korou's Column

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アリアナ・グランデ「eternal sunshine」

2024-03-08 | 洋楽

今日(2024.3.8)

アリアナ・グランデの7枚目のアルバム

「eternal sunshine(エターナル・サンシャイン)」が

発売されました。

前回のアルバムから3年半ぶり・・・というより

ここ2、3年、目立った活動が皆無だっただけに

人気の歌姫のニューアルバムということで

全米の注目が集まっています。

 

彼女は

もちろんアルバムを出せば

全米第1位は約束されている超人気歌手であるわけですが

その立ち位置は

もう一人の超人気歌手であるテイラー・スウィフトと比べて

異なるように思います。

簡潔に言えば

テイラー・スウィフトは自分自身で時代の流行を作り出せる人

アリアナ・グランデは時代の流行と関係なく時代のシンボルになる人

だと思っています。

 

洋楽の歴史を振り返ってみると

今までもこうした対照的な存在はありました。

時代の流行を作り出した人たち・・・それは

エルビス・プレスリーであり、ビートルズであり

マイケル・ジャクソンのような人たち。

それに対して

時代の流行とは無関係に

その時代に愛された人たち・・・それは

オリヴィア・ニュートン=ジョンであり、ワム!のジョージ・マイケルであり

マライア・キャリーのような人たち。

マライアを敬愛しているアリアナも

後者の系列の歌手ということになるでしょう。

 

今現在の洋楽のトレンドは

カントリー音楽で間違いなく

あのビヨンセでさえ

先月に

カントリー調(それもガチガチの古典的なカントリー)の新曲を出して

先週、今週とビルボード第1位を独走中という有様。

このトレンドを作ったのは

大元を辿ればテイラーということになるわけで

その後、数々の有力アーティストが

どういうわけかカントリーソングで

大ヒットを飛ばすという状況が続いています。

 

一方、今回のアリアナのニューアルバムには

カントリー音楽の影響など皆無で

かといって音楽面で独自の境地を示したわけでもなく

(歌詞は今までとは違った境地というか、随分と内省的になっているようですが・・)

それでいて魅力たっぷりな内容になっています。

先行シングルは

今年1月にビルボード1位を(当然のように)獲得しましたが

次のシングルも全米1位は約束されたようなものでしょう。

 

個人的には

テイラーのような強い意志を感じさせる歌唱よりも

独自のオーラで歌いこなすアリアナのほうが

好みです。

 

本日(3/8)公開されたばかりの

アルバム表題曲もいい感じです。

 

Ariana Grande - eternal sunshine (lyric visualizer)

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