森元志乃 shino morimoto

ヴァイオリン弾きの吐息

命果てるまで闘い続ける

2009-06-26 21:14:53 | Weblog
それでも やっぱり

マイケル・ジャクソンである。


やはり 冬 なのだと 実感してしまった。

予想以上に ショックを受けている。


自分を支えてきたのが クラシックなら

自分を救ってくれたのは クラシック以外のジャンルである。


人という 生命体にとって

五十年というのは 一体 どういう 時間なのだろう?


キングの称号と 彼が引き換えたものの その大きさに 身震いがする。

彼にとって 幸福な時間も あっただろうに

それが わずかにしか見えない そんな 報道に

救い主の一人の 生を 想う。



久し振りに 紅茶を入れた。

生粋の(?)紅茶党 である。

昔 コーヒーは 飲めなかった。


コーヒーを飲んでいるときは 戦闘モードの時が多い。

紅茶を 飲みたくなって

ああ 傷が癒えたのだと 少し ホッとする。 


左手も復調。

震えが取れる。


知人に 「ヴァイオリンって いくつまで 弾けるかしら?」と 問われた。

ヴァイオリニストも ピアニストも

楽器に触れた瞬間 年齢を越える。

時間芸術に生きるものは 時間を止められる。

それは それ自体が 美しい。

そこに至りたいと 随分 足掻いてきた。

最近は そこが見えただけで 充分なのだろうと

静かに 幸せを 噛み締められるようになった。


時間をも 失わせる 音楽である。

痛みを消す位 簡単である。


弾いている間は 不思議な位 痛みが消える。

麻薬なんだろうな と 思う。

だから 危険ではある。

プロにもアマにも 練習中毒 に 陥る人がいる。

それで 潰れた人も知っている。

身体を壊すまで 練習をする。


例えば 身体に癌を抱えるように

心に鬼を飼う。


それは 特別なことではない …のだろう。


癌にも鬼にも 支配されたくはない。

まさに 敵は 自分である。




とりとめなく

2009-06-25 17:19:42 | Weblog
すっかり スランプである。

まあ スランプ というのは 好調 あっての スランプだから

正しくは スランプでもなんでもないのだろうが

文章が 出てこないのには 涙が出る。


弾くことと それを分析すること 説明すること

そして 読むこと 書くこと

全部 違うところを使っているのは 実感としてあって

読んでいるときは 書けない

書けるときは 弾きたくない

弾きたいときは 分析できない

なんて 頭や身体は ばっらばら で

しかも 感情がリンクするし コントロール効かないことがあるし

多重人格ってありだなあ なんて 思ったりする。


ぐだぐだ書いているけど

ようするに 今は どれもできないと(笑…涙)。


いつも 同じテンションの友人がいて 

それを 羨ましく思う。


友人たちの ブログを見ていても

きっと いろいろあるだろうに

そこに出ているものは いつも

しっとりと 落ち着いた 文章や写真で

同世代でこの差か と。




そうこうしているうちに 一年の半分が終わろうとしている。

人生を 春夏秋冬で例えるなら 間違いなく冬。

暖かい冬にしなければ。

今日は暑いけど(笑)。



お弟子さんが 庭で取れたと いんげんを持ってきてくれた。

胡麻和えにした。

胡麻の香りは ホッとする。



人間的な感情に 振り回されれば振り回されるほど

人間らしさから 遠ざかるような気がする。


少なくとも 怒りは 何も生まない。

でも 怒りの共有は 人の関係を強固にする。

平和であることは 人の結びつきを弱くする。

でも 怒りは 戦いを招き寄せる。


小さな諍いの渦中にいて 感情の行く先を憂う。



そうこう書いていると

外で おかあさんが お友だちに手をあげた子どもに

「叩いてごめんなさい は?」

「どうして ごめんなさい が いえないの?」

と 諭している声が 聞こえる。

「ごめんなさぁいっ!」 全然 声が 謝ってない(笑)。

つい 可愛い と 思ってしまう。

大人だったら 笑えない。



身近な人は知っているけど 異常に子どもが好き である。

もちろん 自分の子が一番だ。 …親だし。

と 思っている。


いつだったか 息子と一緒に見ていた 何かの番組で

同じ条件で 他人の子と 自分の子が 危険な目に遭っている

さて あなたは どちらを先に助けるか?

