里山・燦のものがたり

瀬戸内海の里山で生息する里山犬・燦(ダルメシアン)の活動
ものがたりです

大歩危

2007年04月18日 | 
今は新緑が綺麗ですね。
という訳で「パーマ大歩危」のその後の調査に大歩危観光へと行って参りました。
どんな流れでそうなったかは定かでは有りませんが、とにかく行ったんですぅ。

吉野川沿いの高台の高速道路を上流へ向って走りますと、
阿讃山脈の新緑が目に鮮やかで気持ちよいドライブでした。

途中、脇町と言う所で降り、うだつ(卯建)の町並みを見て歩きました。
「うだつ」とは隣家との境界に取り付けられた土造りの防火壁のことで、
またこれは大変高価なものだそうです。




町並みは結構広範囲に亘って整備されており見応えがありました。
江戸時代の藍商人であった吉田家の豪邸も見学し往時の盛況ぶりが垣間見られました。




しばしうだつの町を堪能してから再び高速で上流を目指しました。
池田で高速道路とはお別れして一般道を高知方面へとさらに上流を遡ります。
ここからは川幅も大分狭くなって水量も多く深くなっています。
JR四国の土讃線も殆ど崖っぷちのギリギリのところをガタンゴトンとゆっくり通過して行きます。


大歩危にはお昼頃着きましたので祖谷(いや)蕎麦を食べてからゆっくりと旅人気分を味わいました。
大歩危とはその名の通り、大股で歩くと危ないところですから、
川側の岩場のところを小股で見て歩きました。
岩陰のあちらこちらでピンクの花が咲いていました。
ちょうど岩ツツジの花の見頃の様でした。
そんなに華やかさは有りませんがこの季節、無機質な岩を彩っているようでした。





ここではお土産もしっかりとチェックし即買ってしまいました。
大歩危に因んだネーミングが受けてか結構観光客には人気があるみたいで売れていたようでした。




自覚症状で気になっている貴方にはお薦めです。♪ぜひどうぞぅ~。

ここまで来て折角ですからついでに船下りもしていきました。
往復30分位ですから帰りの時間の都合も良く十分に川からの眺めも楽しめました。
やはり上から見るのとは違って見上げる感覚に圧倒されました。






おっと忘れていました。
あまりに見所いっぱいで肝心な調査の方を忘れるところでした。
大歩危からかずら橋へ行く途中の国道沿いに、確か「パーマ大歩危」の看板が有ったはずです。
かずら橋への道すがらゆっくりと走行し探しました。
お目当てのパーマやさんは有りましたが、
名前が「パーマ・ヨシダ」だという何の変哲も面白みも無い名前に変わっていました。
うだつの町の吉田家がここまで商売の手を拡げてきたのでしょうか。

「パーマ大歩危」は絶滅危惧種からついに絶滅してしまったのですかね。
この国道を通る人の中には、何人かはこの看板を見て心を癒された方もいた筈です。
非常に残念で心残りはありましたが、
楽しい観光とは裏腹にちょっと期待外れの気持ちで大歩危を後にしました。

「パーマ大歩危」よ!
何時の日かまたオイラの前に顔を見せておくんない。
オイラは待ってるぜ。
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26 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
きらら さんへ ()
2007-05-13 20:59:15
今都会の一部の人達が持っている田舎への憧れみたいなものをモラエスはその当時持っていたのかも知れませんね。
祖谷の山の中で茅葺の家をボランティアで守っている外国の人達がいるというのを聞いたような気がします。
田舎というものを人々はどの様に捉えているのかは一言では言えないかも知れませんね。
一種の生きるための癒しの空間・環境なんでしょうね。
そういう環境は何時までも守りたいですね。
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モラエス (きらら)
2007-05-10 09:12:55
モラエスの日本随想記・徳島の盆踊り

いいもの見つけましたね~♪

読みました。結構失礼なほどそのまんま徳島の印象を書いてるんですよね。

阿波踊り以外何もない田舎~みたいな

でもその言葉の裏に
徳島への愛情・・・つまり恋人だった人と重ねていたのかも。島根の女性で最初の恋人を失った傷心を癒すにはいいところだったかもしれませんね。
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ぽけっと さんへ ()
2007-04-25 00:44:54
>おおぼけって読むんだ
「ぽけっと」と書いて「おとぼけ」と読むのに似ていますね。(笑)

