洛星中学校・高等学校
最終更新 2008年4月11日 (金) 15:46。Wikipedia®
洛星中学校・高等学校(らくせいちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、京都府京都市北区小松原南町33番地にある中高一貫制の男子校。
目次 [非表示]
1 概要
2 進学先
3 制服
4 クラブ活動
5 著名な出身者
6 関連項目
7 外部リンク
[編集] 概要
1952年に中学校が、そして1955年には高等学校が創立される。1831年、ルイ・ケルブ神父がカトリック精神による青少年教育を目的とし、4世紀頃にいたとされる教育者聖ヴィアトールを守護者として、フランスのリヨン市に創立した聖ヴィアトールカトリック修道会が母体であり、進学校でありながらも、キリスト教精神(カトリック)に基づく「全人教育」を行う学校として知られる。戦前、中国の四平街にあったミッションスクールが前身。日本では唯一のヴィアトール学園で、神父及びブラザーと呼ばれる会員が現在も教職員と共に活動している。
また数年に一度外国からヴィアトール会の学校の留学生が訪れており、交流が盛んである。また、高校3年生以外についてはクラブ活動への参加が必須となっており、クラブによっては非常に活発な活動が行われている。
[編集] 進学先
京都大学への進学希望を持つ生徒が多く、かつては192名(4クラス体制時)中100名近い進学数であった。
1983年から中学4クラス・高校6クラス体制(高校入試の実施)が導入されたが、2004年から中高とも5クラス体制に変更され、高校入試は廃止された。また、東京大学合格者数も東大と京大が併願可能の時は60名以上合格したが、減少傾向にあり、現在は毎年10名程度である。また、卒業生の半数が京大及び国公立医学部に進学する。
[編集] 制服
京都の他の私立中・高が制服を次々ブレザー型にモデルチェンジしていく中にあって、洛星は今日まで、創立以来伝統の制服を堅持してきた。上着は金ボタン5個、紺色の詰襟学生服。下は、同じ色の学生ズボンである。型は標準と異なって、上着には袖ボタンと胸ポケットがなくステッチが入り、ズボンはツータック。5月はじめから11月中ごろまで約半年続く「夏服期間」は、夏服として、学校指定の赤みがかった茶色、両胸ポケットつきカッターシャツに冬と同じ型・色で薄い生地の学生ズボンを着用することも通常許される。右胸ポケットふたには校章の刺繍が入るが、1980年頃までは刺繍ではなく、校章バッチを装着した。靴は白地または黒一色の運動靴、もしくは黒の革靴をはく。
カトリックの教義との関係で、はじめの頃の校則は極めて厳格であった。生徒は、坊主ではなかったが常に髪を整えることが求められ、紺色の制帽をかぶった。制服はオーダーメードで詰襟がきつめだった。襟の内側にカラー・左襟に校章、そして右襟には大きな金文字の学年章(中学が1,2,3、高校はI,II,III)を装着して、各生徒の所属学年がいつ誰にもわかるよう管理された。夏服期間でも涼しくなると冬の詰襟上着しか着用できなかった。また、冬季用のオーバーコート(初期はダブル、後にシングル)、全年用のレインコート(いずれも紺色)の設定もあった。制カバンは、グレーの手提型で重いものであった。他に校章の入ったポケッタブルバッグとスポーツバッグもあった。
だが、時代が変わり、最近は服装指導がしだいに緩和されてきた。制帽は自由化され、「夏服期間」だが涼しい時期用にセーター・ベストも制定されて冬服の代りに着用してよいこととなった。レディーメードとなった冬上着の詰襟はサイズにゆとりができた。制カバンも、持ちやすい型にモデルチェンジされた。
[編集] クラブ活動
文化系と体育系、同好会がありクラブの種類は、60種ほど。各クラブ、同好会ともに非常に活発に活動がおこなわれている。
文化系は、オーケストラ部、演劇部、謡曲部、茶道部、生物部、写真部、天文部、地理部、美術部(中学)、ECL(中学)、ESS(高校)、歴史部(中学)、無線部(中学)、地学部(中学)、文芸部(高校)、囲碁将棋部(高校)、放送局、新聞局、図書委員会。