なんて 問い掛けがあって ふむ と 思っていたら

息子がボソッと

「お母さんは 他人の子を先に助けるよね」

うっ。

これも いつだったか 娘とニュースを見ていて

海外での移植手術を受ける子どものための募金活動をしています…

「お母さんは 私のためには こういうの してくれないよね ま 私もしてほしくないけど」

うっ。 

子どもに こういう風に思われていて 大丈夫か? 親として…。



じっとしていると 汗ばむ。

夏生まれなのに 夏が嫌いだった。

この頃は そうでもない。


久し振りに 海が見たくなった。


広島は 川と 海が 近かった。

多摩は 住み心地は最高だが それだけは 残念だ。


さて 仕事に戻ろう。

死んだ脳細胞は 戻らない。

ひたすら 作り続ける。

生命は凄い。

なんじゃそりゃ。



自己管理

2009-06-23 22:27:26 | Weblog
仕事柄 手は 命で

かといって あまり 気を遣っている風にしたくなくて

ちょっと がんばっちゃったりするのだけど

出先で 左手を 少し 傷めて

そのまま 弾いたものだから

久し振りに しっかり 反省している。


大学生になって いろいろ がんばりすぎている娘と

身体 学業 部活 でしょ そうだね そうだよ

なんて 話をしながら

またまた 反省してしまう。


分かっていても 優先順位 守れないことがある。


ヴァイオリン取ったら 私じゃなくなっちゃうのにね。


でも 眠いかも。

2009-06-16 22:55:00 | Weblog
若かった頃 人に意見されるのが 嫌いだった。

言われて 当然なことを 言われていても

心の中で つい 「でも」とか 「だって」とか 「仕方ないじゃん」とか。


この年になると 意見をしてもらえることが 

どれほど ありがたいことか 身に沁みて よく分かる。


「恥ずかしい」のが 嫌いだから 

「恥ずかしいこと」は できるだけ したくない。

だから 「それ 変だよ」とか 「その考え方 おかしいよ」とか

「それは違うよ」とか 「それじゃダメだ」とか 言ってもらえると

なんだか 嬉しくなってしまう。

また ちょっとレベルアップしたかな って 思えるし。


それでなくても あちこちの レベルが 下がっているんだから

どこかは 上げないと ね。

尻すぼみの人生なんて 寂しいもん。


間違っていることを 指摘されたり

新しいことを 教えてもらうと

なんだか 身体中が ほこほこと あたたかくなる。



今 なんか つらいことが 多いんだけど

その分 楽しいときが すごく 楽しいから

それはそれで いいことなのかもしれない。


傷付くと 再生した部分は 強くなるしね。

振り幅の小さい 人生は 寂しいかな。


あと少し。

がんばるぞっ!







心もよう

2009-06-15 00:44:10 | Weblog
諸事情で 毎晩 寝るのが深夜。

ときどき 寝られなくて 新聞配達のバイクの音を聞く。

音楽関係でも いろいろあったけど

寝られないくらい 神経がピリピリすることなんて なかった。

寝ていないから 余計 些事に イライラする。

イライラしている自分が 情けなくて さらに イライラする。


リセットするには

まず 早く寝ることから 始めなければ。

という訳で おやすみなさい。


今日 訳あって 我が家のコレクションの隅から

「青春の歌」なんて CD引っ張り出して

聞いちゃいました。

『神田川』

あ なるほど と 思った方 鋭い!

久し振りに フォーク&ニューミュージック 聞いたんだけど

名曲 多いですなあ。


って 寝てないし(笑)。

否定からは何も生まれない

2009-06-10 21:04:19 | Weblog
アンサンブルは 我を張っていると 

いつまで経っても 合わないし とけない。

それは 非常に 気持ち悪いし 不快だし 悲しい。


だから 寄り添い 折り合い 譲り合い 落としどころを探す。


といっても 演奏は 一番 根っこの部分で していることだから

どこかでは 自分に合わせてくれ と 思っている。

これは 相当 強く 思っている。

それと同時に 相手を生かしたい とも 思っている。

これも 相当 強く 思っている。


でないと アンサンブルをする 意味がない。


というより そうしないと アンサンブルじゃない。


自己満足に 相手を 付き合わせているだけ。


寄り添うことも 折り合うことも 譲り合うことも

妥協とは 違う。

妥協したとき 音楽は 音楽じゃなくなる。



人間関係 一緒だよな。


アンサンブルの最低条件  …人の音を聴く

「聞く」じゃないよ 「聴く」


ときに 人の音を聴かないと 自分の音楽が 広がらないんだ。


だから 友だち 大切。

言える友だちも 聴いてくれる友だちも。





風の前の塵に同じ

2009-06-09 14:30:10 | Weblog
紫陽花の葉の 虫食いを気にしていたら

そのせいかどうか 今年は花が 全体的に小振りだ。

去年までは バレーボール位の 大きな花が 咲いていた。

今年は ガクアジサイのよう。

紫陽花には悪いのだが この位の大きさが 私は好き。

でも 紫陽花にとっては これは 栄養不足?

健康状態不良 なのか。


野菜を作っている お弟子さんが

「野菜を作り始めると すべての虫が 害虫です!」 

と キッパリ 言っていた(笑)。

確かに。

虫だって 美味しいものは 食べたいだろう。



そうか。

我々は 野菜を食べるために

アオムシたちと 真剣に戦っているのか。

しかも 一方的に殺戮 みたいな。

う~ん。


生きるということは そういうことか。


おごれる人も久しからず 唯春の夜の夢のごとし たけき者も遂にはほろびぬ

自分へのエール

2009-06-08 15:11:03 | Weblog
ひさしぶりに がんがん ロック。

ヘッドホーンで 耳が痛くなる位の 音量。

クラシック奏者としては あるまじき行為?(笑)。

料理人が 煙草を吸う みたいな?


原稿書き終わったら きっと キーン って してるだろうな。

でも これないと 今 書けない。

追い込み 追い込み。

がんばれ! がんばれ! がんばれ!(クレッシェンドでお願いします)

言い訳大魔王

2009-06-07 11:44:21 | Weblog
口内炎…。

慢性のアレルギーがあるので 口の中は もともと腫れ気味なのだが

口内炎は 久し振り。

ちょいと 問題事項を抱えて 寝不足に不摂生

致し方ないか。


日常的な問題を抱えると

ヴァイオリンの練習時間が 増える。

没頭 って こういうことなんだ なんて 感心しちゃうほどの 

充実した練習時間 幸せなひととき。

音楽万歳!

でも 原稿は進まない。

まずい。

非常にまずい。


ったく 

練習しなきゃいけないときは 時間がない

原稿書かなきゃいけないときは 頭が疲れてる


ん?