万葉集には、自然、草花、四季、生き物などがたくさん登場します。
今日、紹介する歌は、雲雀(ひばり)を詠んだ歌です。
万葉集/巻20-4433 作者/大伴家持(おおとものやかもち)
朝(あさ)な朝(さ)な 上(あ)がるひばりに なりてしか
都に行(ゆ)きて はや帰り来(こ)む
【意味】朝になるたび空へと上がる ヒバリになりたいものだなあ
都へ行って節句を祝い すぐに戻って来るのになあ
※「あさなさな」〈あさなあさな〉の約音。
※「てしか」願望。
万葉人が豊かな自然の中に暮らした時代を歌でたのしみましょう。
※写真は、Canvaのフリー写真素材を使用
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