体育系は、弓道部、バドミントン部、バスケットボール部、バレーボール部、サッカー部、ハンドボール部、スケート部、野球部、テニス部、ソフトテニス部、卓球部、山岳部、水泳部、陸上競技部、剣道部、柔道部、ラグビー部(高校)
同好会は、マイコン同好会、料理研究会、高校歴史同好会、高校ロボット同好会・中学ロボット研究部(下部参照)、アウトドア同好会(高校)、鉄道研究会、サイクリング同好会、囲碁将棋同好会(中学)(下部参照)、ラグビー同好会(中学)、がある。
なお、囲碁将棋部は全国大会準優勝を何度も経験するなど全国大会では強豪校であり、ロボット同好会も世界大会2位の成績を修めたこともあるなど、文科系のクラブの中には数々の優秀な成績を修めているところも多い。また、体育系のクラブの中にも、文科系のクラブに負けず劣らず、優秀な成績を修めているところも多い。 また、中学ロボット同好会は2007年度をもって、中学ロボット研究部に昇格した。
[編集] 著名な出身者
浅田彰 - 京都大学経済研究所准教授(社会思想史)
天木直人 - 元・レバノン大使、『さらば外務省』
井上章一 - 国際日本文化研究センター教授(建築史、風俗史)
猪木武徳 - 国際日本文化研究センター教授(労働経済学)
大井浩明 - ピアニスト、古楽鍵盤楽器奏者
大原康男 - 國學院大學教授、神道学博士
岡田暁生 - 京都大学人文科学研究所准教授(近代西洋音楽史)
鬼界彰夫 - 筑波大学教授、ヴィトゲンシュタイン研究者、元・京都大学全学学生自治会・同学会委員長
勝沢賢一 - 香川オリーブガイナーズの選手
川勝平太 - 静岡文化芸術大学学長(経済史)
神田英輝 - 電力中央研究所主任研究員(化学工学、物理化学)、Marquis Who's Who in the World に選出
北山修 - 九州大学大学院人間環境学研究院教授、精神科医、歌手・作詞家
熊木徹夫 - 精神科医、精神病理学者
黒木彰一 - フジテレビ・プロデューサー、「SMAP×SMAP」「笑っていいとも!」など担当
近藤善弘 - 警察庁生活安全部生活環境課長、警察庁組織犯罪対策部暴対二課長、宮城県警本部長、三重県警本部長、神奈川県警警務部長
笹岡隆甫 - 華道家
佐山展生 - 一橋大学大学院教授(経営学)
品田裕 - 神戸大学教授(政治学)
下村忠利 - 弁護士、刑事こうせつ法律事務所・初代所長、日弁連刑事弁護センター副委員長、元・オウム真理教幹部、暴力団山口組幹部の弁護人、元・京都大学新聞社編集員
杉本良夫 - オーストラリア・ラトローブ大学教授、第1期卒業生、元・京都大学新聞社編集員(インテル会会員)
千宗守 - 武者小路千家14代家元
高田広章 - 名古屋大学教授、TOPPERSプロジェクト会長
田中英夫 - 元衆議院議員、元亀岡市市長
玉木正之 - スポーツライター
寺谷一紀 - フリーアナウンサー
寺西和史 - 判事
津川雅彦 - 俳優(中学中退)
豊田勇造 - シンガー・ソングライター
西村周三 - 京都大学副学長・経済学研究科科長
畑中鉄丸 - 弁護士
船越雅史 - 日本テレビ放送網株式会社コンプライアンス推進室所属 元・アナウンサー
松井孝治 - 参議院議員
宮崎学 - 作家・突破者、元・東大あかつき部隊指導者(中学中退)
吉澤潔 - 企業家、ウィルソン・ラーニング ワールドワイド取締役、元・ユー・ピー・ユー代表取締役、元・京都大学新聞社社員・全日本学生新聞連盟(略称・全学新、英表記・ユニヴァーシティ・プレス・ユニオン、英略称・UPU)委員長
若島正 - 翻訳家、京都大学大学院文学研究科教授、日本ナボコフ協会運営委員、詰将棋作家、チェス・プロブレム作家、元・洛星新聞新聞局編集長
[編集] 関連項目
京都府高等学校一覧
[編集] 外部リンク
洛星中学・高等学校 公式サイト
洛星同窓会
洛星USA同窓会
地理部
生物部
水泳部
ロボット同好会
鉄道研究会
鉄道研究会OB会
洛星OLC
洛星マイコン同好会
[http://maikon.blog.shinobi.jp/ 洛星マイコン
洛星図書委員会日記
洛星歴史部HP
カテゴリ: 学校記事 | 京都市の中学校 | 京都市の私立高等学校 | 私立中高一貫校 | 男子校 | 北区 (京都市) | 日本のキリスト教系中学校 | 日本のキリスト教系高等学校
