人の生きる自由を制限したんですよね。
黒人は移動できる範囲が決められ、いつも身分証明書を携帯させ、ないとそれだけで逮捕されました。家畜のように追い立てられ、自由を一方的に奪われた黒人が権利を取り戻そうと立ち上がったのに時間はかかりませんでした。
暴力には暴力を。
長い抗争の間に何人もの命が犠牲となりました。
愛する家族や友人が殺され、互いへの憎しみは増長、人種間の溝は益々深まっていきました。
約10年前、私は南アへ行った事があるのですが、実際見てたまらなかったです。
白人と黒人の住むところはまだくっきり分かれていて、黒人の住むところは犬小屋が少し大きくなった位の掘っ立て小屋が乾いた土地にずっと拡がっていました(映画の中で実際見ることができます)。彼らが仕事に就くことも難しく、結局生活に困って犯罪に手を染めるという悪循環が多いとうかがいました。
すでにアパルトヘイトは廃止されていたものの、何十年と続いていたことがそんなにすぐ変わることもなく、差別の根深さがうかがえました。目の前の現実に、とても衝撃を受けたことを覚えています。
マンデラさんは私が尊敬している方の一人です。
彼は黒人の自由を取り戻そうと活動し続けたため、政治犯として囚われ、以後、27年間も牢獄に入れられました。それでもくじけず人種差別の壁を打ち破り、自由を勝ち取ったリーダーなのです。
私が彼をすごいと思ったところは、隔離され散々痛めつけられていたにもかかわらず、それを赦し、人種間の壁を取っ払って南アフリカという一つの国のもと、みんなで新しい国を作ろうとしたところです。
本当に器の大きい人だと思います。生きながらにしてすでにマスターの域!南アのマスター・キリストかと個人的には思ったりして。。
<背景説明 終>
さてさて、背景説明がかなり長くなってしまいましたが。
この映画は、南アフリカのアパルトヘイトを題材にしたものではありますが、彼らだけの問題というより、私たち人間の「恐れ」について描かれていると思いました。それをどのように解放し、自由になれるのかということを示した作品なのではないかと。
「恐れ」は思い込みや偏見を生みやすい。それがそもそもアパルトヘイトを生み出したのではないかと個人的に思います。
「恐れ」に「無知」が加わると、さらに恐れが増え、実体をそれ以上に想像し、自分を脅かす怖いものと誤解し、ついには「恐怖」「不安」「焦り」を生み、自分を守ろうと、それを「拒絶」あるいは「排除」しようと画策する。。
「恐れ」を手放す第一歩は「理解」なのかなと思いました。そして「憎しみ」や「怒り」には「赦し」を。
作中、黒人のリーダーのマンデラさんが大統領になった時、黒人は白人を排除しようと、白人は黒人から排除されるだろうと考えます。
しかしマンデラさんは違いました。
同じ南ア人として助け合おう、協力し合って新しい国を創っていこうというのです。
最初はぎこちなく、敵愾心剥き出しだった人々も毎日顔を合わせていくごとにお互いを理解し、打ち解けていきます。
アパルトヘイトの象徴だったラグビーチームを、白人も黒人も関係なく応援するようになる。それは南アの人々が「過去」を手放し、前へ進もうとした瞬間だったのだと思います。この先困難はあるでしょうが、大いなる希望が生まれた瞬間にカンパイと目頭とハートが熱くなりました。
(しかし、ラグビー選手はよく首の骨折れないもんだとミョーなところで感心しました。)
南アフリカは「虹の国」というそうです。
そして、国歌がとても素晴らしい(映画に出てきます)。歌詞もメロディーもたまらなく美しいです。
アパルトヘイトを経た彼らが歌っているのを聴いて、涙がでました。
いや~、語っちゃった。ワタクシ、熱くなると多弁(文)になる習性があるようで。。
マンデラさんが釈放された日(1990年2月11日)は奇しくもワタシの誕生日で(モチロン、年は違います)。そんなところからも、思い入れがあるのでしょうか~。
ちなみにマンデラさんのワタシのイメージは、B102(ディープオリーブ/ディープマゼンタ)です。
最後に。
今日は、13月暦で私の誕生日(青いスペクトルの嵐)でございました
Love, Light & Harmony!