森元志乃 shino morimoto

ヴァイオリン弾きの吐息

人は夜行性ではない。

2007-11-28 20:58:40 | Weblog
さすがに 書かないと 死んでいると思われそうだ。


先週から とんでもなく 忙しい。

といっても 身体が忙しいだけで 

例年に比べ この時期にしては 心が随分 落ち着いていて

こつこつ仕事をこなしながら 時間を楽しめている。

この ゆとり というか 緩み のせいか どじは増えているけれど…(笑)



さっき 一度は聞いてみたいと思っていた

夜回り先生の講演会に 行ってきた。

いろいろなものが インプットされて

頭の中が今 処理に追われている。



最近 こういう時間が多い。

じっくり何かを考えている時より 

ぼーっと脳の処理に任せている時間の方が

今の私には

どうも より大切らしいと気が付いた。

以前は 自分の頭の中が混沌としていると すぐイライラしていたが

少しだけ 学習したかな。



書き物が多いときは どうしても ブログにまで 手が廻らない。

相変わらず 不器用だ。

生きているぞ ということで。


F先生 還暦おめでとうございます!

2007-11-20 07:44:56 | Weblog
先週末は 忙しくも 心の温まる時間を過ごした。

自分の周囲にいる人たちが こんなにも 素敵な人たちなのかと 思うと

すでに 人生悔いなし である。


どうして この人たちが 好きで 好きで 仕方がないのだろう?


きっと

楽しむことを知っている人たちだから。

人を大切にする人たちだから。



音楽を仕事にしている。

あるいは

本職で多忙に過ごしながら 少ない時間で音楽をやっている。


どちらにしても

楽しいことばかり なんてことは 絶対にあり得ないはず…

でも

一緒にいるときは 笑顔 笑顔 笑顔

(あ 演奏している時は 一応 真顔ですが)

心地よく あっという間に 時間が過ぎていく。


どんなに 面白い本を読んでも
どんなに 楽しい映画を見ても
どんなに 熱中できるゲームがあっても

それだけでは こういう気持ちにはなれない。


心も身体も 触れ合って得られる温もりに代わるものはない。

久し振りに会う友人たちの手の暖かさは 何にも替え難い。



引きこもり傾向大 すぐ引きこもり人間だが

ストレスでボロボロになりながらでも やることをやってきてよかったと

心底思える 来年 年女 である。


どうせなら 人生終わりが幸せな方がよい。


記者会見と仮面ライダー

2007-11-17 07:19:33 | Weblog
大女優の息子が覚せい剤やら何やらで逮捕されたそうだ。

息子も そして そう育てた母も 確かに情けないのかもしれない。

成人したバカ息子のために 記者会見する母を見ると 苛立ちが募る。

やりきれないこの思いの矛先は この親子たちだけに ではない。

偉そうな インタビュアーたちにも である。

視聴者を代表してご質問下さっていらっしゃるのだろうが

君達はそんなに偉いのか!と 叫びたくなる。

不愉快ですぐチャンネルを替えるのだが

あちこちで 延々とやっている。


くだらない。


…ちょっと 熱くなった。



集団による 個人攻撃は 嫌いなんだ。

正義や権威を嵩にきた 虎の威を借る狐達も。


昔 子どもと テレビで戦隊もの鑑賞中

「おかあさん この人達5人で一人の怪人をやっつけてるけど 卑怯じゃない?」と言われて 詰まったことがある。

正義のためには…と語るべきかと思ったけれど

多勢に無勢もさながら

正義とは何ぞや と 思う部分すら 自分にもあって

適当にあしらえばよいであろうことかもしれなかったのだけれど

思わず 真面目に 話をそらしてしまった。

実は そういう意味で 戦隊ものは今ひとつ好きじゃなかったし。


大勢でざわざわと襲い来る ショッカー

ボロボロになりながら 一人で戦い続ける 仮面ライダー

ぷ。

真剣に語る話題?



探偵ガリレオ 話題になっていますね。

でもやっぱり 相棒です。

雲のように 水のように

2007-11-16 08:18:21 | Weblog
どこやらのお偉い方のセクハラがニュースになっていたが
ついこの間 音楽仲間と その手の話をしていたのを思い出した。

「生徒を指導する時も気を使う時勢になった」なんて話。
「うっかり触ると訴えられるし」と。
実際 声楽の先生がセクハラで訴えられたと。

生徒に触れずに指導するのは困難だ。
もちろん 必要のないテーマもいっぱいあるが
生徒に一切触らず指導しろ なんて お達しが来たら どうすんべ?である。

ましてや 声楽や管楽器は。

モンスターはここにもいる。

まあ どこにでも 触りたくて触っている輩はいるだろうし
ケースバイケースなのだろうだが
人間がやたら 敏感になっていることは 確かなような気がする。



少し話は違うけれど
先日読んでいた雑誌に 「少年犯罪は増えていない」的な記事が載っていた。
曰く こうこうこういう数字だから 少年犯罪は増えてもいないし凶悪化もしていない と。
締めとしては 
「数字を知りもせず 雰囲気だけで 大人が子どもをダメだダメだというから 若い子達が自分達をダメだと思ってしまう。考え直せよ!大人!」 
ということのようだ。(と私には読めた)