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洛星中学校・高等学校(らくせいちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、京都府京都市北区小松原南町33番地にある中高一貫制の男子校。
目次 [非表示]
1 概要
2 進学先
3 制服
4 クラブ活動
5 著名な出身者
6 関連項目
7 外部リンク
[編集] 概要
1952年に中学校が、そして1955年には高等学校が創立される。1831年、ルイ・ケルブ神父がカトリック精神による青少年教育を目的とし、4世紀頃にいたとされる教育者聖ヴィアトールを守護者として、フランスのリヨン市に創立した聖ヴィアトールカトリック修道会が母体であり、進学校でありながらも、キリスト教精神(カトリック)に基づく「全人教育」を行う学校として知られる。戦前、中国の四平街にあったミッションスクールが前身。日本では唯一のヴィアトール学園で、神父及びブラザーと呼ばれる会員が現在も教職員と共に活動している。
また数年に一度外国からヴィアトール会の学校の留学生が訪れており、交流が盛んである。また、高校3年生以外についてはクラブ活動への参加が必須となっており、クラブによっては非常に活発な活動が行われている。
[編集] 進学先
京都大学への進学希望を持つ生徒が多く、かつては192名(4クラス体制時)中100名近い進学数であった。
1983年から中学4クラス・高校6クラス体制(高校入試の実施)が導入されたが、2004年から中高とも5クラス体制に変更され、高校入試は廃止された。また、東京大学合格者数も東大と京大が併願可能の時は60名以上合格したが、減少傾向にあり、現在は毎年10名程度である。また、卒業生の半数が京大及び国公立医学部に進学する。
[編集] 制服
京都の他の私立中・高が制服を次々ブレザー型にモデルチェンジしていく中にあって、洛星は今日まで、創立以来伝統の制服を堅持してきた。上着は金ボタン5個、紺色の詰襟学生服。下は、同じ色の学生ズボンである。型は標準と異なって、上着には袖ボタンと胸ポケットがなくステッチが入り、ズボンはツータック。5月はじめから11月中ごろまで約半年続く「夏服期間」は、夏服として、学校指定の赤みがかった茶色、両胸ポケットつきカッターシャツに冬と同じ型・色で薄い生地の学生ズボンを着用することも通常許される。右胸ポケットふたには校章の刺繍が入るが、1980年頃までは刺繍ではなく、校章バッチを装着した。靴は白地または黒一色の運動靴、もしくは黒の革靴をはく。
カトリックの教義との関係で、はじめの頃の校則は極めて厳格であった。生徒は、坊主ではなかったが常に髪を整えることが求められ、紺色の制帽をかぶった。制服はオーダーメードで詰襟がきつめだった。襟の内側にカラー・左襟に校章、そして右襟には大きな金文字の学年章(中学が1,2,3、高校はI,II,III)を装着して、各生徒の所属学年がいつ誰にもわかるよう管理された。夏服期間でも涼しくなると冬の詰襟上着しか着用できなかった。また、冬季用のオーバーコート(初期はダブル、後にシングル)、全年用のレインコート(いずれも紺色)の設定もあった。制カバンは、グレーの手提型で重いものであった。他に校章の入ったポケッタブルバッグとスポーツバッグもあった。
だが、時代が変わり、最近は服装指導がしだいに緩和されてきた。制帽は自由化され、「夏服期間」だが涼しい時期用にセーター・ベストも制定されて冬服の代りに着用してよいこととなった。レディーメードとなった冬上着の詰襟はサイズにゆとりができた。制カバンも、持ちやすい型にモデルチェンジされた。
[編集] クラブ活動
文化系と体育系、同好会がありクラブの種類は、60種ほど。各クラブ、同好会ともに非常に活発に活動がおこなわれている。
文化系は、オーケストラ部、演劇部、謡曲部、茶道部、生物部、写真部、天文部、地理部、美術部(中学)、ECL(中学)、ESS(高校)、歴史部(中学)、無線部(中学)、地学部(中学)、文芸部(高校)、囲碁将棋部(高校)、放送局、新聞局、図書委員会。
