夕方宅配のお兄さんが来た荷物を渡し「蛇が居ます」と言う。
見てみたら道路の真ん中にやまかがしが長くなっている、お兄さんは蛇を轢き殺すのは嫌なのだろう、その手前で止まって荷物を届けに来た、車はバックして行った。
私は蛇が大嫌い、見ると髪の毛が逆立つかと思う程嫌いだ。
この蛇は何処か怪我をしているのかハエが3匹程集っている。
蛇などここ何年も見てない、それに蛇は夏出るものと思っていた、こんなに寒くなって何処から出て来たのだろ、石を投げて追い立て様としたが頭を動かすだけ、土を投げたがほんの少し動いただけ。
困った明日は医者に行かなければいけない、蛇もこんな体では明日朝迄に何処かに行っているとも思えない。
どうしてもこの道を通らないと出かけられない、朝になっても蛇は何処にも移動して無いと思う、ならば朝から蛇にふれるのは嫌だ。なんとかしなければ、いけない道の右側は自分の畑、そっち側に片付ける訳にはいかない、左側は土手、でも高く成っている。
どうしても通らなければいけない、蛇の動きが鈍いと言う事で勇気を出して竹箒で土手に動かした。
蛇は白い腹を出して動かない、余計気持ち悪い、だが蛇をひっくり返す勇気は無い、畑に行くにも通る道、これからどうしよう、毎日この蛇の白い腹を見るのか?鳶でも来て持って行ってくれないかな〜。
家に入っても暫く寒気が収まら無かった。