天草採り

本来は冬の風物ですが
近くのガーデニング仲間にお茶を呼ばれたとき頂いたデザートの中には、
寒天を花形にくり貫いたものが入っていました。
その寒天は近くの海で採ってきた天草を乾燥させ、
水に濡らしては天日で晒す事を数日間繰返して作ったものだそうです。

それを聞いてとりあえず近くの海岸へ行き有るかどうか見に行きました。
石を組み合わせて作られた突堤の近くの海岸に海藻が沢山打ち上げられていました。

色々な種類の海藻が混じっていてどれが天草か分かりませんでしたが、
一緒に行っていただいたガーデニング仲間がこれだと教えてくれました。

それからはなるべく大きな天草の塊を３人で採っていきました。
海岸線は長く広いですが海藻はここら周辺だけに打ち上げられていました。

採り出すとなかなか止められなくって、
採集（最終？）的には大きなビニール袋に３袋位いっぱいにして持って帰ってきました。

持って帰って早速網戸（裏の大工さん処で捨てられていた物を貰ってきた）の上に広げて乾燥させました。
他の海藻とか貝とかゴミがついていますがそのまま乾燥させます。

そして５～６日位水に濡らしては天日で晒す事を繰り返し、
その都度違う海草とかゴミ等を取り除いていくと段々と全体的に白っぽくなって来ました。


この白くなった天草にお酢を少々入れて煮詰め砂糖を入れて混ぜた物をこすと寒天の出来上がりです。
この作業は普通２回位繰返しこして寒天を作りますが、
燦ママは一応根性を入れて４回位まで挑戦してみました。
さすが４回目はドロドロ状態で食べられないことは無いですがやはり３回目位が限度かな。

これから夏場に向けては絶好の食べ物となります。
この夏分ぐらいの天草は十分に確保できていると思いますので存分に堪能したいと思っています。
ボリジの花を入れても良いですし、黒蜜をかけても良いですし、
そうそう寒天ダイエットっていうのも有りますよね。