体育系は、弓道部、バドミントン部、バスケットボール部、バレーボール部、サッカー部、ハンドボール部、スケート部、野球部、テニス部、ソフトテニス部、卓球部、山岳部、水泳部、陸上競技部、剣道部、柔道部、ラグビー部(高校)
同好会は、マイコン同好会、料理研究会、高校歴史同好会、高校ロボット同好会・中学ロボット研究部(下部参照)、アウトドア同好会(高校)、鉄道研究会、サイクリング同好会、囲碁将棋同好会(中学)(下部参照)、ラグビー同好会(中学)、がある。
なお、囲碁将棋部は全国大会準優勝を何度も経験するなど全国大会では強豪校であり、ロボット同好会も世界大会2位の成績を修めたこともあるなど、文科系のクラブの中には数々の優秀な成績を修めているところも多い。また、体育系のクラブの中にも、文科系のクラブに負けず劣らず、優秀な成績を修めているところも多い。 また、中学ロボット同好会は2007年度をもって、中学ロボット研究部に昇格した。
[編集] 著名な出身者
浅田彰 - 京都大学経済研究所准教授(社会思想史)
天木直人 - 元・レバノン大使、『さらば外務省』
井上章一 - 国際日本文化研究センター教授(建築史、風俗史)
猪木武徳 - 国際日本文化研究センター教授(労働経済学)
大井浩明 - ピアニスト、古楽鍵盤楽器奏者
大原康男 - 國學院大學教授、神道学博士
岡田暁生 - 京都大学人文科学研究所准教授(近代西洋音楽史)
鬼界彰夫 - 筑波大学教授、ヴィトゲンシュタイン研究者、元・京都大学全学学生自治会・同学会委員長
勝沢賢一 - 香川オリーブガイナーズの選手
川勝平太 - 静岡文化芸術大学学長(経済史)
神田英輝 - 電力中央研究所主任研究員(化学工学、物理化学)、Marquis Who's Who in the World に選出
北山修 - 九州大学大学院人間環境学研究院教授、精神科医、歌手・作詞家
熊木徹夫 - 精神科医、精神病理学者
黒木彰一 - フジテレビ・プロデューサー、「SMAP×SMAP」「笑っていいとも!」など担当
近藤善弘 - 警察庁生活安全部生活環境課長、警察庁組織犯罪対策部暴対二課長、宮城県警本部長、三重県警本部長、神奈川県警警務部長
笹岡隆甫 - 華道家
佐山展生 - 一橋大学大学院教授(経営学)
品田裕 - 神戸大学教授(政治学)
下村忠利 - 弁護士、刑事こうせつ法律事務所・初代所長、日弁連刑事弁護センター副委員長、元・オウム真理教幹部、暴力団山口組幹部の弁護人、元・京都大学新聞社編集員
杉本良夫 - オーストラリア・ラトローブ大学教授、第1期卒業生、元・京都大学新聞社編集員(インテル会会員)
千宗守 - 武者小路千家14代家元
高田広章 - 名古屋大学教授、TOPPERSプロジェクト会長
田中英夫 - 元衆議院議員、元亀岡市市長
玉木正之 - スポーツライター
寺谷一紀 - フリーアナウンサー
寺西和史 - 判事
津川雅彦 - 俳優(中学中退)
豊田勇造 - シンガー・ソングライター
西村周三 - 京都大学副学長・経済学研究科科長
畑中鉄丸 - 弁護士
船越雅史 - 日本テレビ放送網株式会社コンプライアンス推進室所属 元・アナウンサー
松井孝治 - 参議院議員
宮崎学 - 作家・突破者、元・東大あかつき部隊指導者(中学中退)
吉澤潔 - 企業家、ウィルソン・ラーニング ワールドワイド取締役、元・ユー・ピー・ユー代表取締役、元・京都大学新聞社社員・全日本学生新聞連盟(略称・全学新、英表記・ユニヴァーシティ・プレス・ユニオン、英略称・UPU)委員長
若島正 - 翻訳家、京都大学大学院文学研究科教授、日本ナボコフ協会運営委員、詰将棋作家、チェス・プロブレム作家、元・洛星新聞新聞局編集長
[編集] 関連項目
京都府高等学校一覧
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洛星中学・高等学校 公式サイト
洛星同窓会
洛星USA同窓会
地理部
生物部
水泳部
ロボット同好会
鉄道研究会
鉄道研究会OB会
洛星OLC
洛星マイコン同好会
[http://maikon.blog.shinobi.jp/ 洛星マイコン
洛星図書委員会日記
洛星歴史部HP
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