クラブボクシング@ゴールドジム湘南神奈川

普通、湘南辻堂といえばサーフィンなのにボクシングでひたすら汗を流すオッさん達のうだうだ話!

史上最強の上司のお話 17

2016年01月26日 | あの頃 朴は若かった
史上最強の上司山口さんと私が当時働いていた米系投資顧問会社のオフィスは帝国ホテル内にあり、ランチはよく近くの銀座のコリドー街に出かけました。

ランチ時は山口さんと一緒に居たくないので巻こうとするんですが、警察犬並みの嗅覚で付いてくるわ、汗はアセヲ君より流すわ、ご飯はこぼすわ、ウェイトレスをねーちゃんと呼ぶわ、まあ恥ずかしい恥ずかしい。そんなある日。

僕達はしつこく付いてくる山口さんを巻けずにランチ後のコーヒーを銀座コリドー街のIrish Pubのhubに行ったのでした。

腰高のstallにずり落ちそうに腰掛ける山口さん。短い足は床に届かず所在なく空気を蹴っています。完全なopen café風で剥き出しの天井にオシャレにfanがゆっくりと回っています。そんな店内、山口さんは足元がどうにも気になるようで、少し強めに足を蹴るような仕草を始めます。

山口さん、どうしたんすか?

いやいや、さっきから足に何かが当たるようで引っ張られてるような気がするんだけどね。いや~気のせいかもね~

とか、山口さんは言うのですが、私、ちょいテーブル下を覗いてみると、な、なんと。

超デカイどぶネズミが山口さんのズボンの裾をガチガチと噛んでいるんです!

え~⁉︎ マジかよ!
ま、コリドー街は上は高速道路、その高架下の飲食街。食糧豊富、冷暖房完備ですから、どぶネズミがいたって不思議じゃありません。

や、や山口さん、どぶネズミっす!足元!


あわわわわ、と椅子からひっくり返ってしまいました。

その超デカイどぶネズミも慌てて逃げ出します。混雑した店内、客の足元を抜けて壁を伝い、梁や鴨居を伝いみんなが見守る中、女性用トイレの天井に消えて行きました。

床に転がってる山口さんもそれを見守ります。

女性用トイレの天井にどぶネズミが消えて10秒後です。

トイレのドアを開けてモデルのような超美人が出てきたのです。本当、超美人。今すぐトイレに入り残り香を楽しみたいくらいです。

その美人が転がってる山口さんの横を通り過ぎ流時です。

山口さん、

あ、あんた魔法にかけられてネズミにされてたの? いやいやびっくりしたぞ!いやいや、あなた別嬪さんですねー、びっくりしました。

と話しかけたのです。

うん、確かにそんなタイミング!

山口さんロマンティックや。

でも、あんた転がったままですって!

藤沢駅 Speaking Words of Wisdom

2016年01月26日 | ちっちゃいおっさん
お寒うございます
朴竜です。

先程、藤沢駅改札口の神様の御姿をお見かけしました。グレーのライトダウン、エンジのジャージ、草臥れたスニーカーに素足はいつもの御姿とお変わりありませんが、今日はお気に入りねリュックではなく、紺色の肩掛けバッグのコーディネート。

北口のビックカメラ方面から南口の小田急百貨店へ抜けるコンコースの飲料の自動販売機横のペットボトル回収箱に向かい合うように立たれ、嬉々と御声をおあげになっています。

ランロンロンキャーッ
ランロンロンキャーッ
ランロンロンキャーッ

迷える私にはそう聴こえるのです。

ランロンロンキャーッ
とは果たしてどのような真理を語っていらっしゃるのか私の魂のレベルでは未だ理解することができません。

しかし、そんな私は思うのです。

たくさんの羊達は寒い朝、嫌々布団から抜け出して、生業のためにツライ通勤をしているのであります。神様はお仕事をされていないのであれば、凍てつく朝に素足で駅にて私達を見送って下さらずとも、暖かいエデンで二度寝してても良いのではないでしょうか?