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【成長曲線】桜花賞馬デアリングタクトについて

2020-04-16 07:00:00 | M氏の金言
おはようございます、M氏です。
今日は今注目の無敗の桜花賞馬デアリングタクトの成長曲線を振り返っていきたいと思います。
募集時の私の評価は中評価となり、限りなく、高評価に近い評価となっておりました。



まず一次募集直後の1歳10月の馬体になりますが、まだバランスは今ひとつで筋肉量が不足していますが、皮膚感の良さがあり、随所に良さはありました。



次に2歳1月になりますが、夜間放牧で成長を促し、全体的にボリューム感が出て、ふっくらと順調に成長していました。



次に2歳4月ですが、暖かくなり、冬毛が抜けてきて、育成で鍛えられた効果が馬体に現れてきています。引き締まった筋肉でバランスも良くなってきていました。



次に2歳6月になりますが、順調に育成が進み、馬体は厚みを増し、毛艶の良さ、皮膚感の良さが出ており、馬の表情も自信に溢れており、体調の良さが見て取れました。バランスもより良くなってきていました。



最後に外廐先へ移動前の2歳8月になりますが、より馬体はシャープになり、競争馬らしい引き締まった馬体になっていました。またこの馬本来の皮膚感の良さ、筋肉の質感がより顕著に現れてきており、デビューに向けて、仕上がりました。この時期のノルマンディーOCの2歳馬としては非常にしっかりとした素晴らしい馬体でこの時点でかなりの活躍が期待出来たと予感したのではないかなと時系列を見て、私は感じました。


私はデアリングタクトの出資者ではないので、時系列でここまでしっかりと成長曲線を見たのは初めてでしたが、順調に成長し、育成されて、短期間としては分かりやすい成長曲線でしたね。この馬は元々皮膚感、筋肉の質感に良さがありましたが、そこから馬体が全体的にパワーアップして、バランスも良くなった事でより素晴らしい馬体に成長したのが成功要因だったと思います。
驚きなのが、他の牧場と比べて、決して高いレベルにあるわけではないノルマンディーファーム、ノルマンディー小野町の育成でこれだけ順調に早い時期から成長した事は正直に奇跡だと思いました。
今までのノルマンディーファームの育成馬から考えて、異例中の異例でそれがクラブ初GI制覇、クラシック制覇に繋がりました。
これは馬の資質と爆発的な成長力による異例のケースであると私は考えています。
会員の方なら知っていると思いますが、牧場サイドの育成方針はじっくりと馬本位で育成し、徐々に成長を促し、長く地道に活躍させるのがこの牧場の特徴ですからね。
ただこのデアリングタクトという奇跡の名馬から牧場サイドは早期から活躍させるノウハウと自信を掴んでもらい、今まで以上に活躍馬を育成してもらえるようにしてもらえたら幸いです。そうする事でクラブ全体として、良い流れが生まれると私は思います。




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