以前 まったく違うテーマの講演会で 数字のマジックを聞いたばかりだったし
昔から 統計とかアンケートなどの数字の怖さを思い知らされる事件に 何度も遭遇してきているので
おやおや と 思ってしまった。

数字を振り回す人間に数字で見せる というのは
一つの論法=テクニックなのだろうけど
そうこうしているうちに 本質を見落としてしまうことがあるなと。
自戒の念も込めて。

例えばこの雑誌に載っているものは その人の思考のほんの一部で
それだけで判断してはいけないものなのかもしれない。
でも いつも深読みはしていられない。

意見を述べるのは難しい。



まあ 何が言いたかったかというと

そうはいっても 今時の問題はあるよな と。

セクハラ然り いじめや凶悪犯罪然り 数字に踊る情報社会然り

全般的に思うのは

被害者意識が強くなってる…?

マスコミさえ そういう風に見える。

ドンと構えていればいいのに 他者の攻撃に すぐ反応している。


新聞に 待てなくなった とう記事が載っていた。

携帯でも すぐ返信が来ないと不安になる みたいな。


行雲流水… NARUTOのしかまる君がいいな って そこか!



優柔不断を絵に描く

2007-11-14 21:45:38 | Weblog
グレゴリオ聖歌に はまっている。

昔から 結構よく聴いているが 

改めて じっくり浸ると

これを小さい時から 厳かな雰囲気の教会で 毎週のように聴いていたら

人間変わっていたかもしれない とさえ 思う。

この 傷が癒されそうな感じは 美しい読経を聴いたときと 同じ感触だ。


演奏者にもよるのだけれど

人の声の凄さに 圧倒される。

歌詞のあるものには ときに 完敗か!感じることもあるが

声そのものには 対抗できるかも (戦ってどうする! 笑)

なんて ヴァイオリン弾きとして いきがってみたりするのだが

こういったものを聴いていると

やっぱり 完敗だあ なんて 落ち込んでみたりする。



まあ 次の日には やっぱり ヴァイオリンだろう! 

と 見事に立ち直る 

相変わらず ちゃらんぽらんな 人間である。

おのれ! らふまに之介! 

2007-11-10 12:26:54 | Weblog
カーサクラシカ 悲しみの夜は
おかげさまで 幸せな夜になりました。

ありがとうございました。

全力疾走 という 感じで 今日は身体が…。

自転車接触事件以来
数え切れないほどの電車停止遅延をはじめとした 
連続した小さな災難に見舞われ続け
大好きな食器を欠いてしまったり 大切な時計を失くしたり
生ゴキブリ(うーっ!)に追われるは
一瞬のうちに三ヶ所に打ち身は作るは
ラフマニノフスキとか口走ってしまうは

あきらかに何かに憑かれておりますが(笑)
その分 満たされているもの大きいので プラマイゼロということで。
(自分でなぐさめてどうする!)



今朝は 小学校へ作品展を観に行ってきました。

美術の先生が素敵な方で 
技法の多彩さもさることながら
子ども達の感性を引き出すことに長けていらっしゃるので
それはもう 立派な美術展を観に行った以上に
感じるものがありました。

それにしても 子どもの力は すごい。
いつもいつも 驚かされます。

そして こういう作品を無心に作っていた時代があったなあと。

昨日 休憩時間に いい演奏ができるとき なんて話を
何気なく某チェリストとしていました。
案外 疲れ切っているときとかがよかったりするんだよね なんて。

体調万全だと 欲が出ちゃうんですよね。
「いい演奏をしたい」とか。
ったく ある意味不遜の極みです。

むずかしいな。


多忙な時は 心のコントロールがむずかしい。
余裕がないのは 音に出てしまう。
頭を空っぽにする瞬間が必要なのですが これ うまくいかない。

手作業は余計なことを考えないので 気分転換には最適です。
時期的には編み物がベストなのですが
若干肩こりなどの不安もあるので
今はペーパークラフトをちょくちょくと。

愛用のカッターがあるんです。
使っているだけで幸せ。(危ない?笑)

さあ ロシア漬けから ドイツ漬けになります。


とにかく 怪我だけはしないようにしなくちゃ。




追われる者

2007-11-08 07:01:25 | Weblog
今週来週は 少々 立て込んでおります。

そのせいか 久し振りに 不気味なものに追われる夢を見ました。

皮のむけたゴキブリ… ありえん!

