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ザ・知念家成長日記

アトランタに来てからもうすぐ3年となります。日々、成長する家族の姿を描いています。

慰霊の日

2006-06-24 17:16:09 | ポンキッキ夫婦生活
今日は私には珍しく、まじめなトピックです。
6月23日は私、ムックの出身地である沖縄にとってとても特別な日です。
丁度61年前に沖縄はアメリカ軍と日本軍による地上戦の真っ最中で、この日沖縄守備軍の牛島中将が自決なされました。それにより日本軍における組織的な戦闘は衰え始めました。

しかしながら、その9月4日の日本が降伏文書に調印するまで沖縄戦は続きました。沖縄戦では軍民合わせて20万人の人が亡くなったと言われています。(当時60万にいた一般市民の15万もの人々が亡くなったようです。)

その戦闘の凄まじさは言葉では表現できないほど凄まじいものです。
私のおばあちゃんが以前話してくれた話によると、おばあちゃんは戦火から逃れるために非常に苦労したそうです。余りにも行く道で亡くなった遺体があるので、次第に遺体を踏みながら逃げて行く事にも無感覚になっていったと話していたのを覚えています。

ほかにも戦争体験者の人々が自らの体験について話すときに心が痛くなります。
彼らの苦しみは非常に大きなものです。

しかし、61年もの時間がたち多くの人達にとって太平洋戦争はただの過去の出来事になろうとしていることが気になります。日本は高度成長によって人々が豊かになり、過去の苦い出来事がなかったの様になっています。

話は少し変わるのですが、イラク戦争も長期化を迎えています。時折、罪のない人々が襲撃戦に巻きこまれたり、射殺されたりなどというニュースを目にします。
それらは本当に悲しいことです。

慰霊の日は私にとって平和、そして命の尊さを再認識させてくれる大切な日です。

沖縄の人々が語りついだ言葉、「命どう宝」(ぬちどうたから)は真実です。