12月15日の日曜日、我が家に新入りがやってきた。
名前は『ポノ』
子供達はずっと犬が欲しいって数年間言い続けていたけど、子供が6人欲しいと言っていたShantia夫婦はShantiaが妊娠中、もしくは家に1歳未満の子がいる間は犬の世話までしたくないので常に子供達への答えはNOだった。
でも11月くらいからなんとなく犬に興味が出てきてね。
子供が数人いて犬を飼っている人にいろいろ体験談を聞いていた。
地元のシェルターも見たし、オンラインのシェルターもチェックした。
そしてポノが我が家に来ることになった。
ポノはCraigslistで見つけた。
飼い主とテキストをやりあっているうちに、実はこの飼い主さん、同じワードの友達の妹だと発覚。
お互い、教会員なら信頼できる、とあってポノを我が家が引き取ることに。
子供達にはポノが来る5日ほど前に我が家に犬が来ることを伝えたんだけど、その感動ぶりはすごかった。
「絶対にお世話いっぱいするねっ!!」
と嬉しそうに言ったので、ちゃんと”契約書”にサインしてもらった。
最初は絶対にお世話してくれるけど、2か月位経ったら飽きそうじゃない??
ポノのお迎えにはジョセフ君とShantia、そしてケコアの3人で行った。
車にポノ用品一式を乗せ、ケコアのカーシートの横にポノのベッド、その上にポノが乗るとケコア大泣き。
怖いらしい。
ポノが別の方を見ていると一応興味はあるらしく静かにポノを見るんだけど、ポノがケコアを見るとケコアが泣く。
家に着くと窓からいつポノが来るかをそわそわしながら見ていた子供達が一斉に興奮する様子が見えた。
そしてそれから2時間ほどポノに着いてまわる子供達。
すごかった。
みんなで『ポノ!!』と連呼しながらポノを追いかける。
キリもしっかり『ポノ』って言えていたのに、突然リビングで
「Pet, sit!!」
(訳:ペット、おすわり!!)
と命令したのには爆笑。
ペットって呼ぶなー。
ポノはすっごくいい犬で、自分のおもしゃ、詳しくはお気に入りの毛布ときつねみたいなおもちゃしか噛まない。
家具や人間のベッドにも上らない。
ケコアが多少手荒く扱っても絶対に吠えたり噛んだりしない。
トイレは4~9時間おきに外に出してあげたとき、もしくは散歩の時だけ。
2階には興味がないらしく、初日にあがっただけでそれ以来2階には行っていない。
今のところポノの中では
ジョセフ君=毛布でレスリングすると一番楽しい相手
Shantia=おやつをくれる人、ブラッシングしてくれる人
お嬢さん達=朝、散歩に連れて行ってくれる人
マイキー=朝から顔を舐める対象
マイキー~キリ=毛布でレスリング可能な人(姉たちとShantiaも出来るけど)
ケコア=丁寧に扱わないといけない人、手を舐めるならOKな人
である。
おやつを上げるとき(犬用ビスケットを1回1個、1日3回)はShantiaが片手にビスケットに持って上にあげ、ポノにいくつか指示を出す。
お座り→伏せ→ロール(横に1回転)は毎回かならず順番にさせる。
おやつが貰えると分かるとポノは大興奮。
目はビスケットに釘付け。
賢いポノはビスケットを見ると指示を出す前から座って伏せて転がってくれる。
それをしないとおやつがもらえないと分かっているね。
でもそれだけじゃあげないのがShantia。
転がった後に『Speak』=一回吠えさせるか『Stand』=後ろ足で立ってもらう。
ビスケットが欲しいポノはなんでもしてくれますよ。
ディナー時、必ず横にいるんだけど絶対に食べ物を要求しない。
欲しいのは見てわかる。
でも大人しく床に伏せている。
大抵はケコアの横にいてケコアの動きをじっと見ている。
誰が一番食べ物を落とすか始めから分かっていたらしい。
賢いな。
初日はポノを怖がっていたケコアは翌日は全然問題なしだった。
ポノのしっぽを握るし、ポノに乗ろうとするし、ポノのベッドに一緒に乗ってるし。
キリもポノのベッドにポノと座ってゲームしているときは笑った。
先日、ポノをお風呂に入れてみた。
ポノはお風呂好きだと前の飼い主さんに聞いていたので、対して不安はなかったんだけどね。
ケコアとキリが入った後の残り湯にポノを入れるとまずお湯を飲んで(これは必要なのか?!)、その後はあごをバスタブの淵に乗せたまま無抵抗。
なんで楽なんだ、と思ったわよ。
わしわし洗ってお湯ですすいで、床にポノ用のタオルを敷くと自らバスタブから出てきてくれた。
毎日2回のブラッシングも大人しくされている。
(短毛なので抜け毛は多い)
時々ブラッシング中に寝るからね。
特にポノはパグル(パグとビーグルのミックス)なので、いびきをかくことがある。
ブラッシング中にいびきかかれると笑う。
人がいるところにいるのが好きなので、家族全員が出掛けることになると非常に寂しそう。
特にあの眉毛が一段と寂しさを演出してくれる。
前の飼い主さんから忠告は受けていたので、出掛ける前にごみは出して言ったんだけど、詰めが甘かった。
2時間後帰ってきたらキッチンのごみ箱は予想通りひっくりかえっていた。
でも中はほとんど空だったので影響なし。
問題はランドリールームのごみ箱。
そこまでは考えてなかったのよね。
ポノはこっちのごみ箱もしっかり倒してくれた。
そしてケコアのうんちおむつを見つけてわざわざおむつを開けて中身で遊んだらしい。
やられたっ!と思ったね。
運動量といい、性格といい、ポノは我が家にあってると思う。
前の飼い主さん、上手にしつけたな、と感動しております。
犬が一匹加わって、我が家はますます賑やかになりました。