筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
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万葉集/巻11-2798 生き物を詠んだ歌   鮑(あわび) 2024年8月

2024年08月08日 | 20.万葉の花鳥風月

万葉集には、自然、草花、四季、生き物などがたくさん登場します。
今日、紹介するは、生き物を詠んだ  鮑(あわび) の歌です。

万葉集/巻11-2798  作者/不明

伊勢の海人(あま)の  朝な夕なに  潜(かづ)くといふ
                     (あわび)の貝の    片思(かたもい)にして 

【意味】私はまるで伊勢の地の 漁師が朝から夕べまで
    海に潜って獲るという の貝の片思い

 ※「潜く」水に潜って貝や海藻をとる。
 ※「鰒」ミミガイ科の巻貝。

万葉人が豊かな自然の中に暮らした時代を歌で楽しみましょう。

※写真は、「鮑(アワビ)」/無料(フリー)写真素材を使用

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