作るのも維持するのも大変だとは思いますが、こういう町並みは残していって貰いたいですよね。
歴史を目に見える形で見えるのが良いですね。
ここの写真の中でチーくんみたいなのが歩いているのが分かりますか?
ここならチーくんと一緒に歴史を勉強しながらお散歩できますよ。
「日本一美味くない団子」っていうのも売ってますよ。

>私は、・・・すんごい頭を想像しました
パーマ大歩危って夢が膨らむパーマやさんですよね。
一度はかけてみたくなりますよね。
さあ、再生復活運動を起こすぞぅ~。
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oliママ さんへ ()
2007-04-25 00:32:09
崖っぷちには民家も有りますからね。
過去には土砂災害で命を失った方も沢山いらしゃいます。
大歩危ですからね。昔から難所で有った事には間違いないですね。
今は沢山な観光客で一年を通じて賑わっていますね。

>最近、人の名前を忘れやすくなっています。
もうだめかもしれない。
ちょっと、ちょっとちょっと。
オイラは燦ですが、大丈夫ですよね。
人じゃないからね、oliちゃんと一緒で何時までも覚えていてくれますよねワン。
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Jitta さんへ ()
2007-04-25 00:24:30
>いいところへ行ってきはりましたね。
ええとこどすえ。
Jittaはんも一度お越しやっしゃ。
安生案内させて貰い漫画名。(ありゃッちょっと可笑しいか?)

小歩危はね、小股で歩いても危ないってこってすわ。
ほなどないせぇ~っちゅうねんなぁ~なぁッ。(笑)

>名前をもとに戻してもらってはいかがだす?
あッ、そういう手もあったな。
早速「パーマ大歩危再生機構」を作って、天下りのお偉い人を理事長に据え旗揚げしてみよっかなぁ~。
出来たら、一番最初にJittaさんパーマかけてもらってあげるからね。
♪どんなんかなぁ~♪
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きらら さんへ ()
2007-04-25 00:13:13
>モラエスの「緑、緑、緑、・・・・・」
ひょっとして、緑の金長狸とちゃいますか?(笑)
名前は以前から知っておりましたが、詳しくは知りませんでした。
たまたま古本屋さんで本を見てたら、
「モラエスの日本随想記・徳島の盆踊り」という文庫本を見つけ購入しました。
まだ勿体無くて全部は読み切ってないですが、
大正初期の日本人の生活や考え方、日本の古典随筆文学、徳島の気候風土等々盛り沢山でワクワクしますね。
きららさんはモラエス好きみたいですから読んでるかも知れませんね。

ポルトガルから来て終の棲家に徳島を選んだのですからね。
当時の徳島には、モラエスの心に響いた物があったんでしょうね。
徳島再発見ですね。
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オイノコ さんへ ()
2007-04-24 23:48:32
近場の観光もまたいいもんですね。
そんなに何回もは行ってませんが、大歩危の岩場にこんなに沢山な岩ツツジが生えているとは気がつきませんでした。
ピンクの花が咲いている時期に行った事が無かったからですね。
紅葉の時期も良いみたいですよ。
今はなんてったって、新緑ですね。
低い山でもあの新緑で化粧されると、見違えますからね。
人間は毎年再生されないからこんな風にはなりませんね。(笑)
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おおぼけって読むんだ (ぽけっと)
2007-04-23 20:53:12
私もみなさまと同じように『うだつ』なんて初めて見ました。
昔の町並みが保存されているのですね。
お金も努力もいると聞きますが、すごいなー
私もチョット歴史を勉強して こんな所を歩いてみたい!!
岩場、川の流れ、ツツジ、鯉のぼり。
大歩危ってさわやかなところなんですね
おみやげものもユーモアたっぷりで!
で、「パーマ大歩危」っていうのは ひそかなブームを呼んでたんですか。
うんうんなるほど、ボスが好きそうですね♪
私は、・・・すんごい頭を想像しました
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大歩危 (oliママ)
2007-04-23 20:32:48
崖っぷちを走っているJR四国の土讃線に 驚きました。荒れ模様のお天気の時は 身の危険を感じて あまり乗りたくない感じに見えます。ここからすでに大歩危が始まっているのですね~。
でも、面白そうな観光地ですね!
山つつじもきれいだし、川の水もきれい!

