少子化で行こう

世の中、少子化対策音頭が鳴り響く。人口減少もあると、恐怖心を駆り立てる。でも、何かそれって変じゃない? ままで行こうよ。

支援しているという自己満足

2006-01-28 05:41:08 | Weblog
(幅広い総合的な計画)についてです。

白書は説明します。

「今後、夢と希望にあふれる若者がはぐくまれ、家庭を築き、安心と喜びを持って子育てにあたっていくことを社会全体で応援する環境が整ってきたという実感のもてるよう、政府をあげて子ども・子育て応援プランの着実な実施に努めていくこととしている。」


若者だけが夢を持てる社会を果たして作ることができるのでしょうか?

まずは、若者を支援する大人が夢と希望をもって、経済的条件を整えて、自殺が年間3万人にならないような体制作りをしなければならないと思います。

若者が夢と希望をもつことができるようになっても、そのあとの現実に敗れるようでは、仕方がないではありませんか? 夢と希望は逃避だったのね、ということです。

ま、「せめて若いときくらいはいい思いをさせたい」というのならわかりますが。

現在は、何事も個人の権利を尊重する時代のなので、人の行動を変えようとするときには、欺瞞的、偽善的に「支援」とか「応援」という言葉をとるしかないようです。

そんなもんでうまくいくのでしょうか? 真摯な大人が、ひとり自分に向かい合ってくれるということの効果の方が大きいと思うのですが。

万事環境設定だけを整えて、相手の出方を見る、というのは実は、中高年が若者とは真剣に直接的にかかわりたくない、という無意識を表しているようにも思えるのです。

http://www8.cao.go.jp/shoushi/whitepaper/w-2005/17WebHonpen/html/h1220220.html