goo blog サービス終了のお知らせ 

あれやこれやの日々

幅広いエンジニアリング情報を掲載

Windows Vistaで日本語TTSを使う方法

2012年11月02日 | ブログ

Windows Vistaでは、標準機能として音声合成による読み上げ機能(=ナレータ)がありますが、標準では日本語に対応していません。

そこでVistaで日本語TTSを使う方法をまとめました。

1)Microsoft SpeechSDK5.1を使う場合
TTSアプリを手っ取り早く使いたい場合は、SpeechSDK5.1に含まれるTTSAPPを使うのがお勧めです。入力したテキストを簡単に読み上げることができます。

【手順1:ファイルのダウンロード】

Speech SDK 5.1をダウンロードする。

ダウンロードするファイルはSpeechSDK51.exeだけです。

SpeechSDK51LangPack.exeは音声認識用の言語データです。

Microsoft Speech Platform - Server Runtime (Version 10.1)をダウンロードする。

ダウンロードするファイルはSpeechPlatformRuntime.msiです。

32bit/64bitに分かれているので、OSに合わせてダウンロードします。

Microsoft Speech Platform - Server Runtime Languages (Version 10.1) をダウンロードする。

ダウンロードするファイルは日本語の場合は、MSSpeech_TTS_ja-JP_Haruka.msi

になります。日本語用ファイルはこれだけです。ちなみにMSSpeech_SR_ja-JP_TELE.msiは音声認識用ファイルです。

【手順2:インストール】

SpeechSDK51.exeを実行する。

SpeechPlatformRuntime.msiを実行する。

MSSpeech_TTS_ja-JP_Haruka.msiを実行する。

【手順3:レジストリの変更】

ここまでインストールした時点で、SpeechSDK51のTTSAPPを実行すると、選択できる音声リストにはMicrosoft Mary, Microsoft Anna, Microsoft Mike, Sample TTS Voiceの4つだけです。

そこでHarukaを使える様にする為、レジストリを変更します。

Harukaの音声データが登録されているのは

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Speech Server\v10.0\Voices\Tokens

です。

システムの音声データが登録されているのは

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Speech\Voices\Tokens

です。

そこでレジストリ情報をコピーします。方法はコマンドラインで以下の様に入力します。

reg COPY "HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Speech Server\v10.0\Voices\Tokens" HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Speech\Voices\Tokens /s /f

これで、TTSAPPを実行した際の音声データリストにMSSpeech_TTS_ja-JP_Harukaが

表示されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



最新の画像もっと見る