最近、人の名前を忘れやすくなっています。
もうだめかもしれない。。。爆


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Unknown (Jitta)
2007-04-23 13:25:32
いいところへ行ってきはりましたね。
大歩危って、大股で歩くと危ないって意味でしたか?
知らんかった。(・・・ほんとかよ~!)
「パーマ大歩危」ねえ。そこの美容室は自分とこの名前が
そんなにひそかに受けてたのをきっと知らなかったんでしょうねぇ。
その残念・無念さを共有する人たちで嘆願書でも作って
名前をもとに戻してもらってはいかがだす?
返信する
モラエス (きらら)
2007-04-23 00:03:50
私、モラエスのファンで、県立図書館でありったけのモラエス関連本を借りて読み漁っていました。

モラエスの「緑、緑、緑、・・・・・」
後の正確な表現は忘れましたが
自然に感動していた文章を読んで
なんだか、自然しかないけど
それがいいのかなあなんて
ちょっとうれしかったものです。

モラエスをご存知だなんて・・・それも感動♪
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徳島 (オイノコ)
2007-04-22 20:28:30
今は本当にいい季節ですよね。
新緑が芽吹いて、本当にきれい。
吉野川の緑色も春らしく穏やかで素敵です。
いやー、たまにはこんな風に思いっきり観光もいいね。
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Naoko さんへ ()
2007-04-21 22:11:57
>燦吉さんもボケませんよーに
オイラは根っからのオトボケざんす。

うだつは大体の人が、屋根の上に有るように思っていらっしゃる事が多いですね。
参考になれは嬉しいです。

大歩危は、四国三郎吉野川の上流ですからね。
美しいですね。
ここでは、ゴムボートでラフティングも出来ますので、観光だけじゃなくってアウトドアライフも楽しめます。
ヴィーたんのお里帰りのついでに立ち寄っては如何ですか。
もちろん、お土産は、アル吉どんにぼけませんべいでしょうけどね。(笑)
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きらら さんへ ()
2007-04-21 22:03:16
多分、きららさんも一度はパーマ大歩危でかけたかったでしょうね。
これパーマ大歩危ざぁ~ますのよ。
どうざんしょ、この爆発具合、最高ざましょ。
ってなこと言ってみたかったよね。(笑)
本当に残念でしたね。

前に一度来たことがあるんですが、今回の場所みたいに綺麗に出来上がっていなかったです。
道の駅に隣接した、吉田家周辺は見事に統一されていてゆっくりと散策しても十分見応えが有りますね。
また、行きたくなる空間ですね。

>昔は、いとこと走り回った記憶が・・・。
きららさんにとっては思い出の地でもあるんですね。
町全体を統一し維持していくのは非常に難しいと思われますが、でもそれが出来ていると落ち着いた感じの良い町になりますね。

話しは変わりますが、モラエス(ご存知ですか?昔徳島在住ポルトガル人?)も神戸よりか鄙びた徳島に惹かれたのもそんなところの昔ながらの生活環境にあったのかも知れませんね。
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たまねこ さんへ ()
2007-04-21 21:48:03
あれ、帰って来て食べたかどうだか、
どっちやったかね。
でも、人は良く効くということでおます。

かずら橋は、大勢が数珠繋ぎでゆっくりと渡っていました。
外から見てる分では怖く無かったですよ。
たまねこさんも一度挑戦してみては如何ですか。

パーマ大歩危残念でした。
一応観光スポットだったのにね。
せからしかぁ~。(これあってる?)
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ha-chansan さんへ ()
2007-04-21 21:40:03
♪うだだ、うだだ、うだうだつ~
♪オイラが行かなきゃ、誰が行くぅ~、ハァッ。

はーちゃんに煽てられてつい木に登ってしまいました。

>いやいや、私は要りませんです。
必要ないない。
はぁッ~はぁ~ん。
こう言うのが一番危ないんだよなぁ~。
来てるよ、来てますよ、正真正銘の中歩危ざんすよ。
まつがいない。

>ボケなんか吹っ飛びそうね
だから、最初からボケではありませんって言ってるざんしょ。
これは、岩ツツジって言うお花はんよ。
やっぱ、はーちゃんぼけませんべい食べに来なオカン、アカンわ。
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polo181 さんへ ()
2007-04-21 21:30:33
>自宅は、耐火ボードで覆われてはいますが、うだつは上がっていません。
やはり、ハイカラな耐火ボードだとうだつは上がらないみたいですね。