しかも 逃げて逃げて 胸が苦しくなって 担架の上

そこで 目覚まし時計が ぴぴぴっ ぴぴぴっ

うー ダメだ こりゃ。


多摩センターは クリスマス・イルミネーションの設置が始まりました。

お友達が手伝っているのですが これ そう思ってみると 結構大変な作業。

上を見上げての作業だし 電飾も重いらしくて

「腰や首に来るのよぉ」なんて ニコニコしながら 言ってました。

裏方さんには 感謝の心 忘れちゃいけないなって 思うのであります。


お近くの方 お時間のある方 イルミネーション始まったら ぜひ 

多摩センターへ お越しください。(多摩市の回し者か!笑)




明日はカーサクラシカ 

レギュラーにして頂いたので プログラミングに凝ることができるようになり

弾く方も ある意味では ぐんと楽になりました。

(有名曲をごった煮的に並べると 切り替えが難しいのです…)

今年は後 12月の はんなりシリーズ ドイツものトリオ名曲三昧。

山本実樹子さんと田中桂子さんのクリスマス企画に 

宮澤くんと参加させて頂くことになっていますが 

その2回で ライブはおしまい。

来年初頭は 諸事情で ライブがないので

よろしければ 年内に一度 いらして下さいませ~☆




それにしても 夢 いつも以上に リアルだった…。寄せてる…。


ぜひ!

2007-11-04 12:19:42 | Weblog
バタバタしておりましたら 肝心なお知らせを忘れておりました。

今週末 恒例となりました 赤坂カーサクラシカでライブです。
(交霊ではありません…笑。なぜか変換最初だし。)

今回は “悲しみの夜” と題しておりますが
ネガティブな 暗い 落ち込みそうな がっくり ぐったり 
そんな 夜には 絶対 ぜ~ったい 致しませんので
ぜひ いらして下さいませ。(にっこり)

言い過ぎると 逆効果ですね。
さっきから 夜 と 打つと 寄る と 出るのですが
何かを 寄せているのでしょうか。

ぞくぞくする夜になったりして。。。


雑誌にも載ったりしているので ご存知の方も 多いかと思いますが
赤坂カーサクラシカは 小さな小さなハコです。
もう すべてが バレバレです(何が?笑)
ライブハウスですから もちろん
美味しいお酒やお食事など 召し上がりながら 
演奏を楽しんで頂けます。

コンサートホールは敷居が高い そうお感じの方は
ぜひ 一度 こちらにいらしてみて下さい。
演奏者とも 気軽に話ができる そんな空間です。

お待ちしています!

あ そういうことで 小さなハコなので
事前に予約を入れて頂けると確実です。
よろしくお願いします



11/9(金) 森元志乃vn&山本実樹子pf&宮澤等vc
 ~はんなり音語りvol.9 悲しみの夜~
inクラシック・ライブカフェカーサ・クラシカ
ミュージックチャージ 3,150円  開演19:00~

〈演奏予定曲目〉
リストの「バッハのカンタータ、泣き嘆き悩みおののきBWV12」のバッソコンティヌオによる変奏曲
ラフマニノフ:悲しみの三重奏曲第1番 
アレンスキー:ピアノトリオ第1番  ほか
赤坂カーサクラシカ 〒107-0052東京都港区赤坂3-19-9オレンジボックスビルB1
TEL: 03-3505-8577(営業日の17時-23時)

ほかほか

2007-11-03 08:47:27 | Weblog
ご多分に漏れず 年末気配漂う わさわさした日々が 始まっている。

それでなくても 落ち着かないスケジュールなのに

クリスマス商戦に 年賀ハガキ と 織田の鉄砲隊のような攻撃を受ければ

そんなに 背中を押さないでくれよぉ と 愚痴りたくもなる。

とはいえ 今 宿題になっている曲たちは 

いずれも 麗しきものたちで 

とかく 瑣末なものに捕らわれ 右往左往

自分を見失いやすい時期には 最高の課題だったと。


満たされていないと 焦りが出る。

小さな幸せは 心をやわらかく持っていないと 感じ取れないのに

小さな不幸は 下手をすると 際限なく キャッチしてしまう。



今 クラリネット五重奏に 参加させて頂いているが

このメンバーが ほぼ全員 人生の半分 付かず離れず共にさせて頂いた

そして いつも 刺激をもらって 支えてもらって 育ててもらって…

そんな 大切な大切な方たちである。

アンサンブルができる というだけで それはそれは楽しいのに

そこにある雰囲気 底にあるシンパシーが たまらなく 暖かい。


人からしか得られない 暖かさ


電気代高騰の折 ありがたきかな(笑)。