8月28日 土曜日 森の図書館視聴覚室で、おはなし会スペシャルを開きました。
猛暑のせいか、はたまた夏休みの宿題の追い込みのせいか、出足はチラホラ
でも、開始時間の3時を過ぎてもお客様は次々お見えになり、気がつけば
子ども80名大人50名もの方々に来ていただきました。
おはなし会のオープニングは、手足の長いたぬきが、まん丸おなかをくねらせて踊る 「やすべえたぬき」
エプロンシアター「ぞうのはなはなぜながい」
昔はぞうのはなは短かったそうです。ところがある時、子ぞうのはながワニにかまれてしまい、逃げるために、おもいきりひっぱりました。逃げることはできたけれど、はなが、なが~くなってしまいましたとさ。
スクリーンに大きく映り、みんなを驚かせたのは絵本
「はらぺこへびくん」と「うみべのハリー」でした。
「はらぺこへびくん」は、おさんぽしていたへびくんが、バナナやパイナップルを食べるおはなし。食べたあとのへびくんのからだにはみんなビックリ!
15センチ四方の本が拡大されて迫力十分なうえに、ピアノも効果的で、「わぁ~」と歓声がきかれました。
「うみべのハリー」は、長くよみ継がれている本のひとつ。
小さい子には、ちょっぴり長めかと心配されましたが、なんのその。暗い部屋でも映像に集中し、物語を楽しんでくれました。
スペシャルでは、普段のおはなし会ではなかなか見られない素話(すばなし)も入れました。舞台にはおはなしをする語り手がひとり。
聞き手は、それぞれの想像をふくらませ、たったひとつの絵を描きます。子どもたち、そして大人たちはどんなおばけを見たのでしょうか?
ブラックパネルシアター「おばけなんてないさ」
おはなし会で、パネルシアターをみることはよくあるかと思います。今回はブラック。
暗い部屋で、黒い布に貼った絵は、ライトをあびて美しく光ります。
歌とピアノに合わせて、繰り出されるおばけは、怖いというよりかわいいおばけたちでした。歌を知っている子どもたちが、自然に歌いだしてくれて、とてもうれしかったです。
そして最後は、工作「かわりおばけ」
折った画用紙におばけの絵を描き、広げることで顔や体がかわってしまう。簡単で楽しい工作に、子どもたちもワイワイガヤガヤ、あるいは真剣に、描いていました。
できた作品をいち早く披露してくれる子もいて、夏の思い出になったかも。
そうそうスペシャルのてあそびもありました。
「ミツヤサイダー」は、その存在をご存知の大人の方に好評で、
「くいしんぼうのおばけ」は、なぞなぞになっていて小学生はあちらこちらで、手をあげてくれました。
スペシャルのプログラムは1時間。出し物を考え、絵本をプロジェクターに取り込み、何度も練習し、会場の設営を計画、必要なものを用意、時間を計り、
リハーサルを2回。回を重ねても、そのたびに準備は大変です。
でも今回もたくさんの方に、楽しんでいただけました。にっこり笑顔に励まされて、また明日、いや、今日から おはなし道をまい進しましょう