
毎年年末になるとお遍路に出かけたくなります。
去年は大晦日に天気もそこそこ良さそうだから出かけ様ということになりました。
出かけるとなるとさてどちら方面へ行こうかなと考えました。
キリの良い半分の44番はどうかと思いましたが、
そこは愛媛の山の中、案の定電話で確認しますと数日前の寒波で雪が積もっており、
スパイクタイヤでないと来られませんと言われました。
そこで思い切って里山からは一番遠い高知の西南端、足摺岬方面を攻めてみようという事になりました。
日帰りですから当然朝は5時頃出発ということで、
暗い内に車に3人と一匹を乗せて高速道路を一路高知を目指し爆走しました。
最初の参拝先は岩本寺です。
到着するちょっと前には車の中からですが、ちょこっと大晦日の日の出を拝まして貰いました。

よ~く見ると日の出の上には「一方通行」の標識が、やっぱこちら方面への日の入りは無いということですな。(ホンマかいな?)
一般道へ降りて街中へ少し入ると岩本寺が見えてきました。
でもまだ朝も早い内なのに駐車場には車が沢山停まっていました。
大型車が停まりそうなちょっと広めの駐車場へぐるっと入っていくと、そこには物々しい箱型の車が数台停まっていました。

車の横から見ますとそこには「NHK」の文字が見えました。

大晦日に、八十八箇所のお寺で、NHKとくれば、ひょっとして、もしかして、あれかなと一瞬思いました。
山門入り口付近には高い櫓が立っていました。

境内に入っても色んな装置が置かれていました。

そして至るところに照明器具が設置されていました。

鐘つき堂の柱には分厚い日めくりみたいなのが貼ってありました。

あまりに分厚いので一枚目をめくってみました。

という事は、最後はやっぱ、

でした。
これはもう間違いない、やっぱNHKのあれでしょうと納経所で聞いみますと、
貴方達は本日最初の納経者で、岩本寺は間違いなく全国版でNHKの「ゆく年くる年」で放映されますと言われました。
何という偶然というかラッキーな場面に遭遇できたのでしょうか。
早く帰って絶対見なくってはと思いましたが、お遍路はまだ始まったばかりですし、
でも何だかワクワクしてお得感があった事は確かです。
その日のお遍路の途中で考えたんですが、
でも何故今年は岩本寺が選ばれたのかと、どうでもいいような事ですが疑問を持ちました。

本堂の中を見渡してもそれ程これはというものも見かけない事ですし、
敢えて天井を見ると確かに現代的なものも含めて色彩豊かな絵馬で天井板が埋め尽くされています。

何かもっと我々が知らない、岩本寺に関する謂れがあるのかも知れません。
そこらをきっと鐘をつきながらのシーンでNHKが語ってくれるのでしょう。
と、思うとやっぱ早く帰って待機しておかねばと変に焦ってきました。
話は端折りますが、
その日お遍路を無事終えて7時頃には帰ってきました。
年越し蕎麦を夕食がわりに頂いて紅白をちらちら聴きながらウトウトしていました。
そして「ゆく年くる年」にはバッチし目と耳を覚ましてテレビに釘付けとなりました。
都会方面の荘厳な神社仏閣や震災復興に謂れのある寺院等が次々と放映されていき、
段々と新年のその時が近づいて来ましたが、我らの岩本寺はまだ姿を見せません。
あれッ、あの日めくりでいくとそろそろ108つ目ではないのかなと思いましたが、
その場面もなく新年を迎えてしまいました。
ごぉ~ん、確かに頭の中では岩本寺の108番目の鐘の音を聴いたような気がしましたが、
もしかしてあれはドッキリだったのかと疑ってしまいました。
しかし「ゆく年くる年」は「くる年」の部分があったのですね。
新年を迎えてから、「くる年」の方で放映されました。
年越しの参拝者へのお接待で暖かな物を振舞っている様子等が映され、
今年は四国八十八ヶ所霊場開創1200年の記念年という事を説明していました。
ふ~む、そうかそういう事だったのかそれで八十八箇所霊場の岩本寺が・・・・?
でも待てよ、1200年記念であれば、八十八箇所全部じゃん・・・だよね。
八十八箇所の何処でも良かったのでは、とどうでもよい事に執拗に食い下がる里山であった。
ぼんくら頭でよく考えてみますと、ごじゃごじゃ考えずに、
偶然では有りますが、その時、よく88分の一に巡り合えたものだと感謝しなければいけないですね。
これもお大師さんのお導きだと思って、
三人とワンは安らかに新年初めての眠りについたのでした。
オイラはとっくに高いびきじゃった。
大晦日遍路はまだ続きます・・・・
去年は大晦日に天気もそこそこ良さそうだから出かけ様ということになりました。
出かけるとなるとさてどちら方面へ行こうかなと考えました。
キリの良い半分の44番はどうかと思いましたが、
そこは愛媛の山の中、案の定電話で確認しますと数日前の寒波で雪が積もっており、
スパイクタイヤでないと来られませんと言われました。
そこで思い切って里山からは一番遠い高知の西南端、足摺岬方面を攻めてみようという事になりました。
日帰りですから当然朝は5時頃出発ということで、
暗い内に車に3人と一匹を乗せて高速道路を一路高知を目指し爆走しました。
最初の参拝先は岩本寺です。
到着するちょっと前には車の中からですが、ちょこっと大晦日の日の出を拝まして貰いました。