うだつの上がらん男って英語だと何て言いますかね??
ああ~、こんな事を聞くオイラは、やっぱうだつが上がらん♂ですワン。
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ひな さんへ ()
2007-04-21 21:23:16
雛さんは平家の落人と恋仲だったんですか?
いやぁ~ん、このすかんたこ、かずら橋でヒゲにばれん様に逢引したんかいななぁ~。

>パーマ大歩危は実在のパーマ(美容院)?
雛さんはパーマあてなくっても、絶対ここの専属モデルでいけるとこやったのにね。
残念やんかいさぁ~。

>燦ちゃんギャグですやん
オイラも結構、ここら界隈で鍛えられたものだワン。
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milaimama さんへ ()
2007-04-21 21:14:25
平家の落人もなかなかやるもんですよね。
これでパーマ大歩危が残っていれば最高だったんですけどね。
でも、新たにぼけませんべいとかを発見したので一応良しとして置きます。

>自覚症状があるみたい
自覚症状を分かっている人は大丈夫ですよ。

パーマ大歩危ひょっとしてドイツへ行っていたら、すぐに帰る様に言って置いて下さいね。

本当の鯉が水の中でも泳いでいましたよ。
空中と水中のダブル遊泳でした。
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ぼけませんちゃ (Naoko)
2007-04-21 20:24:20
ウケました!燦吉さんもボケませんよーに(笑)
『うだつのあがらない』、うだつってこういうカタチなんですね、画像は初めて見ました。へぇ~~貴重なものを見させていただきました!
それにしても渓谷の美しいこと、ほんとに日常的にこんなステキな場所に住んでいる燦吉さんがうらやましい~~
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パーマ大歩危 (きらら)
2007-04-21 09:54:35
ネーミングとしては最高だったのに残念!!
いったいどんなパーマを掛けてくれるのか考えただけでも、頭が爆発しそうな衝動に駆られる~♪
またの復活を念願したいです。

脇町のうだつの通りに、母の実家があります。
観光地になってからは、あまり行ってませんが
昔は、いとこと走り回った記憶が・・・。

昔の建造物を大切に保存するって
町全体の協力がないと出来ないことですから
ありがたいことですね。
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ぼけ (たまねこ)
2007-04-20 00:22:12
ぼけませんべい(笑)
効果の程はいかがですか~?

天然ボケにもピンぼけにも効くかなぁ・・・。
あ、私はボケてませんよっ

大歩危、素敵な景色ですね。
かずら橋って確かとってもスリルありそうな橋ですよね。
そこへ向かう途中にも見所があったんですね。
見たかったな~。
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おおぼけ (ha-chansan)
2007-04-19 17:01:28
そこは、ギャグの町ですかぁ?
燦クン、お得意の駄洒落連発の地ですね。
『のんだら のれん』
『ぼけませんべい』
『ぼけませんちゃ』
さすがだな~
うだつの上がらない燦クンが行かずして、誰が行く!

>自覚症状で気になっている貴方にはお薦めです。♪ぜひどうぞぅ~。

いやいや、私は要りませんです。
必要ないない。

きれいな渓流ですね。
吹流しと山つづじと色合いが川の緑とマッチして、とてもきれいです。
ボケなんか吹っ飛びそうね
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燦さん、こんにちは (polo181)
2007-04-19 15:51:40
今どき「うだつの上がらん男」という表現は、通じないでしょうね。うだつの実物は見たことがありません。長い間その意味を誤解していました。屋根の上にある飾り物だろうと思っていたものです。
目的は防火にあったのですね。自宅は、耐火ボードで覆われてはいますが、うだつは上がっていません。
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イヤーー (ひな)
2007-04-19 14:00:58
四国のイヤに友達いましたんよん
イヤァーーー思い出したわさ
パーマ大歩危は実在のパーマ(美容院)?

ユーモアのセンス抜群ですやん
燦ちゃんギャグですやん
返信する
その薬欲しい (milaimama)
2007-04-19 03:40:44
至福薬・・・いいですね。
のれん素敵ですね。
自覚症状があるみたい。

雄大な景色もいいですね。
久しぶりに水の流れる音に耳を傾けたくなりました。

パーマ大歩危・・・何処へ行ってしまったんでしょう。
旅行中???
ヒョコッと現れるといいですね。
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