閉め出し!!東福寺

平凡なサラリーマン日記
平成22年11月終了しました。

帰ってきたノルウェイの森

2007-07-25 22:23:01 | ざれごと。
友達に貸してた本が半年だか一年だかぶりに帰ってきた。
村上春樹の「ノルウェイの森」。


この作品は僕が本の中で一番影響を受けたものだと思う。
共感できるし、自分のもやもやとした考えをすらすらと明確な言葉に変えてくれるように感じた。

今読み直すとその頃読んだ強烈な印象はなくなっているのだけど、
それは僕の本質的なところが変わった訳ではなく、多分今の生き方のスタンスが影響しているのだと思う。
つまり、社会人は真剣に物事の本質について知るよりも、何か行動したり、あるいは何も行動しなかったり、物事を感情を流して見ることが重要で、僕はその生活をとにかく継続することに重点をおいているからだろう。

この本を恋愛の本と感じる人もいるけど、僕はそうは思わない。
それに、昔この本が好きだというと「純文学ですやん、すごいですね」と言われたのだが、純文学か不純文学(そんなものがあるのかはともかくとして)かというのは何ら意味のない分類であって、要はその本のどういった面を見つめているのかが重要なのにな・・・。

まぁとにかく、僕はこれを読んだ時より大人になったのかもしれないし、
しょうもない人間になったのかもしれない。
でも生きるというのは常に何かしらの具体的なステップ・手順を積み重ねていかなければならないので仕方のないことだ。

そういう訳で僕は来月ヒゲダンスを踊らなければならないし、禿げヅラとアフロヅラを被らなければならないのだ。



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