よ~く見ると日の出の上には「一方通行」の標識が、やっぱこちら方面への日の入りは無いということですな。(ホンマかいな?)
一般道へ降りて街中へ少し入ると岩本寺が見えてきました。
でもまだ朝も早い内なのに駐車場には車が沢山停まっていました。
大型車が停まりそうなちょっと広めの駐車場へぐるっと入っていくと、そこには物々しい箱型の車が数台停まっていました。

車の横から見ますとそこには「NHK」の文字が見えました。

大晦日に、八十八箇所のお寺で、NHKとくれば、ひょっとして、もしかして、あれかなと一瞬思いました。
山門入り口付近には高い櫓が立っていました。

境内に入っても色んな装置が置かれていました。

そして至るところに照明器具が設置されていました。

鐘つき堂の柱には分厚い日めくりみたいなのが貼ってありました。

あまりに分厚いので一枚目をめくってみました。

という事は、最後はやっぱ、

でした。
これはもう間違いない、やっぱNHKのあれでしょうと納経所で聞いみますと、
貴方達は本日最初の納経者で、岩本寺は間違いなく全国版でNHKの「ゆく年くる年」で放映されますと言われました。
何という偶然というかラッキーな場面に遭遇できたのでしょうか。
早く帰って絶対見なくってはと思いましたが、お遍路はまだ始まったばかりですし、
でも何だかワクワクしてお得感があった事は確かです。
その日のお遍路の途中で考えたんですが、
でも何故今年は岩本寺が選ばれたのかと、どうでもいいような事ですが疑問を持ちました。

本堂の中を見渡してもそれ程これはというものも見かけない事ですし、
敢えて天井を見ると確かに現代的なものも含めて色彩豊かな絵馬で天井板が埋め尽くされています。

何かもっと我々が知らない、岩本寺に関する謂れがあるのかも知れません。
そこらをきっと鐘をつきながらのシーンでNHKが語ってくれるのでしょう。
と、思うとやっぱ早く帰って待機しておかねばと変に焦ってきました。
話は端折りますが、
その日お遍路を無事終えて7時頃には帰ってきました。
年越し蕎麦を夕食がわりに頂いて紅白をちらちら聴きながらウトウトしていました。
そして「ゆく年くる年」にはバッチし目と耳を覚ましてテレビに釘付けとなりました。
都会方面の荘厳な神社仏閣や震災復興に謂れのある寺院等が次々と放映されていき、
段々と新年のその時が近づいて来ましたが、我らの岩本寺はまだ姿を見せません。
あれッ、あの日めくりでいくとそろそろ108つ目ではないのかなと思いましたが、
その場面もなく新年を迎えてしまいました。
ごぉ~ん、確かに頭の中では岩本寺の108番目の鐘の音を聴いたような気がしましたが、
もしかしてあれはドッキリだったのかと疑ってしまいました。
しかし「ゆく年くる年」は「くる年」の部分があったのですね。
新年を迎えてから、「くる年」の方で放映されました。
年越しの参拝者へのお接待で暖かな物を振舞っている様子等が映され、
今年は四国八十八ヶ所霊場開創1200年の記念年という事を説明していました。
ふ~む、そうかそういう事だったのかそれで八十八箇所霊場の岩本寺が・・・・?
でも待てよ、1200年記念であれば、八十八箇所全部じゃん・・・だよね。
八十八箇所の何処でも良かったのでは、とどうでもよい事に執拗に食い下がる里山であった。
ぼんくら頭でよく考えてみますと、ごじゃごじゃ考えずに、
偶然では有りますが、その時、よく88分の一に巡り合えたものだと感謝しなければいけないですね。
これもお大師さんのお導きだと思って、
三人とワンは安らかに新年初めての眠りについたのでした。
オイラはとっくに高いびきじゃった。
大晦日遍路はまだ続きます・・・・
これはまさに奇遇です。おもしろおかしく書いておられるけれど、3人とはだれなのかなあ。
わんちゃんは分かるけれど。お母様かな。でも、朝早起きしてお遍路さんとは奇特なことで。。
私は立江寺しか参ったことがありません。人生の終わりまでには、88を回りたかったのだけれど。
もう、無理です。
だから世の中面白いということですね。
3人とはボス夫婦と人兄貴1号です。
何分四国の西南端ですから、日帰りで遍路となると朝早く行動しないといけないですね。
車でゆっくりとお参りすればきっと行けますよ。
遍路用のバスツアーなんかも有ると思いますよ。
無理は禁物ですけどね。