潮路のとはずがたり雑記 **shioji's notes

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広響ホットコンサート

2014-09-07 19:41:00 | 音楽
 友人Yちゃんが誘ってくれたので、「広島ガス/第28回広響ホットコンサート」に行って参りました。ふふ、『チャイコフスキーに魅せられて』ですってよ(*´∀`)。
 例年ならば暑さでふーふー言っているこの時期ですが、今朝方など窓全開だと少し寒く感じるほどの秋の気配。お出かけには最高の日和です。……帰りは西日に当たって、ちょっと汗だらだらでしたけどねw

 チャイコフスキーと言っても歌劇「エフゲニー・オネーギン」 より ”ポロネーズ”、ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35、弦楽セレナーデ ハ長調 作品48 より 第2楽章”ワルツ”、序曲「1812年」 作品49といったところで演目はそこまで堅苦しくなく。指揮者の方はフレンドリーだし、団員さんの服装もカジュアルな感じで、聴き終わった私の感想はなにより『楽しかった♪』でした。

 それでも時節柄、最初にアナウンスがあって、去る八月二十日の地元豪雨災害犠牲者への鎮魂と被災地の早い復興を祈って(言葉はうろ覚えです、済みません)、最初にバッハの「アリア」が演奏されました。NO拍手と但し書き付きで。
 実はこの曲、昔演奏したこともあって個人的に思い入れがあります。それもあって、生で聴いているとなんだかちょっと、うるっと来ました。いいですねー、この曲。そしてぴったりの選曲だと思います。私たちはちんまりとした編成でへたっぴな演奏をしてましたが、さすがにプロがどーんと弾くと感動です。

 そして今回、Vnのソリストの方がやって来ましたが、これまた間近で生演奏を見られて満足( ^∀^ )。しかしどうしたことか、演奏中にトラブルがあったようで、自分の楽器を指揮者に示してにっこり笑って舞台袖にいったん退場。会場はザワザワ状態ですが、どう考えても楽器になにかあったとしか思えません。
 これがオケの一人ならば、自分の下位にあたる人と楽器を交換し、以下順送りでいちばん末席が袖に引っ込む(予備の楽器があれば、それを持って席に戻る)のだと思うのですが、ソリストの場合はどうなるの? と見ていたら、かなり経ってからまた出てきました。そしてちょっと音を直し、なにごともなかったかのように演奏を続けました。うーむ、さすがプロ。Yちゃんとも話したのですが、弦が切れた(E線か? 以後も糸巻きでちょいちょい調整してた)のでは? よく分かりませんが。
 そのあと演奏が終わると、観衆からは拍手喝采。なんだかいつもよりも拍手が長くて大きいような気がしました。ソリストのプロフェッショナルさを称えるとともに、災難(害)に見舞われても乗り越えるという意識を共有したように思えました。私の思い込みかもしれませんけど。

 そんなこんなで、いろいろありましたがいい演奏会でした。しかも久しぶりに会ったYちゃんとのお喋り付きw 周りの方、騒がしくて済みませんでした(←ここで謝っても……)。あ、もちろん演奏中は静かでしたよ。インターバルの間も。

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