クラブボクシング@ゴールドジム湘南神奈川

普通、湘南辻堂といえばサーフィンなのにボクシングでひたすら汗を流すオッさん達のうだうだ話!

Too Much Pain 3

2016年01月30日 | 日記
けいじ先輩の話のつづき


グレーのユニホームを取り出して着替えるけいじ先輩は着替えに夢中になり、白いユニホームに着替えている我々に気がついていませんでした。

私の心は痛むばかり。
しかし、新たな感情も。

(やべえ、何か面白くなってきた)


と、ここで、この新たな感情を爆発させる言葉が聴こえてきました。

その言葉を発したのは、けいじ先輩をハメるよう、私に指令を下した先輩でした。


「おっ、けいじ、そのユニホームカッコいいじゃん。」

その言葉を聴いて、けいじ先輩はユニホームの違いに気づきました。

「何でみんな練習用なんだよ!」


もう、みんな大爆笑っす。
先輩も同級生も大爆笑。

私の心は痛むばかり。
(でも、おもしれー!)


そして、我々は顧問の待つグラウンドに向かいました。


誰が言い出したのか、カッコいい試合用のユニホームを着るけいじ先輩を先頭にして1列になって。


その異様な教え子たちの隊列を見て、ヤクザ顧問が大激怒。

「おいっ、けいじ!何で試合用なんだよ!」

もう、みんな大爆笑っす。
私も。

と、ここで、顧問が言いました。
「誰から聴いた。けいじ、言え!」


(やべー、俺が伝えたことになってる。俺、練習着だし。笑ってるし。そういえば、けいじさんも怒ってるだろうなぁ。)

「練習用が汚くて試合用しかなくて。」

その言葉を聴いて、私の心は痛むばかり。
多分、私も練習用を着てたんで、先輩に言わされたって気づいたんでしょうね。


(おお、けいじ先輩カッケー。何ていい人なんだ。それにしても、この笑っている部員たち酷すぎねえか。ありえねえだろ)


そして、問題はヤクザ顧問。
この後、とんでもない決断をしました。
教職者としてあるまじき決断でした。



いつかにつづく